どうも、坂津です。
赤ちゃんが食べ物を自分で食べるようになるための登竜門『ハイハインチャレンジ』をついに敢行してみました。
7カ月を迎えた我が息子ブレイブ。
最近は特に『何でも掴み何でも口に入れ何でもガジガジする』という赤ちゃんのテンプレとも言うべき活動に精を出しています。
そしてちょっと目を離すと色々な物がヨダレでしっとりぐっしょりしてしまいます。
この行動から導き出される特徴は3つ。
『持ったものを自分で口に運べる』
『口に入れた物を咀嚼できる』
『ヨダレの分泌量が多い』
つまり結論として『ハイハインを与える段階である』と考えたわけです。
その昔、ドラッグストアで働いていた頃には毎日のように品出ししていたハイハイン。
まさか自分がそのユーザーになるとは夢にも思っていませんでした。
さて、まだ歯が生える兆しすら見えていない我が子ですが、
しかも噛み付いてから首を左右に振るという、獣が獲物を喰い千切るのと同様の動きも併用してきます。
これだけの野性味を備えた息子ですから、フワッフワの乳児向けスナックなぞ簡単に粉砕して咀嚼、のち嚥下してしまうことでしょう。
私はワクワクしながら息子にハイハインを与えました。
外装を開封するときのカシャカシャ音を聞いただけで息子も大興奮です。
私の手中にある板状の米菓を凝視しつつベビーチェアから身を乗り出して足をバタつかせボルテージが急上昇の息子。
そして運命の瞬間。
父から子へ、手渡されるハイハイン。
その刹那、不意に賢者モードに移行する息子。
先程までのハイテンションが嘘のように静かで、優雅で、上品な所作になります。
ゆっくりとハイハインを口に近付け、まるでマフィアのボスが葉巻を咥えるかのような仕草で唇を開きました。
どこを見ているんだか分からない視線のまま、もむもむと大人しく口を動かします。
まるで「ふむ、悪くない」とでも言いたげな、格式の高い立ち居振る舞いです。
きっと前世はどこかの貴族だったに違いありません。
爵位を持っていた可能性すら感じさせます。
こんな落ち着いた状態のまま、初ハイハインをサラッと1枚たいらげた息子。
繰り返し食べることでこの状況がどう変化するのかは分かりませんが、お出掛け先で大人しくさせるのに使えるかも知れないと期待しています。