『かなり』

干支に入れてよ猫

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文明の利器の恩恵を改めて思い知る

どうも、坂津です。

少し前からですが、自宅でも職場でも通勤帰宅の車内でも、冷房を使っています。

そうすると、ふとしたタイミングで『効き過ぎて寒い』という時間が訪れます。

本来なら外気温やらその他の状況に合わせてこまめな風量調節、温度調整、運転切替ができれば良いのでしょうが、ついつい『つけっ放し』にしていまいがちなのが原因です。

これが自分が運転する車内であれば『寒過ぎる』ことになる前に自らエアコンの温度調節を行うことができます。

また自宅であれば妻に一言「寒くない?」と声を掛ければ済む話です。

それが仕事場だとそうもいかなくなります。

 

以前にも書きましたが、私の職場は室内の寒暖差が大きいことに定評があります。

私の席は外気温の影響を非常に強く受けるため、常に『平均の外側』に立つことを強いられています。

逆に言えば、私が適温で過ごしているということが『部下たちの環境が劣悪』であるという確証になってしまうのです。

しかし人は快適な環境に置かれると周囲への気配りが緩慢になってしまうもの。

単に仕事量が多いということも手伝って、私は自分が超適温で作業をしていることに気付いていなかったのです。

 

ふと、パソコンに向かう顔を上げ、肩をゴキゴキと鳴らしながら周囲を見渡しました。

 

全員、ジップパーカーやらジャケットやらの上着を羽織っています。

デスクに置かれているカップからは湯気が立ち、それがホットコーヒーであることが分かります。

要するに私以外みんな、寒い思いをしている!

 

我に返った私は自身が今まで適温で過ごしていたことを省みます。

私が快適を謳歌している時間はイコール部下たちの苦難の時間なのです。

しかしエアコンの調整をしようとした私に、部下は言いました。

 

部下「あれ?何やってるんですか?」

坂津「だってこの部屋寒いんだろ?」

部下「いや、別に良いですよこれで」

坂津「だって上着を着てるじゃん?」

部下「贅沢な感じだから良いんスよ」

坂津「コタツでアイス的な贅沢さ?」

部下「冷房下での毛布的な贅沢さw」

 

彼ら曰く、少し肌寒いくらいの環境で、衣類による調整で温かさを維持しつつ温かいものを摂取するのがとても心地良いのだそうで。

このご時世、エアコンの過剰稼働を避ける気運が高まっていて、空調設備のある環境はいつでもどこでも『ぬるい』と感じることが増えています。

外気が暑いとき冷房をガンガンに利かせた少し寒いくらいの室内で暖を取るという圧倒的無駄が、謎原理によって精神的な余裕を生んでいるようです。

なんとなく分からないこともない理屈です。

それならそれで、私は快適な環境下で仕事を進められるし、メリットしかありません。

エアコン万歳。冷房万歳。

 

部下「か、課長!大変なことがっ!」

坂津「どうしたのかね朝っぱらから」

部下「エアコンが故障しましたっ!」

坂津「業者さんに連絡はしたのか?」

部下「はい、ですが修理は来月だと」

 

どうやら修理の為に必要な部品の取り寄せに時間が掛かるとのこと。

これから半月あまり、私は汗で全身をぐっしょりさせながら『これが本格的な夏が来る前で良かった』という超プラス思考で乗り切るしかありません。

 

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