『かなり』

干支に入れてよ猫

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ネーミングって大切だよね

どうも、坂津です。

何らかの商品を販売する上で、商品名というのは非常に重要な要素です。

例えば中身が同じであっても、商品名が『美容効果もある保湿ジェル』と『保湿効果もある美容ジェル』ではターゲットになる客層が異なります。

『シェービング後の肌荒れ予防ジェル』とか『お子様も安心して使える無添加ジェル』なんてネーミングにすると更に客層が変わります。

商品名は、その商品を届けたい対象が明確になるように付けるのが望ましいのです。

んで、この場合にやっちゃいけないのは『多機能ジェル』みたいな商品名にしちゃうこと。

もちろんテレビCMやネット動画CMなどで、商品内容を懇切丁寧に説明できる環境があるのなら話は別ですけどね。

そもそもお客さんは商品に『多機能』を求めてはいません。

もしそういう需要があるとしたら、それは『効率』とか『時短』とか『省スペース』という、何らかの現状を改善したいという欲求に付随するものになります。

例えば基礎化粧で、今までは複数種類の化粧水やら乳液やら美容液を使っていた人に『これ1本で済む』という提案は魅力的に聞こえる場合もあるでしょう。

他にも工具や文具、家電などなど、通常のものにプラスアルファの機能が追加された商品はたくさんあります。

これらは『それぞれの機能を果たすアイテムを複数用意する』よりも『安価で済む』『作業時間が短縮できる』『収納スペースが縮小できる』などなどのメリットをユーザーに提案します。

そのメリットこそがお客さんのニーズであり、多機能であるということはそのニーズを満たすための手段でしかありません。

そこを履き違えると、せっかく良い商品であっても全く売れないことになってしまうのです。

 

だから、商品名は、もっとちゃんとマーケティングとかして、慎重に決めたいんです。

名前で迷ってる期間が売り逃しになって勿体無いし適当な名前でいいから早くリリースしよう、なんて、絶対にやめてください。

本当に、やめてください。

ネーミング全史 商品名が主役に躍り出た

ネーミング全史 商品名が主役に躍り出た

  • 作者:岩永 嘉弘
  • 発売日: 2017/01/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)