『かなり』

干支に入れてよ猫

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投げる賽は変えられる

どうも、坂津です。

来年の新卒採用で内定を出した子たちを集め、内定式を執り行いました。

そこで、こんな話をしました。

 

仕事でもプライベートでも、人生というのはそんなに複雑なものではありません。

例えばサイコロを振って、より大きな目を出した者が勝ちとか、そんな単純なゲームをやっているようなものです。

そしてみなさんが今まで学校教育で学んできたことは『いかにして6の目を出すか』『どうやって1~2の目を回避するか』というような、テクニックに偏っているかもしれません。

しかし、就職して社会に出れば、今までのルールの枠が一気に取り払われます。

例えば、あなたが懸命に出した6の目も、他の誰かが出した7の目には勝てません。

初めて7の目に遭遇したあなたは驚き、慌て、もしかしたら憤慨するかも知れません。

サイコロに7なんて無い、と。

でもそれは、今まであなたが過ごしてきた環境、つまりルールで『サイコロは1人1個、6面のみ』と決められ、守られてきたからです。

しかしそのルールはあなたを守る盾であると同時に、限界を決めてしまう障壁でもありました。

どれだけ技術を磨いて6の目を連続で出せるようになっても、最高値は6です。

打って変わって、社会に出れば『複数のサイコロを振る人』『20面のサイコロを振る人』など、上限が6とは限らない世界で戦う人達と出逢うことになります。

そこで「こんなルールはおかしい!今までサイコロは6面で1人1個だった!」と声を上げてもどうにもなりません。

どうにかして2個目のサイコロを獲得するか、手持ちのサイコロをより大きな目が出せるものにグレードアップするか、何らかの手を講じなくてはなりません。

社会に出ると、6個のサイコロを持つ人が片手間に振った1の目ばかりの合計6と、あなたが今まで培ってきた能力の全てを注ぎ込んで出した6の目は、同等の評価を受けることになります。

これをどのように捉えるか。

楽しい、面白いと思えるのかどうか。

私たちは企業として、あなたたちがより多くのサイコロを、そしてより多様なサイコロを獲得できるようバックアップしていきます。

あなたたちはその中から、自分がどのように進むのが最適なのかを見付けてください。

両手から溢れんばかりの大量のサイコロを身に付けるのか、はたまた100面のサイコロをゲットするのか。

最後にひとつアドバイスがあります。

これからあなたたちは、多くのサイコロを振る場面に遭遇します。

そのとき『サイコロを振れる回数が1回だと思い込まないこと』を覚えておいてください。

 

コロコロサイコロ

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