『かなり』

干支に入れてよ猫

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古すぎて伝わらない話

どうも、坂津です。

世代が異なる者同士で感覚の違いに翻弄されることがあります。

四十路に足を突っ込んだ私であれば当然のことが、若人には通じなかったりします。

よく言われるのが『巻き戻し』ですよね。

磁気テープの存在を知らない世代ではビデオテープやカセットテープを『巻く』という感覚がありません。

「早送りの反対?早戻しでしょ?何を巻くんだよ(笑)」となるワケです。

こーゆーのって言われなきゃ気付かないんですよね。

こちとら生粋の昭和うまれですから、巻かなくたって巻き戻しなんです。

電子レンジは電子音でピピピとか鳴りますけどいつまでも『チンする』なんです。

 

さて、私が好きな楽曲に『MIDNIGHT BLUE』という歌があります。

機動警察パトレイバーというアニメのエンディング曲だったのですが、その歌詞について突っ込まれたことがあるのです。

平成生まれのヤングから投げ掛けられた唐突な質問に「あ、そっか。知らないんだ」と思った次第。

 

夢に引きずられ 俺は汗まみれのLonely

話相手のTVスイッチ引っぱる

 

これが当該部分の歌詞なのですが、分かります?

私は若者からこう問われたのです。

 

「スイッチって押すんじゃないんですか?てかスイッチ・・・?電源ボタンってことですか?」

 

そーか・・・そうだよな、きっと『チャンネルを回す』とかも、意味不明なんだろうな、と思いました。

もちろん機種にもよるんでしょうが、昔のテレビはね『ツマミを引っ張る』ことで電源を入れていたんだよ。

そしてそのツマミがそのままボリューム調整ツマミになっている機種もあったなぁ。

んでチャンネルも本体のダイヤルをガチャガチャ回して変えるんだよね。

更に更に、チャンネルを選曲したあと電波の受信具合を微調整するツマミもあったりね。

あと我が家にあったテレビはRGBの色調節ができるようになってたなぁ。

どの機種にも付いてる機能だったんだろうか。

 

この話が通じる世代とだったら「あー!そうだったそーだった!懐かしい!」とプチ盛り上がりするところですが、若者たちにいくら「昔はこーだったんだよー」と熱弁しても「ふーん」にしかなりません。

こういうときは多くを語らず「まぁそーゆー時代もあったんだよ」と軽く流す程度に留めておくのがスマートおじさんの流儀です。 

FEP レトロ液晶テレビ EREO NFKT19-001

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