『かなり』

干支に入れてよ猫

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美味しい出会い

どうも、坂津です。

妻から私に対し「是非とも旦那に食べてもらいたいホットドッグがある」という陳情がありました。

陳情:目上の人に、実情や心情を述べること。特に、中央や地方の公的機関、または政治家などに、実情を訴えて、善処してくれるよう要請すること。

言葉のチョイスを間違えましたね。

陳情ではありません。

愛する妻からのお誘いに拒絶の意を返す夫がこの世に居るだろうか?

いや、居ない。

かく言う私も例に漏れず、即座にそのホットドッグ屋さんへ向かったのでした。

 

妻曰く「ここ数年で最高の出来。パンの香ばしさとソーセージのジューシーさが素晴らしいバランスは絶にして妙」と評価するホットドッグ。

それは、ホットドッグ屋さんではなくコーヒー屋さん、つまりカフェのメニューでした。

BESSO COFFEE ROASTERS |

アラフォーのおっさんには場違いな空気すら感じてしまうシャレオツなカフェで、妻は何の躊躇もなくホットドッグを発注しました。

 

そして供されたのが、コチラです。
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私「すっげぇボリューム!めちゃ美味しそう!」

店「お好みでチリソースとマスタードをどうぞ」

妻「ほらほら、冷めないうちに食べちゃおうね」

私「ぅんんまぁーいッッッ!なにこれすげぇ!」

妻「フライドオニオンがめっちゃ美味しいよね」

私「上に乗っかってるパラパラしたやつの事?」

妻「そう。食感と風味が良くて満足度が高いね」

私「このチリソースってやつもめちゃ美味しい」

妻「旦那は辛いの好きだもんね。良かったねぇ」

私「フライドオニオンとチリソース欲しいねぇ」

妻「売ってるよ?」

私「は?マジで?」

 

私はとしては『売ってるわけない』という思い込みで発した軽いジョークのような一言でしたが、妻はサラリと回答、いや快答を出してくれました。

インポートショップに行けば買えるらしいのです。

これはもう行くしかないですよね。

 

で、行ってきました。

買ってきました。
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まさかこんなに簡単に手に入るとは。 

フラインググース シラチャー・チリソース 200ml

フラインググース シラチャー・チリソース 200ml

 

さぁコレを使って早速おうちでも美味しいホットドッグを作るのだ!

 

妻「パンもソーセージも無ぇからな」

私「そうだったああぁぁぁぁッッ!」

 

何と言うことでしょう。

パンとソーセージが無ければホットドッグは作れません!

パンが無ければお菓子で作れば良いというワケにもいきません!

 

私「よし、豆腐にかけよう」
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ホットドッグとはかけ離れたものでしたが、びっくりするくらい美味しい冷奴ができました。

これ『オニオンチリやっこ』とかってメニューとしてお店で出てきても違和感無いぜ?

 

しかし悲しいかな美味しい物は一瞬で無くなってしまいます。

いや現実には皿から胃袋に移動しただけで無くなってはいないのですが。

 

私「もっとチリソースを味わいたい」

妻「でもお豆腐はもう無いからね?」

私「何か合う物が無いでしょうか?」

妻「危険物だが、コレはどうだい?」
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私「な、なんて恐ろしいものをッ!」

妻「これを食べる勇気はあるかい?」

私「さすがに夜中のポテチとかもう」
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私「背徳過ぎて震えるぞハート!」

妻「燃え尽きないけどな脂肪は!」

 

こうして新たな美味しいやつを見つけてしまった喜びのあまり、禁忌を犯して食べまくってしまったのでした。

でもこんなん誰だって我慢できひんやろーッ美味しすぎやもんー!!

知らずに使ってた

どうも、坂津です。

私たちが日常的に使う言葉には、ごく自然に外来語が含まれています。

その多くは英語なのですが、しかし英語だと思い込んでるだけで実は違う国の言葉だったりすることがあります。

恥ずかしながら、私が勘違いをしていた言葉を挙げてみます。

 

■オードブル

「前菜を英語で言うと?」なんて聞かれたら、結構な割合でこう答えちゃうんじゃないでしょうか。

私は堂々と「オードブル」と答えて嘲笑されました。

英語で前菜は『アペタイザー(appetizer)』です。

オードブルは実はフランス語なんですねぇ。

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■マロン

「栗を英語で?」と聞かれたら大抵の人はこう答えるでしょう。

答えますよね? ね?

でも英語で栗は『チェスナット(chestnut)』だそうです。

オードブルと同じく、マロンもフランス語なんですってよ。

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■アルバイト

略してバイトという言葉が普通に使われていますが、これはドイツ語らしいです。

私たちが使う意味としては『正社員じゃない』というニュアンスが含まれていますが、そもそも英語にはこれに相当する単語がありません。

一応『パート タイム ジョブ(part time job)』が近いようですが、意味としては『時間区切りの労働』ですから、日本で使われるアルバイトとは似て非なるものですね。

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■ランドセル

これも英語じゃないんだって!

