『かなり』

干支に入れてよ猫

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美味しく楽しく食べたいのだ

どうも、坂津です。

寒くなると温かい食べ物が欲しくなりますよね。

ただ私は残念なことに猫舌なのです。

熱い物を熱いままに食べることが困難な弱々しい舌を持つ舌滅危惧種ぜつめつきぐしゅです。

なので複数人で熱々の鍋などを食す場面など、どうしても遅れを取ってしまいます。

地獄のように煮えたぎる灼熱の鍋から目当ての具を自分の取り皿に移し、酸欠覚悟の腹式呼吸で根限り呼気を吹きつけて冷却を図り、ようやく安心して食べられる温度になってから味わいます。

しかしその時には既に周囲の人々は3~4周目に突入しており、鍋の中には魅力度の低い具しか残っていないのです。

しかも人気ランキング下位のそれらですら超高温に熱せられており、私は再び冷却作業に勤しまねばなりません。

美味しく楽しいはずの食事で、なぜこんなにも苦労せねばならないのか。 

 

 

この時期に旬を迎えて誰もが食べたくなるのが蟹ですよね。

ただ残念なことに私は不器用なのです。

甲殻類を甲殻ごと提供されると必ず流血してしまう怪我人毛ガニんです。

なので蟹の食べ放題などでは胃のパフォーマンス分を食すことができません。

ギザギザハートとギザギザ甲羅を持つ不良蟹どもは触るもの皆傷つけるハズなのに、なぜか私だけズタボロになっていきます。

周囲の人々は器用に甲羅を割り砕き破壊しながら中身を食べ進めていきます。

釘バットですら持つところは安全だと言うのに、蟹はどうしてあんなに攻撃的なのでしょうか。

国境線の柵は有刺鉄線ではなく蟹にすれば良いと思ってしまいます。

美味しく楽しいはずの食事で、なぜこんなにも苦労せねばならないのか。 

 

朝起きてまだ部屋に暖房が入っていなくて寒いときなど、ホットミルクが美味しいですよね。

ただ残念なことに私は牛乳がダメなのです。

牛乳を飲むとすぐに下痢をしてしまう貧弱な腸しか持ち合わせていないのです。

カフェオレで牛乳が50%とかでもダメです。

冷たい牛乳だと飲んで10分くらい、ホットミルクで1~2時間、そのくらいの時間が経過するとお腹がゴロゴロと鳴り出します。

健康や成長のためにとても有用な牛乳。

色々な料理やお菓子などで大活躍する牛乳。

加工すれば多くの嗜好品に化ける素晴らしい牛乳。

それなのに、私にとって牛乳は毒として働く純白の液体。

酪農の白い悪魔

美味しく楽しいはずの食事で、なぜこんなにも苦労せねばならないのか。 

 

念のために言っておきますが、決して好き嫌いの範疇ではありません。

それらを食す場合、不可避の事象として危険が、危機が迫って来るのです。

でも周囲に同じ種類の人が居ないので全く共感されません。

誰か私に「あー!だよねー!分かる分かるー!!」って言ってくれる方は居ませんか?