『かなり』

干支に入れてよ猫

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迫りくる日曜日に恐れおののく

あけましておめでとうございます、坂津です。

刻一刻と迫ってくるXデーがあるのです。

社内ではそれを楽しみにしている者もあり・・・。

 

同僚「日曜日、楽しみだね」

坂津「う、うん。楽しみ過ぎて震えるね」

部下「課長、ワクワクしますね」

坂津「お、おう。ワクワクし過ぎて過呼吸だね」

上司「どうだ、準備はできてるか?」

坂津「え、ええ。準備万端すぎて動悸と息切れが」

【第2類医薬品】救心 120粒

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そう、次の日曜日はマラソン大会なのです。

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特に日頃から運動をしているわけでもなく、本番当日にいきなり走る私の身にもなって欲しい。

毎日毎日、食べたいだけ食べて好きなだけ呑んでたっぷり寝ているワガママボディが、例えたったの10kmと言えどマラソンなどという過酷極まりない地獄の競技に耐えられるわけがないのです。

そもそも私は膝に爆弾を抱える身。

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私の右ひざは謎の発達を遂げており、本来であれば骨と骨のクッションとして作用するはずの軟骨が「やぁ!」とはみ出している。

しかも、軟骨が軟骨たるゆえんであるところの「軟」を放棄せしめ、飛び出している部分は立派な硬度を誇る骨なのです。

そう、私は常人よりも骨が1本多いのです。

骨のある男とお呼びください。 

鉄骨娘

鉄骨娘

 

そしてその骨は膝の側を通る神経や血管をゴリゴリに圧迫し、屈伸運動の度に「グリュッ」と音がするのです。

この骨のお陰で、私が全力で走れるのは10分程度が限界です。

 

オーバーワークになると右ひざから「なんてこった、まだ走らせるのか?」という声(野沢那智)が聞こえてきます。

それを無視して無理をしているとやがて「俺は降りるぜ。付き合いきれねー」という声(小林清志)が聞こえてきます。

最終的には「ぶるるあぁぁー!!」という音(若本規夫)が聞こえてきます。

 

ここまで来るともう足を止めるしかないのです。

それなのに、マラソンには「足切り」という恐ろしい制度があります。

特定のポイントに特定の時間までに到達できなかった者は、主催者側の手先によって足を斬られるという!

「ズバッ!」「ギャー!!」 

忍者小物 TKN-302K 鎖鎌

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さて、賢明な皆様であればもうスマホ画面やタブレット、PCモニタに向かってツッコミを入れていらっしゃることと思います。

「練習しとけよ」

ってね。

でもね、私の心の師匠である花山薫サンは言いました。

「強くなるために努力するのは女々しいこと」(実際には花山サンは言ってませんが)

つまり「本番一発に賭けろ」ってことです。

まぁ私は普通の一般会社員なので花山サンの生き様をトレースする必要は皆無なんですけどね。

 

マラソン本番まで残すところあと数日、私に残された道はひとつしかありません。

逆さテルテル坊主を作りまくるのです。

記録的豪雨で大会そのものが中止になってしまうこと。

「そう、それがベスト!」(田中敦子)

台風とか来て警報発令でも良いですよ!

come on!台風!

 

同僚「あれ、何してるの?」

坂津「あ、あぁ、日曜日が晴れるようにテルテル坊主をね」

部下「え?でもコレ頭が下向いてるッスよ?」

坂津「あー、バランスがね、あとで直しとくよ」

上司「大丈夫だ。とてつもない嵐じゃなきゃ雨天決行だから」

坂津「ですよねー」

 

悲しいかな私は晴れ男。

晴天を呼ぶ能力には恵まれていても、嵐を呼ぶ男には成れないのです。

嵐を呼ぶ男(オリジナル・サウンドトラック)

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あー、ホント嫌だな。

マジで雷雨とか豪雪とかなんねーかな。

 

というわけで来週の記事はきっと全身筋肉痛&膝痛の私が書いていると思います。

紙様を信仰する者どもよ

あけましておめでとうございます、坂津です。

実は最近、忙しすぎてやばいです。

なぜかと言えば、引き継ぎ用のマニュアル作成に追われているからです。

先月末に社長から賜ったお言葉で「お前の仕事、減らしてやんよ」というものがありました。

上記の記事に詳細があります。

その準備ということで、今までなぜか私が担当していた仕事の手順をまとめたマニュアルを作成しているのです。

これが超絶メンドイんです。

何が面倒って、紙が必要ってところ。

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坂津「例えばここに“経費”と入力して、このボタンを押します」

社長「うんうん」

坂津「この虫眼鏡のマークですよ?分かります?」

社長「分かるよ。大丈夫」

坂津「他の方も、良いですか?」

部長「OK。うん、OK」

営業「だいじっす」

坂津「そしたら経費関連のマニュアルが出てきます。ほら」

社長「うんうん」

部長「おお、分かった分かった」

営業「便利ッスね」

坂津「マニュアルは随時ここの共有スペースに追加していきます」

社長「うんうん」

部長「OK」

営業「あっす」

坂津「後は何かご質問ありますか?」

社長「とりあえず今できてる分は印刷しといてね」

部長「ファイルに綴じといてくれ」

営業「おねしゃす」

坂津「なんでだ」

 

我社には、マニュアル的な物をとにかくプリントアウトしてファイリングして各人が所持するという妙な習慣があります。

そりゃ就業規則とかその辺はそれでも良いと思うよ?

