どうも、坂津です。
人間はより遠い未来へ種を残す為の手段として、多様性という方法を取った。
個性とか価値観とか名付けられた個体ごとの『習性』を認め、それぞれに相違があることを良しとした。
これは予測不可能で対応不可能な事態に陥ったとき、種としての全滅を防ぐための有効策である。
もしかしたら、マスクマスクと騒いで開店前のドラッグストアに並び店員に暴言を吐く習性のある個体が、生き延びるかも知れない。
もしかしたら、危機感も無くノーガードで方々を歩き回り咳もくしゃみも撒き散らし放題な習性のある個体が、生き延びるかも知れない。
もしかしたら「俺がコロナだ」と豪語して威力業務妨害を働く自暴自棄なのか愉快犯なのかよくわからない習性のある個体が、生き延びるかも知れない。
ただ、もしそれらの個体が生き延び彼らのような習性を持つ者ばかりの集団が人間と呼ばれる未来を想像したとき。
そこまでして種を残す価値があるのかは、疑問である。