『かなり』

干支に入れてよ猫

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めちゃインパクトあったよ

どうも、坂津です。

今週のお題「元気の秘訣」

 

確か小学三年生くらいのこと。

身近なお年寄りにインタビューして作文を書くみたいな課題が出たことがあります。

祖父や祖母でも良いし、近所に住んでる爺さん婆さんでも良いってことでした。

私の祖父と祖母は県外在住だったため、お隣のお婆ちゃんに協力してもらうことにしました。

そのときに投げ掛けた色々な質問のなかに、今回のテーマである『元気の秘訣』みたいな項目があったのです。

 

隣のお婆ちゃんはいつでも庭で鉢植えの花の手入れをしていて、近所の人が通り掛かると老若男女問わず挨拶をする、感じの良い人でした。

インタビューの日も、柔和な笑顔で迎え入れてくれ、ジュースとお菓子を出してくれたのを覚えています。

私は予めノートに書いていた質問事項を読み、お婆ちゃんの回答を書くという単純作業を繰り返しました。

そして『元気の秘訣』について尋ねたとき。

 

お婆ちゃんは「よっこいしょ。ちょっと待ってね」と言って台所へ消えました。

そして何やら瓶のようなものを手に持って帰ってきました。

 

「これだよ」

 

そう言いながら瓶の蓋を開けて机の上に起きました。

中には黒い何かが入っているように見えました。

 

「これを毎日食べてるんだよ」

 

言いながらお婆ちゃんは瓶の中身をスプーンで掬って見せてくれました。

私は叫びました。

 

「アぁーーーーッ!!!!」

 

そのままお婆ちゃんの横を駆け抜けて玄関から外に出て最速で家に帰りました。

 

「母ちゃん!母ちゃん!お婆ちゃんが!お婆ちゃんが!」

 

半泣きで母に報告します。

 

「お婆ちゃんが!虫食べてた!!!!」

 

今から思えば蜂の子だったんだと思います。

黒い液体の中に肌色っぽい芋虫って感じのビジュアルでしたので。

しかし当時の私は蜂の子なんて知りませんし、ただただ衝撃だったのです。

そのときの作文がどうなったのか、何を書いたのか、全く覚えていません。

もしかしたら放棄したのかもしれません。

ただ、あのときのショックは今でも忘れられないのです。

 

自然の美覚蜂の子

自然の美覚蜂の子

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