『かなり』

干支に入れてよ猫

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オタクの後輩から連絡があった。前編

どうも、坂津です。

 

私がオタクであることは疑いようも無い事実であり、今さらそれを隠したり偽ったりする気はサラサラありません。

それはプライベートのみならず、ビジネスの場においても同様です。

私は商談や打ち合わせの場でも自身の趣味嗜好についての話題になれば必ずアニメ漫画が好きなオタクであることを開示します。

それによって難色を示されたことは一度もありません(私が気付いていないだけの可能性もありますが・・・)し、マイナスに影響したことはありません。

時代の変遷と共にサブカル的な嗜好が市民権を得てきたという背景も手伝っているのでしょうが、今やオタク趣味はひた隠しに隠さねばならないものでは無くなっています。

 

しかし。

 

大学の頃に漫画研究会で一緒だった後輩から久しぶりに連絡がありました。

しかし懐かしむ余裕もなく、なんだかとても切羽詰まっているのです。

 

後輩「お久しぶりです先輩!突然すみません」

坂津「おお~シュリP?久しぶりじゃ~ん!」

※『シュリP』は後輩のあだ名です。『海老原えびはら』という苗字で背丈が小柄だったので、小エビを英語でシュリンプ⇒シュリンピー⇒シュリピーになりました。

後輩「実は折り入ってお願いがありまして!」

坂津「ほほう。なに?薄い本の寄稿とかw?」

後輩「いえ!私そーゆーの卒業したんです!」

坂津「・・・は?嘘だろ?あのシュリPが?」

 

何を隠そうこのシュリP、実はこのブログで記事にしたことがあるのです。

それがコチラ↓

簡単に言えば超腐女子

そんなシュリPが脱オタクなんて考えられません。

と思って事情を聞いたところ、予想外の返答があったのです。

 

後輩「実は私、結婚することになったんです」

坂津「ほーう!そりゃめでたいじゃないか!」

後輩「で、相手の人は完全に一般人なんです」

坂津「え?オタクじゃないってこと?マジ?」

 

我々オタクは同類じゃない人たちを一般人と呼称する癖があるんですが、その一般人と我々は住む世界が違い過ぎてなかなか普通に交流することが難しいのです。

が、稀に異世界同士の触れ合いがあったりして、そこで意外な意気投合が発生することも。

しかしその場合、お互いの趣味嗜好はカミングアウトしての相互理解イベントを乗り越えるという条件があります。

にも関わらずこのシュリP、どうやらオタク趣味について完全に秘匿状態で結婚に踏み切ったんだとか。

これは間違いなく未来はイバラの道です。

 

で、シュリP曰く、結婚式に呼べる友人が居なくて困ってるということでした。

進行形で付き合いのある友人はどっからどう見てもパーフェクトオタクしかおらず、彼女らを式に呼ぶのは躊躇われるというのです。

そこでオタク仲間の中でも異質的に、一般人に擬態できる私に声をかけてきたそうで。

 

坂津「ん~、でもなシュリP。私はそれ、反対だな。もし仮に本当に脱オタクして過去を捨ててってんなら協力しないでもない。でもさ、どうせ旦那さんに隠して隠れて密かに腐女子は続けるんでしょ?今の友達との関係も続けるんでしょ?だったらこの一時だけ偽って騙し騙しやり過ごしても、良い未来は見えないけどな」

 

後編に続く。