どうも、坂津です。
ふと気になったことがあります。
それは『げ』について。
よく『可愛げのない』とか『大人げない』とか言いますよね。
『可愛げ』のときは『ある』ときと『ない』ときがありますね。
『げ』は、有るとか無いとか表現される、人の特徴みたいなものなんでしょうか。
でも『大人げの有る』は聞かないですね。
また『苦しげな表情』とか『言いたげな態度』とか『重たげな荷物』とかも見聞きします。
しかしこの場合の『げ』も、有るとか無いとか言わないんですよね。
『苦しげない』とか聞いたことないですもん。
じゃあそもそも『げ』って何なのでしょうか。
漢字で書くと『気』らしいのですが『可愛気』はともかく『大人気』だとオトナゲじゃなくダイニンキって読んじゃって別の意味になりそうな。
なんとなく使われるシーンの文脈的に解釈するならば『気配』とか『雰囲気』の『気』って感じがします。
似たようなやつで『み』も気になります。
『暖かみのある』とか『有難みがない』とか『新鮮みがない』とか言いますよね。
これも『ある』とか『ない』とか表現されます。
漢字にすると『味』になるようです。
『気』と『味』
どちらも似たような使われ方で似たような謎を秘めた言葉です。
ただ、この2つを合わせて『気味』にすると『心や体で感じた気持ち』という意味になります。
なんだかフワッとした解釈にはなりますが、心や体が覚えた感じという視点で見れば上記の例の全てに納得ができそうです。
『的な』とか『感』なんかの類義語だと思えば良さそう。
じゃあでも『げ』と『み』の差って何なんだろう?
『可愛み』とは言いませんし『新鮮げ』とも言いません。
色々考えてみましたが、これだ!という答えには辿り付けません。
誰かスカッと解決してくれませんかね。