どうも、坂津です。
子供の頃や学生時分には日常的に使うことが無く、社会に出た途端に頻繁に耳にし口にする言葉ってありますよね。
初めて目にする耳にするような言葉は、まずその意味を知るところからスタートしなければ使いこなすことはできません。
『聞くは一時の恥、聞かぬは末代の恥』ということわざが示すように、会話の中で知らない言葉に遭遇したら臆せずに意味を問うべきでしょう。
しかしそれは尋ねる相手が居る場面でしかできない行為であり、また尋ねることができる状況でなければなりません。
そういう機会に恵まれず、また誰にも『知らない』『教えて』と言えず、更に自分で調べることをせず・・・結果としてなんとなくのニュアンスと雰囲気だけを掴んで理解したつもりになっている事柄って、意外とあるかもしれません。
■『進捗』をしんぽって言う人
物事の進行度、進み具合、目標に対してどんだけ
恐らく音で聞くのではなく文章として文字列で視認したのが初めての出逢いだったのでしょう。
文脈からその意味は汲み取ったものの、正しい読み方が分からないまま『捗』のつくりである『歩』の部分を音読みして『しんぽ』で良いだろう・・・と。
しかもそれを口にする機会も少なく、その少ない機会でそれを指摘してくれる人にも出会えず、ずーっと『進捗=しんぽ』だと思い込んで生きてきたんですね。
こういう人は『
■何でもかんでも『ご査収』を強いる人
そもそも
なので、注文通りの商品が届いてるかどうかとか、請求書通りの金額が支払われているかとか、見積りの仕様が問い合わせに適っているかなど、正解になるものが存在し受け取ったものと見比べることができる状況で使う言葉なのです。
つまり、受け取るものが無いときには査収したくてもできません。
単なる挨拶メールで添付ファイルも何も無いのに、結びの言葉に『ご査収ください』って入れられてもねぇ。
あと自社商品のPR物(カタログとかチラシとか)を送りつけといて『ご査収ください』と言われても、正解が分かりません。
■『ご教授ください』と聞いてくる人
PCの設定方法や専門アプリの使用方法など、1回聞いてしまえば事足るような場面で使うのは『ご教示ください』です。
『ご教授ください』は教えて欲しいこと、身につけたいものの習得にある程度の期間が必要で、ご教授して欲しい対象に付き従って習うときに使います。
言ってみれば『師匠!弟子にしてください!』みたいな意味です。
ほんのちょっとした情報を知りたいだけなのに、弟子入りしたがっちゃってる人が割と多いですね。
覚え間違いや勘違いは誰にでもあります。
こういう場面に遭遇した時、私はどうでも良い相手の場合はスルーして、大事にしたい相手の場合は正してあげるようにしています。
私とのやりとりで間違いが発覚したところで、それは恥でも何でもありません。
しかし誤用が深刻なダメージに繋がるシリアスな場面というのも、人生においては発生するものです。
もしそんなシーンに遭遇したとき、その局面をきっちり乗り切って欲しい人には、正しい知識を教えるようにしているのです。