実はオランダ語でした。

じゃあ英語では何て言うんだよ!と思って調べたら、素直に『スクール バッグ(school bag)』でした・・・。

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また逆に『日本語だと思ってたけど実は外国語』なんてのもありますね。

 

■アジト

「敵のアジトに潜入する」なんてセリフをよく耳にします。

漢字は思い浮かばないけど、なんとなく日本語だと思っていませんでしたか?

業界用語というか、拳銃をハジキと呼んだり、お茶をアガリと呼んだりするのと同じような感じで、根城ねじろとか隠れ家かくれがとかの別称だと、私は思い込んでいました。

実は『アジテーティング ポイント(agitating point)』の略なんだそうで。

 

■マンネリ

これもどこかの業界用語で、日本生まれの言葉だと思っていました。

でも実は『マナリズム(mannerism)』という英語。

なんかもう、方言以外で漢字が当たらない言葉は外来語だと思った方が良さそうですねぇ。

 

 

知ってるつもりと思い込み、まだまだ探せば多そうです。

でもこういうのって、たまたま事実に触れる事態に遭遇すれば真実を知れてラッキーですが、知らないまま過ごしちゃう方が多いかも?

どこかで赤っ恥をかかないためにも、どうにかして知識の洗い出しをしたいなぁ。

「なぜ?」にどう答えるか

どうも、坂津です。

そろそろ妊娠33週を迎える妻のお腹はパンパンです。

見てるだけで重そうでしんどそうです。

でも適度に運動しなきゃいけないらしいですね。

なので休日は一緒に散歩でも・・・なんて思ってるのにまた台風。

今回の25号は、前の24号と似たようなコースだけどちょっとズレてて、なんか上手い人のボウリングみたいですね。

1投目でとりこぼしたピンを狙ってスペアを取りにきたみたいな。

誰だよ台風投げてくんのは。

 

それにしても今年、災害がめっちゃ多い気がします。

方々で言われていることですが、台風、大雨、地震など『平成最後の』とばかりに自然災害のジャックポット状態です。

これって、時が時なら『譲位(生前退位)が原因だ』なんて言われちゃいそうですよね。

昔から日本では人知の及ばない自然に対してすぐ『祟り』『呪い』『神罰』なんて発想で『何らかの原因がある』と考える文化がありました。

『◇◇をしたから△△みたいなバチが当たったんだ』とか平気で言います。

かく言う私も『ご飯粒を残したら目がつぶれる』『夜に口笛を吹いたら蛇が来る』なんていう因果関係の不明な刷り込みをされながら育ちました。

 

こういう意味の分からない言い含めを、私は息子に対してしないようにしたいと思っています。

「なぜ?」と問われたとき、きちんと理由を説明できるようにしたいのです。

「なぜと言われても、そーゆーモンなの」みたいな雑で力技な返答にならないよう、きちんと自分の中でロジックが構築されている発言を心掛けます。

そのために、会話ができるようになった息子から飛び出すであろう『なぜ』に対し、予習をしておこうと考えました。

 

妄想の中。

少し大きくなった息子がポカポカと私を叩いてきました。

特に痛くはありませんが、しかしいずれ保育園や幼稚園に行くようになったとき、友達にポカポカしたら困ります。

ここはひとつ、しっかり言い聞かせねばなりません。

 

「人を叩いてはいけません」

「なんで?」

 

めっちゃ困りました。

なぜ人を叩いてはいけないのでしょうか?

 

「自分が叩かれたら嫌でしょう? 自分がされて嫌なことは人にもしたらいけません」

⇒「自分が嫌じゃなかったら良いの?」

⇒「自分が嫌じゃなくても人が嫌がることをしたらいけません」

⇒「なんで?」

 

「逮捕されて牢屋に入れられちゃうよ」

⇒「なんで逮捕されるの?」

⇒「叩いたらいけないから」

⇒「なんで?」

 

「怪我するかもしれないし、危ないからだよ」

⇒「怪我しないように叩けば良いの?」

⇒「・・・」

 

脳内の息子に対し、ベストアンサーが返せません。

「なぜ?」と返す余地のない回答が全く思いつかないのです。

遠い記憶ですが、確か哲学者のトマス・ホッブスという人がリヴァイアサンという著書の中で『人を殺してはいけない理由』的なことを言ってたような気がします。

大雑把な記憶ですが、確かこんな内容でした。

 

人間は、元々動物が持っている『他者から奪う、傷つける、殺す』などの権利を『国家(法)』に譲渡することで人間たらしめられる。

 

つまり、利己の為に他者を傷つけるのは人間にあらず、みたいな?

簡単に言えば『自由な人殺しが容認される世界って、成立しないでしょ? だから駄目なんだよ』という理論だったと思います。

 

とは言えこんなことを子供相手に分かりやすく説明できる自信はありません。

我が子から「なぜ?」が飛び出してくるまで、あと2~3年。

私はそれまでに、この難問のベストアンサーを用意できるでしょうか。

 

リヴァイアサン 4冊セット (岩波文庫)

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