『かなり』

干支に入れてよ猫

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「“メモを読む”というメモをする」って、遠い世界の話だと思ってた

どうも、坂津です。

真夏日⇒姪っ子と外で遊ぶ⇒汗だく⇒喉が渇く⇒帰宅⇒エアコン様の御威光にすがる⇒ガリガリ君inシャンパン(コレ美味いですよ)⇒ベロベロ⇒床で昼寝

という最高の休日を過ごした私でございます。

15時くらいからの昼寝は結局20時まで続きました。

寝過ぎですが、幸せだったので良いのです。

で、そのとき、おつまみと晩御飯を兼ねて食べていたのが、スライスしたバゲットにチーズを塗って食べるという至極簡単なもので、これが超絶美味しかったです。

ブルサン ガーリック&ハーブというチーズで、もう素晴らしすぎ。

頂き物だったので調べてみると、日常使いしているお気に入りのクリームチーズkiriと同じ会社ではありませんか!

価格を見るとなかなか日常的には食べられないお値段でしたが、その分の満足感は充分に得られる商品でした。

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人の記憶というものはひどく曖昧です。

時間の経過によって脳内でどんどん改変されますし、場合によっては全く違う内容に作り変えられることもあります。

 

でもそれは仕方ないですよね。

 

記憶に頼ってしまった時点で、その情報の管理者は記憶者であって、それ以外の誰でもありません。

記憶者の脳内活動をアウトプットすることはできませんし、そこでどんな改変、再製、創造が行われるかは当人にも分からないのですから。

 

だからこそ「記録」が必要なのです。

 

しかし「単純な記録」ではダメです。

 

なぜなら、曖昧なのは人の記憶だけではないからです。

 

そもそも記憶になる前の「情報の解釈」の時点からフワフワしています。

 

10人で会議を行い、1週間後にその会議の内容をヒアリングしたら10通りの回答が得られることでしょう。

 

だから「なるべく解釈にズレが無いような明確な表現での記録」が重要です。

 

 

『大きな黒い荷物を満載したトラック』と記述したときに、解釈は分かれます。

1.大きくて黒い荷物、を満載したトラック

2.黒い荷物、を満載した、大きなトラック

3.荷物を満載した、黒くて大きいトラック

 

自分の理解と違う解釈は受け入れ難いと思いますが、無理やりにでも「そう解釈できなくもない」という余地があればそれは「そう思う人も居る」と考えた方が良いのです。

 

 

 

私の思考の記録であるこのブログは、ズレ無くブレ無く、誤った解釈が為される余地が無い表現で記述される必要があります。

 

そうなると、使用する単語の意味などもきっちりと定義付けしておかねばなりません。

 

例えば私が「微乳が好きだ」と記録した場合、では具体的に微乳とはどのようなものなのかを、事細かに克明に詳細に劇的に艶やかに滑らかに記述しなくてはならないということです。

私の言う微乳とは、

とは・・・

 

どうしよう。感覚的な言葉しか出てこない。

 

微乳ってのは計測結果の数値で表現できるものでは、断じて無い。

文字で表現するならば、そう、「夢」「浪漫」「憧憬」「自然美」などが該当しますが、それだけではまるで足りません。

 

どうしよう、誰か助けて。

 

私の中にしか無い私の微乳を誰にも誤解の無い表現で記録したいのに出来ないよう!

 

目の前にある乳を見て微乳かそうでないかの判断はできるのに、その基準を明確に記録することができないというのはどういうことなのか!

 

 

私は無力感に苛まれ、落胆し、そしてひとつの可能性を見出した。

 

私が過去あらゆる手段を使って収集してきた微乳フォルダ内の微乳ファイルから、私が明文化できないその共通点というか傾向というか、それをパソコンに探してもらおう。

指定したフォルダ内にある画像と類似した画像を、ネットの海から探し出すくらいのプログラムなら、そんなに難しくないハズです。

 

なんかそういうプログラムとかに詳しい友人に相談してみると「出来なくはない」という曖昧な回答が返ってきました。

 

しかしワラにもすがる思いの私はすぐに発注です。

微乳検索システムを構築するのだ!

 

 

友「じゃあデータベース作るからそのフォルダ頂戴」

私「1テラ近くあるんだけど、HDDに入れて送ろっか?」

友「あ、うん」

~2日後~

友「なぁ坂津よ」

私「なに?もうできたの?なにお前すげぇじゃん神じゃん早くよこせよもう!」

友「いや、まず謝っとこうと思って。ごめん、作れないわ」

私「はぁぁぁぁっ!?何言ってんのお前できるって言ったじゃん!」

友「いや、それはごめん。でも無理なのは無理だから。じゃあ」

 

あまりの出来事にご立腹の私でしたが、しかし不自然な友人の対応に疑問も残りました。

何が原因なのか、何がいけないのか。

 

翌日返送されたデータを見返した私は、ようやく理解しました。

 

私は微乳フォルダを送ったつもりだったのですが、そこには私の全てが入っていたのでした。

長年をかけて収集していくうちに、そのフォルダ内はオール微乳だという記憶改変が私の脳内で行われていたのでした。

 

 

あ、コレ、他人に見られちゃダメなやつだった。

 

 

そう気付いても後の祭り。祭りの後。

 

