どうも、坂津です。
『目的』と『手段』について考えてみました。
※内容が皮肉めいていますが、全て未来の自分を戒めるためのものであり、誰かに向けて言っているのではありませんので、その旨事前にお知り置きください。
政治家「皆様の生活をより良いものにするために!」
有権者「がんばってー!応援してるよー!」
政治家「この度の当選は一重に応援して頂いた皆様のお陰です!」
有権者「あなたになら任せられる!頼んだよ!」
政治家「なぜこんなに意見が通らないんだ・・・」
政治屋「自分の意見を通そうと思ったら、相手の言うことも聞くんだよ」
政治家「私はこんなにも国民のことを思っているのに」
政治屋「物が言えるようになりたきゃまず権力を持たないと」
政治家「こんなことでは投票してくださった方にご恩返しが・・・」
政治屋「ある程度の発言権は金でも買えるんだぜ」
政治家「やっと有力な派閥に入れたぞ」
情報屋「あなた、ずいぶんお金を配りましたね」
政治家「そ、それは仕方なく・・・」
情報屋「私は構いませんが、国民の皆さんが何て言いますかねぇ」
政治家「くっ・・・いくら欲しいんだ」
情報屋「話が早いのは嫌いじゃないですよ」
政治家「ようやく少しは物が言えるようになってきた」
新聞社「贈賄の件について詳しく!」
政治家「こんなところで潰されるわけにはいかんのだ!」
新聞社「何?この件は報道禁止だって?くそっ、圧力か」
政治家「ブンヤ風情に私の夢を潰されてたまるか!」
新聞社「私も、あなたに期待して投票した者なんですがね・・・」
若手政治家「なぜこんなに意見が通らないんだ・・・」
老獪政治屋「自分の意見を通そうと思ったら、相手の言い分も聞かねば」
若手政治家「私はこんなにも国民のことを思っているのに」
老獪政治屋「物が言えるようになりたきゃ出世しなきゃな」
若手政治家「こんなことでは投票してくださった方にご恩返しが・・・」
老獪政治屋「ある程度の発言権は金でも買えるんだがね」
ブロガー「自分が面白いと思ったものを発信していくぞ」
ユーザー「お、この記事面白いな」
ブロガー「皆の役に立つ情報も掲載するぞ」
ユーザー「この記事のおかげで助かったー!」
ブロガー「最近アクセスが伸びないな」
ユーザー「今日も面白い記事だな」
ブロガー「読者数が全然増えないな」
ユーザー「いつも役に立つ情報をありがとう」
WEB師匠「ブログは料理!検索は届ける手段!どんなに美味い料理を作ったところでそれを食べてくれる人がいなけりゃ意味が無い!まずは確実にデリバリーできる仕組みを理解しろ!」
ブロガー「で、でも、お店に食べに来てくれる常連さんが・・・」
WEB師匠「自ら商圏を狭めるような発想をするんじゃない!新規客をどんどん集め続けなきゃ生き残れんぞ!」
ブロガー「あの、でも、あんまり多く注文もらうと作りきれない・・・」
WEB師匠「調理工程を簡素化しろ!味が分かる客なんていないと思え!材料へのこだわりも捨てろ!原価を抑えて高く売るのが鉄則だ!」
ブロガー「そんな料理に何の価値が・・・」
GOOGLE「あなたのブログが有益かどうかは私が決めます」
ブロガー「えっ!?」
GOOGLE「記事の中のどれが重要な言葉なのか私に分かるように記述しなさい」
ブロガー「は、はい・・・」
GOOGLE「画像を貼るのならそれが何なのかテキストでも説明しなさい」
ブロガー「わ、わかりましたっ」
GOOGLE「最近なにかと物騒です。SSL化の件、分かっていますね?」
ブロガー「イエッサー!」
GOOGLE「私の言う通りにしておかないと、検索されませんからね」
ブロガー「仰せのままに!」
『初心忘れるべからず』とはよく言ったものです。
最初は目的に到達するための手段だったものが、いつの間にか目的にすり替わっていることって、実はよくあるのかも知れません。