『かなり』

干支に入れてよ猫

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妖怪 お菓子置いてけ

どうも、坂津です。

ダイエット宣言からちょーど1ヶ月が経過しました。

多少の増減はありましたが、30日間でぴったり5kg減りました。

ウェストは10cm減りました。

あまりにも周りがすごいすごいと言うので、実感は無いままに天狗状態の私です。

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さて、とは言いつつも、やはり私は特にこれと言った努力をしていません。

私がやっていることはこれだけです。

 

・朝起きたらすぐラジオ体操第一

・朝ごはんを茹で卵1個に

・昼ごはんをご飯無しおかずのみに

・夜ごはんのご飯を豆腐に

・夜寝る前にお腹を電気ビリビリ

・妻が許したもの以外食べない

 

とりあえず、この六カ条を守っているだけでこの成果なんです。

つまり、逆に言えばそれまでの食生活に何らかの問題があったということ?

 

そう考えた私は、今までのことを思い起こしてみました。

すると、社内でよくお菓子を見掛けることに気付きました。

 

・営業マンが出張に行くと必ずお土産を買ってくる。

・取引業者が来社すると必ずお土産を持ってくる。

・有給休暇でどっか行ってた人は必ずお土産を買ってくる。

・不慮の事態に餌付けできるように引き出しにお菓子を蓄えている。

 

これら4つの現象が私の目の前に有ったのです。

 

で、今では「ダイエット中なんで」の御免状をひけらかし、お菓子の雨をかいくぐっています。

それらは自動的にお菓子が欲しい人たちのところに集まり、ひとつも無駄にされることなく消費されていきます。

 

営業「あ、これお土産です」

坂津「ありがとう。でも私はダイエット中だから、本間さんにでもあげといて」

営業「それが・・・」

坂津「ん?」

営業「本間さん、なんかめっちゃ機嫌悪いんですよ」

坂津「え?お菓子あげときゃ直るでしょ?」

営業「いや、要らないって言うんです」

坂津「槍が降るよぉぉぉぉ!!!」

 

あの『妖怪 お菓子置いてけ』が?

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緊急事態エマージェンシーです。

未曾有の事件が起こる前兆ではないでしょうか。

 

坂津「あ、あの・・・本間さん?」

本間「・・・は?」

坂津「ほら、お菓子貰ったから・・・」

本間「要りませんッ!」

坂津「なん・・・だと?」

本間「私、ダイエット中なんで!」

坂津「えええええっ!!!?」

本間「軽く失礼ですよ?」

坂津「いや、だって本間さんどれだけ食べてもスリムじゃん」

本間「私だってそう思ってましたよ・・・」

坂津「お、おう・・・深くは聞くまい」

 

見た目は全然変わって無いんですけどね。

どうやら本人にしか分からないような貯蓄ができてしまったのでしょう。

 

さて、ガチなようです。

あの本間さんが。

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この本間さんが。

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本間「そもそも課長ばっかり痩せてズルいです」

坂津「ズルいってそんな・・・」

本間「私がどれだけ努力してると思ってるんですか!」

坂津「な、なんかごめん・・・」

本間「出勤中のおやつも三時のおやつも寝る前のおやつも我慢してるのに!」

坂津「どんだけおやつまみれなんだ」

本間「一日七おやつ、これを四おやつにまで減らしました!」

坂津「あ、うん。ガンバッテルネ・・・」

 

○寝起きおやつ

○朝食

×出勤中おやつ

○昼食

×三時のおやつ

○夕方のおやつ

○帰宅中おやつ

○夕食

○食後のおやつ

×寝る前おやつ

 

・・・何も言うまい。

 

本間さんに何が起こっているのか分かりませんが、詳細を彼女自身に尋ねるのは危険な香りがしますので、とりあえず加納くんに事情を聞こうと思います。