『かなり』

干支に入れてよ猫

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夏の終わり 秋の始まり

どうも、坂津です。

今週のお題はてなブログ フォトコンテスト 2017夏」

※昆虫の写真がありますので苦手な方はご注意を。

 

少し早く起きると、外はもう肌寒いくらいの気温になっている。

朝焼けの空を見上げると、雲はもう秋の様相を呈していた。

 

「夏は、いつだったんだろう?」

 

確かに暑い日もあるにはあった。

でも、それは単純に『暑い日』であり、私が思う『夏』ではなかったように感じる。

梅雨が終わったことにも気がつかなかったような今年は、本当に夏が在ったのかと疑問に思う。

親は無くとも子は育つと言う言葉があるが、夏は無くとも秋は来るのだろうか?

 

頭の上の蜘蛛の巣を払うように、私は頭上で手をひらひらとさせた。

本当に蜘蛛の巣が在ったわけではない。

頭に浮かぶくだらないよしなしごとを払い退けたのだ。

 

ふと、道路横の用水路に視線を送る。

 

そいつは、静かにそこに居た。

 

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邂逅。

僥倖。

ヤゴの中からトンボが出てきたところだった。

 

私が夏だ秋だと些末なことに思いを巡らせている間に、こいつは新たな能力を手に入れたらしい。

水中を這いずるヤゴから、中空を舞い飛ぶトンボへ。

 

以前『成長とは新たな能力を得ることである』というような趣旨の記事を書いた。

 

トンボはサナギ形態を経ないので不完全変態ということになるか。

蝶はサナギになるので完全変態というらしい。

変態という言葉が使用される場面の頻度が、もっぱら「変質者」という意味合いに偏っているために違和感は覚えてしまうが。

 

さて、そればかりではない。

どうやってその中に収まっていたのかと驚くほど、こいつは大きくなっていた。

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脱いだ服の方が明らかに小さい。

 

こいつは、例えばもう一度その服を着ようと思ったら着られるのだろうか?

ついさっきまで着ていたのだから、やっぱり着られるんだろうな。

その小さな服は、きっとすごく伸縮性に優れているんだろう。

 

私はこの現象を知っている。

 

女性のパンティだ。

 

あれは想像以上にくしゅっと小さくなる。

 

私は一体何の話をしているんだ。

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ちなみにこの画像はシュシュという、頭髪を結うための小道具。

ここに本物のパンティを載せたら完全変態だろう。

今回は不完全変態ということにしておこう。

始業式

どうも、坂津です。

今日から学校というお子サマ達も多いのではないでしょうか。

私は長期休み明けの学校が嫌だった記憶がありません。

どちらかと言えば「早く友達に会いたい」的な感覚でした。

ただ土日休みのあとの月曜日の学校は嫌でした。

つまり、同じような日が続くのが嫌なだけなんでしょうね。

もっとアケスケに言えば、飽きっぽいのだと思います。

休みに飽きたから早く学校行きたい、みたいな。

 

長期休み明けの学校と言えば『始業式』ですよね。

私には忘れることが出来ない始業式があります。

あれは小学校の5年生、いや6年生だったかな。

たぶんそんくらいです。

体育館に集められた全校生徒の前で、校長先生が、いや教頭先生かな?

やっぱり校長だ。

校長先生が長い長いご高説をくださるのです。

 

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みなさん、夏休みは楽しめましたか?

ここからみなさんの、真っ黒に日焼けした元気そうな顔を見れば、とても充実した夏休みだったことが分かります。

 

え?みんな青白い顔してるけど・・・?

 

校長先生がみなさんくらいの頃は、この辺りも田んぼと畑しかありませんでした。

 

今も大して変わらんがな・・・。

 

毎日毎日虫取りや魚取りで、外で遊んでいましたよ。

みなさんは、家でゲームばかりしていたりしませんでしたか?

 

さっき真っ黒く日焼けした顔って言わなかったか?

 

それでも夏休みはもう終わりです。

これから、2学期がスタートします!

 

おい、校長の指、3本立ってないか?

 

いつまでも休み気分ではいけませんよ!

そこで、みなさんに気を引き締めてもらうために、これから3つお話をします。

 

あ、そのための指か。
出すタイミング完全に間違えたよな。

 

まず始めに、夜更かしをしないように。

休み中は遅くまで起きていたこともあったと思いますが、学校が始まった今日からは、規則正しく早寝早起きをしましょう。

いつまでも『8時だよ全員集合!』を視たりしてはいけませんよ。

 

おい今って全員集合やってんのか?
やってねーよな?てか校長びっくりマークの位置違うから!
8時だョ!全員集合』だから!

 

次に、食べ物の好き嫌いをしてはいけません。

明日からは給食が始まりますから、残さずしっかり食べましょう。

 

まるで家だと好きなものしか出て来ないような口ぶりッ・・・

 

それから、お友達と仲良くしてください。

夏休み中に色々な経験をして、価値感が変わることもあると思います。

 

なんか急に方向性が違うくないか?

