『かなり』

干支に入れてよ猫

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今って結局イベントやって良いの?ダメなの?

どうも、坂津です。

誰に何を伝えたいのか。

どんな言葉をチョイスするのか。

 

我々人間は自分の考え、意見、思想、気持ちを他者に伝達する際、言語を用いることが多くあります。

もちろん楽曲や絵画など言語とは別のアプローチも存在しますが、ほとんどの場合は言語が使用されます。

そのとき、言語を発する側と受け取る側で共通の認識が無ければ、その言語は情報伝達としての機能を発揮できません。

単純に言えば、英語が分からない人に英語で話しかけても何も伝わらないということです。

それは専門用語や業界用語などにも同じことが言えます。

または解釈の幅が広い表現とか。

相手が知らない、分からない言葉を使ったり、10人が10人とも異なった解釈ができてしまう表現を使った時点で、それはもう情報伝達からの逃避だと思うわけですよ。

ですから、誰かに何かを伝えたいと思ったならば、その相手のことを考えて、その相手が理解できるような言葉を選ばなければならないのです。

幼児に向かって「ゴールデン・レトリバーが居るね」とは言わず「ワンワンが居るね」と言うはずです。

言い換えによる情報の劣化よりも、完全に伝わらないという事態を避けることは日常的によくあります。

つまり、伝えるべき相手に伝えるべき情報が伝わっていないという状況は、往々にして『発信する側の責任』なんです。

分かる言葉を使う。

分かったかどうか確認する。

分かるまで手を変え品を変え続ける。

間違って解釈していないか確認する。

正しく解釈してもらえるよう表現を改善する。

これが発信する側の責任なんです。

 

『イベントの開催については現時点では全国一律の自粛要請を行うものではないとしたうえで地域や企業には開催の必要性を改めて検討するよう要請する』

 

結局、何なの?

どうすりゃ良いの?

どんな物にも事にも必要性はあって、それと同じくらい不要であると言える要素も存在します。

必要側か不要側のどちらの視点でものを考えるかによって回答は180度変わります。

だって『開催の必要性』って、誰にとっての必要性なのかが明記されてませんからね。

必要性を検討するように申しつけられた地域や企業にしてみれば、必要性は充分なワケですよ。

そのイベントの収益が将来を左右するわけですから。

それを、何となく自粛のムードを醸して開催を控えるムードを演出して、それでも判断は地域や企業に任せ、国はその責任を負わないって言ってるんでしょうか?

だとしたらそのように明言してもらいたい。

 

『イベントやりたいならやれば良いけど、そこで集団感染とか起こっても国として何のフォローもせんぞ。それでもやるんか?』

 

ぐらい言って欲しいものです。

むしろ『中止してください』よりも強く伝わるんじゃないかと。

『言わなくても分かるよな?』は、TPOを弁えて使いましょう。

 

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