どうも、坂津です。
ご贔屓様は「坂津課長」とお呼びくださいます。
有り難いことでございます。
実際、私は会社で課長という役職に任ぜられ、その職務を全うすべく日々全身全霊も以って仕事をしながらこうしてブログを書いております。
さて、課長という役職があるのですから当然のように、私が管理する「課」が存在しなければなりません。
かれこれ3ヶ月ちょい前になりますが、ご紹介させて頂いたことがあります。
恐らくご記憶の方はいらっしゃらないと思いますので再度お知らせさせていただきます。
私は「社長室直属遊撃課」に所属しているのであります。
なぜいきなりこんなことを言い出すのかと思われることでしょう。
私にとって、非常に重要な事実が判明したので、皆様にお知らせをと思いまして。
私自身、なぜ今まで気が付かなかったのか不思議になるくらい「在って当然の情報」が欠けていました。
それは「社長室直属遊撃課」って、何部なの?ということです。
組織というものは基本的にピラミッド型になっていますよね。
まず株主、経営陣、役員が居やがります。
で、「本部」とか「事業部」とかがあって、「部」があって、「課」があって、「係」があって、「チーム」とか「班」があります。
だから役職が付いて出世していくときは、「リーダー」や「班長」や「主任」から「係長」「課長」「部長」「本部長」「事業部長」というような道を辿ります。
しかし。
加納「先月までの実績分析から、今後の戦略の提案資料です」
坂津「助かるよ。しかし加納くんはホント、すごいねぇ」
加納「こんなの普通ですよ。別にすごくなんかありません」
坂津「でも加納くんの同期の子たちは、正直こんな資料作れないと思うよ?」
加納「それは課長にチャンスを頂けている僕がラッキーなだけです」
坂津「その回答も、満点だね」
加納「やめてください。仕事に戻ります」
坂津「そろそろ考課の時期だから、高評価しちゃうぞ」
加納「はいはい。期待しないで待ってますよ」
加納「ところで課長」
坂津「はいよ?」
加納「例えば僕が課長になりたいと言ったら、どうします?」
坂津「嬉しいことを言ってくれるじゃないか。もちろん大歓迎だが・・・」
坂津「まず主任を経験してもらって、係長を経てから、だね」
加納「それは分かります。その時の坂津課長ご自身のことです」
坂津「そりゃまず私が課長の椅子を空けなきゃね。部長にでもなって」
加納「ですよね?僕も課長が部長になってくれれば安心です」
坂津「うん。だから私が部長になって、加納くんを課長に引き上げるよ?」
加納「で、何部の部長になるんですか?」
坂津「・・・え?」
そう、実は私の管轄である「社長室直属遊撃課」はその名の通り「社長室直属」であるが故に、直属の上位部署がいきなり社長になってしまうのです。
坂津「あれ?これは困ったね・・・」
加納「僕は別に困りませんけど。ちょっと気になったので一応」
坂津「ああ、うん。ありがとう・・・」
坂津「社長、少しよろしいでしょうか」
社長「んん。なんだい?」
坂津「私は現在、社長室直属遊撃課の課長を任命して頂いています」
社長「そうだね」
坂津「ですから、直属の上位部署は社長ですよね?」
社長「そうだね」
坂津「私は、課長の次は社長になれるんですか?」
社長「なりたいの?」
坂津「物の例えです。いや、普通は次長とか部長ですよね?」
社長「そうだね」
坂津「ということは、私が次のステップへ進むと仮定した場合」
社長「うん」
坂津「営業部や総務部などへ異動ということになるんでしょうか?」
社長「部長になりたいの?」
坂津「もし、私にその器を見出して頂けるなら、そりゃなりたいですよ」
社長「じゃあ、“遊撃部”にする?」
坂津「・・・は?」
社長「“遊撃部”なら部長になれるよ?」
坂津「あの・・・どういうことでしょうか・・・?」
社長「元々無かった部署だからね。勝手に作ったの」
坂津「えぇ~・・・」
ということは、私はもしかしたら「課長」ではなく「隊長」や「団長」、「会長」や「寮長」や「園長」「艦長」「室長」「幕僚長」だったかも知れないってこと!?
坂津「じゃあ、じゃあですよ社長」
社長「んん」
坂津「私が、“師団長”になりたいって言ったら・・・?」
社長「部署名が“社長室直属遊撃師団”になるよ」
坂津「マジで?」
社長「でもカッコ悪いからやめようね。隊長にしとく?」
坂津「ちょっと考えさせてください」
なんということでしょう。
適当だ適当だと思っていましたがこれほどとは。
しかし逆に、これほど自由だとは。
隊長はなぁー、先人がいっぱい居るからなぁー・・・
これら多くの隊長方には恐れ多くて並べませんので、違う長にしたいですね。