どうも、坂津です。
皆さまはこの道路標識をご存知でしょうか?
我が岡山県ではとても頻繁に遭遇する『左折可』の標識。
比較的大きな交差点に設置されていることが多く、直進方向、または右折方向が赤信号であったとしても左折のみ進行可能であることを示しています。
言ってみれば矢印付きの信号機で左折矢印が出っ放しになっているようなモノです。
仕事で割と県外でも運転する機会が多い私ですが、記憶が確かならば、この『左折可』というやつを地元以外で見たことがありません。
さて、この左折可の標識、赤信号に捕まることなく進めるのでとても嬉しいのですが、県外ナンバーの車両がこの標識の存在を知らず、左折ウィンカーを出したまま停止し続けていることもしばしばあります。
そういうドライバーはそもそも標識の存在や意味を知らないので、後からクラクションを鳴らされても意味が分かりません。
自分がクラクションの対象だと気付かない可能性すらあります。
そんな相手にけたたましくブーブー鳴らし続ける蛮族は前世からやり直して欲しいものです。
車社会に限らずですが、相手に何かを促すときに一度試したアプローチが通用しないのであれば別の方法を試すべきです。
それなのに馬鹿の一つ覚えで力押し一辺倒なゴリゴリ戦法しかとれない脳筋さんは、即時免許を返納して公共交通機関に頼りなさい。
なぜ車を降りて前で止まっている車両の運転席の窓をノックして「ここ、左折可なので進んで良いんですよ」と教えてあげないのか。
こういう場面に幾度か遭遇して嫌な思いをしている私は、日頃から紳士的な行動を心掛けています。
いつか私の目の前の車が左折可交差点で止まったままだったら、そっと窓をノックして優しく教えてあげようと胸に誓っていました。
そして、その日はやってきたのです。
私の前を走行していた室蘭ナンバーさんが、左折可交差点で左ウィンカーを出したまま止まりました。
室蘭って確か北海道だよな遠いところからご苦労様ですなんて思いつつ、私はギアをパーキングに入れサイドブレーキを引きました。
そしてシートベルトを外そうとしたとき、首から下げている名札がベルトと一緒に巻き上がってしまいました。
仕事中は名札を付けるのがうちの会社のルールなんですよね。
不意のアクシデントに慌てる私。
ベルトと名札を引き離そうと手を動かしたら、肘がハンドル中央のクラクションを押してしまいました。
鳴らすつもりの無いクラクションに私自身も驚きながら、急いでドアを開けて車から降りました。
一度は鳴らしてしまったクラクションも、左折可について優しく教えてあげれば挽回できるはずです。
が。
前のドライバーさんはドアミラー越しに私と目が合うや否や、急いでドアをロックしました。
そして齧り付くようにハンドルを持って急発進。
私はその場にぽつんと取り残されてしまいました。
あとでこの出来事を部下に話したら、こう言われました。
「そりゃ怖かったんでしょうね。僕でも逃げますよ」
室蘭ナンバーの運転手さんは事前のクラクションと私の風貌で、何か因縁をつけられると勘違いしてしまったようなのです。
私自身はそんなに怖いつもりは無いのですが、ん~、怖いのかなぁ・・・。