でも業務マニュアル、というか作業の手順的なものまで全部を紙で持っておくって、どうなの?

 

社長「だ、だって、パソコンが壊れたら見れなくなるから」

坂津「他のパソコンでも見れますよ」

部長「停電になったら見れないじゃないか」

坂津「停電復旧方法のマニュアルなんか無いですよ」

 

私も昭和育ちの人間ですが、さすがに効率を考えると紙をめくるよりもパソコンで検索した方がダンゼン早いです。

マニュアル内の該当箇所を探すのも、目で追うよりも早いはずです。

小説や漫画を読むのは紙が良いという意見には賛同しますが、それは効率云々よりも趣味趣向の世界だからです。

なぜ効率を優先せねばならない仕事に於いて紙を望むのか、君たちは。

 

基本的にパソコンから閲覧されることを前提に作っている私のマニュアルは、ハイパーリンクを多用しています。

文書内にある専門用語など、読み手が「これ何て意味?」となりそうなものについては、その文字をクリックできるようになっていて、押せば解説ページに飛ぶようになっています。

しかし紙でそんな芸当はできません。

全てに注釈番号を振るのもかなりメンドイ作業です。

 

それから、元々プリントアウトを想定していないので、A4サイズにきっちり収まるようなレイアウトも組んでいません。

どちらかと言えば16対9の横型モニタを意識して、改行などを行っています。

せめて紙出力が必要なら、横型で許して欲しいのですが。

 

社長「ダメだよそんなの読みにくい。マニュアルはA4縦でしょ」

部長「そうだな。横型なんて聞いたことない」

営業「ッス」

 

もしかすると、私に知識とスキルが無いだけで、一瞬にして好みのレイアウトに変更できるようなワザが存在するのかもしれません。

しかしそれを持たない私は、日々ちまちまと修正作業を強いられているのです。

 

そして本来ならば、世の中にはマニュアル作成&閲覧用の素晴らしいアプリケーションが多数出回っています。

無料で。

それなのに連中ときたら「エクセルで」の一点張りです。

確かにエクセルは、何でもできる素晴らしいソフトです。

しかし汎用性が高いということは、逆に専用ソフトのような細かい便利さを再現することが難しいということです。

 

自分の手が届く範囲に来た球にしかグローブを向けないんじゃ、守備は務まりません。

飛んでくるボールを追って全力で走って精一杯手を伸ばすことで、初めて自分の技術も知識も向上するんだと思います。

足に根の生えた奴らには除草剤をぶちまけてやらねば。

と思いつつ、今ここで抜本的な改革を唱えれば、私の業務移行が先延ばしになってしまう公算が高い。

それは戴けない。

 

というわけで、苦虫を噛み潰しながら坂津的業務マニュアルファイルをせっせと作っているのです。

毎日毎日、苦虫をガリガリ噛んでいます。

慣れてくると苦虫って美味しいね。嘘です。

子供の頃に自分に「アホやなぁ」

あけましておめでとうございます、坂津です。

今週のお題「何して遊んだ?」

思い起こせば子供の頃って、今では考えられないような遊びをしてました。

記憶の古い順に並べてみましょうかね。

 

■小学校2~3年あたり

自転車の後輪スプラッシュで遊んでいました。

その名の通りなのですが、雨上がりの水たまりに自転車を停めるんです。

両足スタンドを水たまりの中に立てて、後輪が水面に触れるくらいの水深が必要です。

超ザツですがこんな感じ。

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で、その状態で思いっきり自転車を漕ぐと、すごい勢いで水しぶきが後方へ。

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伝わるでしょうか。

こんな絵で。

 

最初は本当に水たまりでやってたので、水しぶきというか泥飛沫になってしまい、服が汚れて母親に激怒されていたのです。

しかし怒られたくらいで止めるわけにはいかない(なんでだ)ので、工夫するんですよね子供って。

まず金だらいを運んできます。

尾上製作所(萬年) 日本製トタン 万能容器 たらい60cm

尾上製作所(萬年) 日本製トタン 万能容器 たらい60cm

 

