どうも、坂津です。
今週のお題「いい肉」
私は鶏肉が大好きです。
牛肉、豚肉、鶏肉という選択肢があればまず間違いなく鶏肉を選択します。
肉じゃがも鶏肉で作って欲しい派です。
次点は豚肉です。
どうにも選択肢が無くて牛丼チェーンでご飯を食べることになったら、決まって豚丼を発注します。
でも別に牛肉が嫌いというわけではなく、バーベキューも焼肉も大好きです。
つまり、食べ物に対する好き嫌いを数値化したらこんな感じになるのです。
200 鶏肉
180 カレー
160 トロサーモン
140 豚肉
100 牛肉
080 お好み焼き
060 じゃがりこ
040 チョコあ~んぱん
020 串カツ
000 ファンタオレンジ
-20 うなぎ
-40 奈良漬け
ご覧の通り、鶏肉がランキングのトップを飾っております。
煮ても焼いても茹でても蒸しても美味しい鶏肉。
こってりにもサッパリにも変幻自在に調理できる鶏肉。
唐揚げとチキン南蛮に鶏そぼろご飯とかもう最高ですよね。
っていう話をしたら
「なんか貧乏くさいッスね(笑)」
と言われました。
ここで初めて世間一般での肉相場が『牛>豚>鶏』であることに意識を向けることになりました。
今までお肉をグラム単価で考えたことなど無く、単に食材としての好みで評価していました。
しかし『鶏肉が好き=安いものが好き=貧乏くさい』という方程式を構築してしまう人に遭遇することで、確かにそう考えることもできるなぁと思ったのです。
多くは牛肉で作られることの多い肉じゃがの肉を鶏にしたいなどと言えば、それは食費を出し惜しむ倹約的活動、つまりケチと解釈されてしまうケースもあるのだと。
ただ、こっちは単純に好きなだけなのにそれをケチだ貧乏だ言われるのはちょっと嫌なので、こんな切り返しをしてみました。
「そう?100gあたり750円って、そこそこ良いお肉だと思うけど」
もちろん私が普段食べているのはスーパーの特売品とかなので、こんなブランド鶏を常食するようなことはありません。
しかし『高級肉と言えば牛』という固定観念に支配された人にとって、鶏肉でそんなに高価なものがあるということ自体が驚きだったようです。
「そ、それってめっちゃ美味いんじゃないですか?」
途端に目つきが変わりました。
どうやら『値段=美味しさ』という錯覚に溺れているようです。
バブル期ならいざ知らず、令和となった現代にもまだこのような判断基準を持った若人が居ることに驚きました。
確かに食べ物には高いから美味しいという
しかしそれは絶対的な指標ではありませんし、高くてもそこまで美味しくないものもあれば安くても超絶美味しいものもあります。
何かを食べたとき『美味しいから高いんじゃないか』と考えることはアリだと思いますが、値段を見て『高いから美味しいはず』と思い込むのはちょっと違うかな。
食べ物に限らずですが、ものの値段には原材料、加工、保管、運搬、人件費など諸々が含まれています。
それにもちろん企業の利益も。
しかも食材がメニューとしてお皿に乗るまでにいくつもの企業が携わり、その経由が多ければ多いほど値段は高くなるのが道理です。
彼にはこの辺の『値段と価値』についての勉強をし直してもらい、そこから更に『個人の嗜好と市場価値』について学んでもらいたいものです。