 

どんなことがあっても、同じ学校の仲間です!

 

え?何?誰かに何かあったの!?

 

次に、夏休み中に、この学校で困ったことが起きました。

 

さっきのアレでオシマイ?
てかコレ4つ目だよね!?
校長さっきお話3つって言ったよね!?

 

校舎裏に花壇があるのは、みなさん知っていますね?

そこのお花にお水をあげるために、水道があります。

 

あるけど。

 

誰かが、そこの蛇口を開けっ放しにしてしまいました!

ずっと水が出っ放しだったのです!

 

あ・・・。

 

いつからそうなっていたのかは分かりませんが、資源は大切にしなければいけません!

 

やっべ。
え、なになに、何かやらかしたの?
いやぁ、休み中に学校でさ
水風船で戦争したじゃん?
ああ、やったやった。
たぶんそん時かなぁ・・・。
え?マジで?
だってあれ、夏休み始まってすぐだったよな?
うん・・・だから40日くらい水出っ放し?
水道代ってどのくらいなんだろう・・・。

 

校長先生は、正直に言ってくれれば怒りません。

心当たりのある人は、このあと教室で担任の先生に正直に言ってください。

 

黙っとけばバレねって。
お前ら、絶対秘密な。
当たり前じゃん。
・・・指紋・・・。
ッ!!!?

 

悪いことをするのはいけないことですが、もししてしまったのなら、正直に謝りましょう。

隠そうとしたり、嘘をついたりすることが、もっと悪いことに繋がるのです。

 

指紋なんて残るのか!?
蛇口ってツルツルしてるし・・・もしかしたら・・・。
最後に触ったの誰だよ!?
俺じゃない!
俺も違う!
1ヶ月も前のコトなんて誰も正確に覚えてるわけないだろ!

 

始業式が終わって、下校の前に、担任の先生に素直に言うんですよ。

これは校長先生からのお願いです。

 

バレたらどうなるんだ?
すげぇ怒られるんだろ。
馬鹿!そんなんで済むかよ!水道代がすげぇんだぞ!?
親を呼ばれるのは間違いないな・・・。
い、いやだ!絶対いやだ!

 

 

 

それから数日間、私たちはものすごくビクビクして過ごしました。

結局誰も名乗り出ることはなく、外部犯の仕業と言うことで落ち着いたようです。

この事件以来、学校で屋外にある蛇口から取っ手が取り外されました。

必要な時は職員室に申請して、取っ手を借りるというルールになりました。

とても素晴らしいルールだと思います。

そんな新しい仕組みを学校にもたらした私たちは、胸を張って良いと思います。

目的「ふっふっふ・・・」 バリバリッ 手段「私だ」

どうも、坂津です。

『目的』と『手段』について考えてみました。

※内容が皮肉めいていますが、全て未来の自分を戒めるためのものであり、誰かに向けて言っているのではありませんので、その旨事前にお知り置きください。

 

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政治家「皆様の生活をより良いものにするために!」

有権者「がんばってー!応援してるよー!」

政治家「この度の当選は一重に応援して頂いた皆様のお陰です!」

有権者「あなたになら任せられる!頼んだよ!」

 

政治家「なぜこんなに意見が通らないんだ・・・」

政治屋「自分の意見を通そうと思ったら、相手の言うことも聞くんだよ」

政治家「私はこんなにも国民のことを思っているのに」

政治屋「物が言えるようになりたきゃまず権力を持たないと」

政治家「こんなことでは投票してくださった方にご恩返しが・・・」

政治屋「ある程度の発言権は金でも買えるんだぜ」

 

政治家「やっと有力な派閥に入れたぞ」

情報屋「あなた、ずいぶんお金を配りましたね」

政治家「そ、それは仕方なく・・・」

情報屋「私は構いませんが、国民の皆さんが何て言いますかねぇ」

政治家「くっ・・・いくら欲しいんだ」

情報屋「話が早いのは嫌いじゃないですよ」

 

政治家「ようやく少しは物が言えるようになってきた」

新聞社「贈賄の件について詳しく!」

政治家「こんなところで潰されるわけにはいかんのだ!」

新聞社「何?この件は報道禁止だって?くそっ、圧力か」

政治家「ブンヤ風情に私の夢を潰されてたまるか!」

新聞社「私も、あなたに期待して投票した者なんですがね・・・」

 

若手政治家「なぜこんなに意見が通らないんだ・・・」

老獪政治屋「自分の意見を通そうと思ったら、相手の言い分も聞かねば」

若手政治家「私はこんなにも国民のことを思っているのに」

老獪政治屋「物が言えるようになりたきゃ出世しなきゃな」

若手政治家「こんなことでは投票してくださった方にご恩返しが・・・」

老獪政治屋「ある程度の発言権は金でも買えるんだがね」

 

 

 

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『初心忘れるべからず』とはよく言ったものです。

最初は目的に到達するための手段だったものが、いつの間にか目的にすり替わっていることって、実はよくあるのかも知れません。