んで中に水を満タンまで入れて、この中に自転車の後輪を浸けるように停めます。

これできれいなスプラッシュが作り出せるわけですよ。

早く漕げば漕ぐほど高く遠くまで水が飛ぶので、漕ぎ手の力量が重要な遊びなのです。

で、太郎君が漕いだらここまで水が飛んだ、次郎君はここまで飛んだ、みたいな競争になるんです。

当時、私が所属していたグループの中のボス的存在として君臨していた「しんちゃん」は何でも一番になりたい性癖がありました。

皆が楽しくきれいな水スプラッシュをしていると、俺ならもっと飛ばせるぜ的な笑みを浮かべたしんちゃんが、満を持して挑戦です。

どういう心の仕組みか不明なのですが、なぜか当時の私は「しんちゃんの増長を止めなければ」という謎の使命感を抱いていました。

ここでしんちゃんが最も高く、遠く水を飛ばしてしまったら何かとんでもない問題が起こるんじゃないかという焦燥感がありました。

しんちゃんが漕ぐスピードを上げます。

これから本気モード、というときに、私は行動に出ました。

何を血迷ったのか高速で回転する後輪のスポークに手を差し込んだのです。

結果はもう分かりますよね。

この事件のお陰で、しんちゃんは大人たちから謎の叱責を喰らい、ボス的存在から陥落することになります。

図らずも私の自己犠牲による計画が実を結び(嘘)私達は新たなボスを担ぎ上げることに成功したのでした。

私は確か1ヶ月くらいギプス生活でした。

 

■小学校3~4年あたり

宝物集めをしていました。

新しいボス「いっくん」は、私達にとってかなり都合の良い傀儡でした。

しんちゃんのように自分で決めて自分で実行できる能力があるわけではなく、単に体が大きくて力が強いだけの子でした。

この頃の私達に訪れていたブームは、非常に不健康なものでした。

家の近所に「リアルどくだみ荘」のようなアパートがありました。

独身アパートどくだみ荘 1

独身アパートどくだみ荘 1

 

このアパートには大学生とか、社会人になりたてとか、比較的若い世代の男性が住んでいたように思います。

まぁ子供からみたら全員おじさんでしたけどね。

で、敷地内にある物置きに、古新聞古雑誌が積み上げられていたのです。

物置には鍵がかけられていましたが、裏手のトタン板が腐食していて大きな穴があいていたので、子供なら簡単に入りこめる状態でした。

私達はここを秘密基地とし、お菓子などを持ち込んでは馬鹿話に花を咲かせていました。

ある日、物置の中でいっくんが素っ頓狂な声を上げました。

「お、おっぱい!」

そこにはアダルト雑誌が広げられていました。

小学校3~4年生ともなれば、個人差はあれ、それなりに性的な情報への関心が出てきます。

現代は子供でも誰でも簡単にエロい情報を閲覧できる状態ですが、この当時に子供がこの手の(保存状態の良い)紙面を手にすることは極めて稀なことでした。

※雨に打たれて変色してボロボロのものは川原の橋の下とかによく落ちてました。

今まで自分たちが踏み台にしたり椅子にしたりしていた雑誌の束の中に、こんなお宝が入って紛れていたなんて!

各自が家からハサミを持ちより、結束された雑誌の束という束を根こそぎ解放し、エロいものだけを選抜していきます。

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あ、今思い出したのですが、この頃から私は写真よりも漫画を集めていましたね。

どうやら私の二次元オタク気質は先天的なもののようです。

で、数日にわたって根限りの選別をしたところで事件が起きました。

廃品回収です。

アパートの大家さんが物置の扉を開けるとそこには小学生たちが目を輝かせながらエロ雑誌を閲覧しているの図。

すぐに物置は閉鎖(穴がふさがれ頑丈に施錠)され、私達はしばらくうわ言のようにおっぱいおっぱい言いながら過ごしました。

 

■小学校5~6年あたり

私は転校しました。

しんちゃんとも、いっくんともお別れです。

転校先で私を待ち受けていたのはガキ大将のけんちゃんでした。

けんちゃんちはお金持ちで、見たこともないようなおもちゃをいっぱい買ってもらっていました。

その中で私が最も心惹かれたのがエアガンです。

けんちゃんはいつもエアガンを見せびらかしては私達の羨望の眼差しを気持ちよさそうに浴びていました。

親にねだってみたところで絶対に買ってくれるはずがありません。

そこで私は考えました。

「けんちゃんって、いつも鉄砲を見せびらかすけど、撃ち合いになったら負けるよね」

けんちゃんの負けん気に火を付ける作戦です。

けんちゃん以外の皆で「撃ち合いで負ける気はしないけど、エアガンを持ってないから証明しようが無い」というスタンスを徹底するように談合しました。

しばらくして、けんちゃんは皆に一丁ずつエアガンを支給してくれました。

思うツボです。

今まで手にしてきた銀玉鉄砲とは全くの別物です。

銀玉鉄砲 セキデン オートマチック SAP.50 (銀玉50発入)

銀玉鉄砲 セキデン オートマチック SAP.50 (銀玉50発入)

 

私達はけんちゃんに向かって一斉射撃を敢行し、彼を撃沈せしめました。

この事件によってけんちゃんはガキ大将の座から陥落しました。

保護者達による介入でエアガンが一斉摘発されたのは言うまでもありません。

 

いやぁ、子供、特に昭和時代の子供って本当に訳が分からないですね。