どうも、坂津です。
もうすでに記憶が曖昧ですが、これ以上忘れないための備忘録です。
12月2日(日曜日)
10:00~
妻の陣痛が強くなり、かなり辛そう。
産院に電話して状況を説明。
まだ陣痛間隔が10分程度なのと不規則なので、まだしばらく自宅で待機するよう指示される。
16:00~
陣痛間隔はまだ不規則だが5分以内が数回続くこともあり、不安なので一度診察してもらうことに。
17:00~
赤ちゃんがだいぶ良い位置まで降りてきているので、このまま生まれるかも知れないとのこと。
そのまま入院することに。
20:00~
どうやら今日は出産ラッシュらしい。
次々と妊婦さんが運び込まれバタバタしている物音が聞こえる。
無痛分娩の麻酔を入れるタイミングについて産院側から「今まさに隣で出産中なので、麻酔の処置をもうちょっと我慢して欲しい」と打診され快諾。
22:00~
いよいよ陣痛が強くなったので、無痛分娩用の麻酔を開始。
今までの苦痛が嘘のように楽になったと大喜びの妻。
冗談を交えつつ笑顔で会話する。
23:00~
破水。
量的に高位破水だろうと推測。
点滴に抗生剤をプラス。
12月3日(月曜日)
9:00~
各所に「今日会社休みます」の連絡。
助産師さんに、今の状況なら早くてお昼、遅くとも夕方には生まれるだろうと言われる。
妻と「ワンツースリーの日だね」と他愛無い会話を楽しむ。
11:00~
陣痛が弱くなったので誘発剤を入れる。
妻の腹部に装着されている測定器の『陣痛』というところの数値が、大きくても50くらいだったのが99(表示されるMAX)になる。
それでも痛くないらしい。
麻酔万歳。
12:00~
まだ余裕。
産院から出されたお昼ごはんをしっかり食べる。
14:00~
点滴方式で入れている麻酔をコントロールするための装置のアラームが気になる。
薬液の残量が少なくなったら鳴るのは分かるが、そうではない状況でも鳴る。
助産師さんが何か調整をすると鳴り止んだので安心する。
16:00~
昼番の助産師さんに「私が担当の間に赤ちゃんの顔が見たいな」と言ってもらえて喜ぶ。
たぶん17時あがりなのだろうと推測。
みんな待ってるから早く出ておいでね息子に声を掛ける。
17:00~
二度目の破水。
まだ余裕。
助産師さんが夜勤の人に交代。
18:00~
妻が違和感を覚え始める。
麻酔が効いているので痛みではなく違和感として陣痛を感じるらしい。
計器は依然として高い数値(恐らくめっちゃ痛い)を表示している。
いきみ逃がしの為のテニスボールを押し当てながら、隙を見て産院から出された夕食を妻の口に運ぶ。
19:00~
様子がおかしい。
めっちゃ痛がっている。
硬膜外麻酔は陣痛の痛みは抑えるけど骨が軋む痛みは止められないからだと説明される。
20:00~
誘発剤の量を増やす。
なんとか今日中に生まれて欲しいが、無理は禁物。
21:00~
妻の痛みが尋常じゃ無くしんどそう。
申し訳無いと思いつつ何度もナースコールしてしまう。
麻酔の装置からアラームがよく鳴る。
23:00~
痛みヤバい。
こんな妻は見たことない。
12月4日(火曜日)
0:00~
息子が骨盤に引っ掛かって出てこない。
どうやら顔が上を向いている(回旋異常:普通は下向きで生まれる)らしい。
帝王切開を希望。
しかし帝王切開はリスクが高過ぎるので経膣分娩を勧められる。
無痛分娩という単語を呪いたくなるほど無痛じゃ無い状況。
麻酔装置のアラーム鳴りっぱなし。
明らかに痛がり方が無痛じゃない。
助産師さんが息子を下向きにさせようと、手でぐいぐいする。
妻絶叫。
息子変化なし。
また来ますと言い残した助産師さんがずっと来ない。
ナースコールで来てくれる助産師さんでは埒が明かないと思いナースステーションに直接行き、麻酔の先生を呼んで欲しいと依頼。
結果、麻酔の管が詰まっていて上手く麻酔薬が入っていなかったことが判明。
24時間くらいで管が詰まる可能性があると言われたが、事前にそんな説明はされていなかったし、そもそもその可能性を知っていたなら装置が鳴ってる時点でそれを点検して欲しかった。
とりあえず麻酔が効き始めたので妻が少し楽に。
とは言え誘発剤の量が増えたままなので陣痛が酷い。
7:00~
9時になれば担当の医師が来て帝王切開できるかどうか判断してくれるのでそれまで頑張ってと放置される。
9:00~
医師の診断。
息子が、顔だけでなく体全体がしっかり上向きだと判明。
このまま経膣分娩は厳しいので帝王切開を希望。
10:00~
今の帝王切開は昔と比べてめっちゃ安全だし選ぶ人も増えていると説明される。
リスクは承知の上だが、昨夜の説明と180度違ってて笑える。
11:00~
手術室へ。
11:22
息子誕生。