『かなり』

干支に入れてよ猫

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ホイッスル夫婦

どうも、坂津です。

起床後、夜干しの洗濯物をたたんで所定の位置へ。

家中のカーテンを開けて回って、身支度を整える。

リビングをフローリングワイパーでザーッと掃除。

出勤してサボる。

帰宅して息子を抱いてあやしつつ夕餉ゆうげみ至福。

浴槽に湯を貯め息子と男同士の裸の付き合い至福。

渇きを訴える息子に粉ミルクを調乳して与え至福。

そのまま寝床へ転がし布団を掛け寝かしつけ至福。

哺乳瓶を洗ってレンジでスチーム式の消毒を実行。

洗濯機が止まったら浴室に干して乾燥機能を活用。

歯を磨いて最愛の妻と息子が横たわる寝室に侵入。

 

日々ちょっとずつ変動はありますが、息子の成長と共にだいたい1日の流れが固まってきました。

これがまた首が据わったタイミングや、立って歩けるようになった時点でローテーションが変わってくるんでしょう。

とにかく我が家は息子中心の生活なのです。

彼が王であり彼が神。

機嫌次第で戯れに供給される無垢な笑顔だけを報酬に、私たち夫婦は忠実なサーヴァントとして至れり尽くすのです。

 

そんな息子様が最近お気に入りなのが『口笛』です。

妻も私も、息子様を抱っこしながら懸命に口笛を吹きます。

朝も昼も夜もずーっと吹きます。

夜に口笛を吹くと蛇が出るとか言いますが、来るなら来いやぁーっ!!

口笛が鳴っている間だけゴキゲンだったり、真似して唇をすぼめて「うぅ~うぅ~」と発声したり、白目をむいて寝たりします。

 

つい先日など、不機嫌極まりない息子様のお心を少しでも癒すことができればと『翔べ!ガンダム』『永遠にアムロ』『砂の十字架』『Z・刻をこえて』『水の星へ愛をこめて』『アニメじゃない』『時代が泣いてる』を連続口笛再生。

徐々にご機嫌麗しくなられたご様子の息子様は『サイレントヴォイス』の途中で瞼が重くなり半目を開けているのがやっとの状態。

一千万年銀河』で寝息を立て始め『嵐の中で輝いて』が始まる頃には熟睡でした。

このように、私は基本的にガンダムシリーズの主題歌を口ぶ演奏するのですが、妻はまた違うラインナップで息子様にご奉仕しています。

『ルパンⅢ世のテーマ』『銭形マーチ』『炎のたからもの』『セクシー・アドベンチャー』『ルパンⅢ世主題歌Ⅱ』『おさんぽしましょ』と、もっぱらルパンシリーズの楽曲を口ぶ演奏するのが妻流です。

 

人生の中でこんなにも口笛を吹くことがあるなんて思ってもみませんでした。

ですから妻も私も口笛素人なのです。

吹き始めの頃より音域が広がったり、何度も吹いている曲は少しだけ上手くなったりはしているのですが、しかしそれも所詮はアマチュアの自己判定。

他人様が聞いたら赤点評価になる可能性大でございます。

 

とは言え、口笛なんて専門的に習うわけじゃないし、誰だってそうでしょ?

と思っていた私の見識の狭さよ。

↑こちらの本、国際口笛大会の世界チャンピオン 分山貴美子さんによる、くちぶえを綺麗に吹きたい人のための教則本なんだそうで。

 

まず『国際口笛大会』という大会が開催されているという事実に驚愕。

1974年から40年以上続く、由緒ある大会なんだそうで。

 

私「と言うわけで、口笛の訓練をしよう」

妻「そして二人で大会に出て優勝しよう」

私「世界初の夫婦めおと口笛デュオとしてな!」

妻「お互いソロで出場して決勝で競おう」

私「ふふん良かろう胸を貸してやるぜ!」

妻「あら貴方には銀メダルがお似合いよ」

私「ホイッスラー坂津とは私のコトだぞ」

妻「私も坂津だということをお忘れなく」

子「ふぎゃあ~っっ!!」

妻「ごめんごめんごめんごめんごめん!」

私「よしよしよしよしよしよしよしっ!」