友人からのメールは「俺、グロ系とかアレ系、ソレ系、マジだめなんだ」という一文のみ。

 

それからは何もありません。

 

 

 

 

記録した内容ですらきちんと記録しておかないと、記憶だけに頼ると友人を失うこともありますよという教訓として、私はこれを記録します。

私「仕事はどう?」新卒入社「楽しいですよ!」 この返事がとても嬉しくて

 どうも、坂津です。

ちょっと真面目な話、私には夢があります。

日々の生活がその夢に繋がっている実感があるので、毎日充実しています。

まぁ実感と言っても「夢に近づいている」という類のものではなく「やりたいこと」も「やらなきゃならないこと」も「やらされてること」も、全部“夢へ続く必要な工程”だと考えることができる、という程度のものです。

要はこじつけ、ですけどね。

ですが、そのこじつけが出来ると、すごく楽しく仕事ができます。

もちろん一瞬一瞬はキツイ、ネムタイ、メンドクサイです。

でも夜になって今日一日を振り返ると、日曜日になって先週を振り返ると、月初になって先月を振り返ると、「悪くないな」と思えるのです。

私の夢は、会社を作ることです。

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別に起業するとか、そんな話では無いんです。

もしそれしか道が無いのならやぶさかではありませんが、それでは何のために中小企業に就職したのか分からないので、できれば今の会社で。

 

「会社を作る」とか言うと大袈裟なんですが、もっと簡単な考えなんです。

 

「私が一緒に働きたいと思う人と、一緒に働ける職場を作りたい」という方が意味としては合っているかもしれません。

 

もっと言えば、仕事が無くて困っている人に「俺んトコ来ないか?」と言えるのが本当はベストです。

もちろん視界に入る全ての人ってワケにはいきませんし「私が一緒に働きたいと思う人」という条件は外せません。

 

さらに近い表現を探すと「この人が仕事できるのかできないのか知らないけど、一緒に居たら楽しそうだから仲間にしたい」という感じですね。

その人を仲間にするのがまず重要で、あとはその人が能力的にできることを仕事にしちゃえば良いだけのことなので。

 

私の好きな人が活躍できる場を提供したい、が一番近いかも知れません。

 

私は現在の会社に拾ってもらってから約6年「会社が私に要求する仕事はきちんとこなすので、その他はやりたいようにやらせてください」というスタンスで働いてきました。

その間ずっと「極めてリスクは低く、成功すれば面白い」ということを色々と考えてきました。

そして大きな失敗は無く、そこそこの成功を会社にもたらしていると自負しています。

 

私の部署は「今まで会社に無かった機能」で商売をし、「今まで会社に居なかった人たち」によって運営されています。

 

部署の要員計画はそんなに多くありません。

 

それでも採用活動時の最終面接直前までは私に権限があります。

私が採用したいと言い、あとは社長の前でよっぽど失敗しなければ一緒に働くことができます。

 

 

この記事がはじめましてでなければ、私がオタクであることはご承知いただいているかと思います。

だから私が採用する人もオタク率が高く、私の周囲はオタクまみれです。

でも彼らのその能力や知識、欲求が、私の部署では大活躍するのです。

 

私が採用面接で基準にしていることがひとつありまして、もちろんオタクであるというのはアドバンテージになるのですが、それ以外に「ウチの会社じゃなくても絶対に採用される」と思わせるような優秀な人にはNGを出します。

だって私が必要としなくても他の誰かがきっとその人を必要とするから。

 

 

さて「私の部署」は、いずれ「誰かの部署」にならなくてはいけません。

私は今、自部署を引き渡せる人を探しています。

当てにしている子は居るのですが、その子がこの組織を管理できるようになるのはもうちょっと先かなーと思います。

予想外に成長してくれれば嬉しい限りですが、人はそんなに急成長しません。

ゆっくりゆっくりひとつずつ出来ることが増えていくんです。

 

これが起業していないことの強みです。

例えばこれが、私が起業していて部署では無く一企業として運営していた場合、こんな悠長なことは言ってられません。

雇われの身であり、普通に出社すれば席もやるべき仕事もあり、毎月給料がもらえるという状況だからこそ、安心して新しいことができるのです。

 

ただ、みんなのゆっくりに合わせていると、私が新たに採用したい人たちを抱えるだけの仕組み、組織を作るのに時間が掛かってしまいます。

だから、別の部署から引っ張って来ても良いかなとか、管理職としての中途採用とか、考えています。

 

もっともっと、私は私の好きな人たちが活躍できる場を広げていきたいのです。

 

幸運なことに、ウチの会社はしっかりリスクマネジメントされている計画にはそこそこの投資を許容してくれます。

漁師になりたいから船を買ってくれ、とか言われると困りますが。

 

 

さて、今の部署がめでたく誰かに引き継げたとしたら、私はまたイチから新しい部署を作りたいと思っています。

その時には私の中のオタク部分ではなく、もっと違う面で仕事を探しても良いなと思っています。

広く浅くの私ですから、ジャンルの可能性も多様に広がっています。

 

 

この坂津佳奈には夢がある!

能力では無く人柄によって採用される会社を作る!

 

 

甘いと言われることは覚悟の上ですし、自覚もしています。

でも世知辛い世の中ですから、私くらいは甘くても良いんじゃないでしょうか。