『かなり』

干支に入れてよ猫

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じぇらららら

どうも、坂津です。

1歳半の息子は私と妻が会話しているとあからさまに不機嫌になります。

まるで「僕が参加できないおしゃべりは禁止!」とでも言うように抗議の声を上げ、そして「走ってやる!転んでやる!うわぁー!!」とばかりに走ってワザと転んでチラッとこっちを見ます。

それはそれで可愛いんですが、息子の前で普通の会話ができないので私も妻もちょっと困っています。

私は今までこの息子の行動を『構ってちゃん』だと考えていました。

しかし、とあるキッカケで、もしかしたらこれは『嫉妬』なのではないかと思い至ったのです。

 

家の周辺を散歩していると、ご近所さんと顔見知りになります。

ご近所さんの中には当然ながら子連れさんもいらっしゃいます。

お互いに子連れの方が会話がスタートする敷居が低くなります。

子供同士の触れ合いもあり情操教育にはもってこいの交流です。

 

で、先日。

 

ご近所さんで3~4歳くらいの男の子が、私に抱っこをせがんできました。

人懐っこい子だなぁと思いながら私がその子をヒョイと抱き上げると、妻と一緒に少し離れたところに居た息子が猛然とこちらに走ってきました。

そして私が抱っこしている子の靴をガシッと掴み、必死にぐいぐいと引っ張るのです。

 

(はて、これは面妖な)

 

最初は特に何も思わなかった私。

息子流の遊びなのかと思っていました。

靴が脱げたらいけないので私は男の子を降ろし、頭を撫でて今度は息子を抱っこしました。

しかし息子はすぐに身を捩って拘束を解こうとします。

仕方ないので解き放つと、すかさず妻の方へ走っていきました。

息子が私から離れたのを見るや男の子は再度私に抱っこを望み、私がそれを叶えるとまた、息子が猛ダッシュして来ました。

そしてまた男の子の靴を引っ張る息子。

 

(あ、これ嫉妬だw)

 

2度目でようやく理解した私。

息子から嫉妬の対象とされたことに愉悦を覚えるのと、息子にそんな感情が芽生えていることに感心するのがハーフ&ハーフ。

 

で、いつも妻との会話に割り込んで来るのも、もしかして嫉妬の類なのではと思ったのです。

いつもべったりなお母さんを取られた。

一緒に遊んでくれるお父さんを取られた。

取られたのも取ったのもお母さんでありお父さんという複雑な状況に、息子は処理しきれない感情が巻き起こっているのだと思います。

自分でもどうして良いのか分からない、だから走る転ぶ寝転がる。

身体全体で不愉快さを表現するしか方法が無いんでしょうね。

 

息子の奇行の理由と理屈が、何となく分かった気がします。

とりあえず当面、息子の前で妻と会話するときには、まるで息子に話しかけているような体で発話しようと思います。