『かなり』

ハロウィンとクリスマスの移行期

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ラザニアが大好き

どうも、坂津です。

つい自分でも忘れてしまうことなのですが、私はラザニアが好きです。

好きな食べ物は何ですかと問われても咄嗟に出ず、ついカツカレーと回答してしまうのですが、実はラザニアの方が好きです。

好きなのですが、あまり食べる機会が無いので忘れちゃうんですよね。

なので、たまたま入ったお店のメニュー表で見付けたりするとサプライズプレゼントを貰ったような気持ちになってとても嬉しくなります。

 

もともと、子供のころに視聴したアニメ『宇宙船サジタリウス』で、主人公一団の一人であるラナ(下図右側の緑色のカエルみたいなの)の大好物がラザニアでした。

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当時の私はラザニアという食べ物がどんなものなのか知りませんでしたが、とにかくこのラナがことあるごとにラザニアが食べたいと連呼するもので、どんだけ美味しいんだろうという期待と好奇心だけがどんどん膨らんでおりました。

 

そんなある日、たまたま両親に連れて行ってもらったファミリーレストランのメニュー表の中にラザニアがありました。

ミートソースとチーズたっぷりであるあの味を、子供が好まないわけがありません。

これを機に私の好物はラザニアに決定しました。

 

しかし前述した通り、当時メニューにラザニアがあるお店はそう多くなく、また現在のように美味しい冷凍食品なんかもありませんでした。

ですので私にとってラザニアは『好きだけど食べる機会の無い幻のようなもの』という位置付けになっていたのです。

 

さて、先日誕生日を迎え無事に初老になった私なのですが、その前日の話です。

つまり30代最後の日のこと。

 

妻「明日が予定日とは思えないね」

私「嵐の前の静けさということか」

妻「まぁ今はデートを楽しもうね」

 

息子の生誕予定日が私の誕生日とダダ被りしていたということもあり、きっと今年は慌ただしくて誕生日どころじゃないと思っていたのです。

しかし私に似て気遣いのできる息子の忖度により時間的猶予を得られた我々夫婦。

ゆっくり外食を楽しもうとお出掛けしたのでした。

 

妻「あ!旦那!ラザニアがある!」

私「マジかッ!久しぶりだぁッ!」

 

ショッピングモール内には様々な飲食店が入っており、どこで何を食べようか迷いつつぽてぽて歩いていたら、妻が見つけてくれました。

私自身でさえつい忘れてしまう好物を覚えていてくれたというだけで嬉ション事案です。

いや、実際には漏らしてませんよ?

 

喜々としてラザニアを発注した私と、サラダ的な軽めのものを発注した妻。

するとスタッフさんからサラダが売り切れという返答が。

仕方ないよねと言いつつ別の似たようなのを発注し直し、先に出てきたホットコーヒーで口を潤わせます。

このマグカップが可愛いねとか、スイーツも美味しそうだねとか、何気無い会話を繰り広げていると、妻のサラダが運ばれてきました。

上に乗っているスモークサーモンをシェアしてもらいつつ、ふとテーブルの上の伝票に目が行きました。

そして妻と目が合います。

普通、会計の伝票って注文したメニューが全部揃ってからテーブルに置くものじゃないかなぁという会話を目と目で行いました。

 

妻「オーダー通ってないかもよ?」

私「申告した方が良いかもしれぬ」

 

念のために伝票の内容を確認しようとしたのですが、とくにメニュー名などは記載されておらず、お店の人にだけ分かるような手書きの暗号が躍っているだけでした。

私はその伝票を持ってレジへ向かい、ラザニアの発注情報が厨房へ伝わっていないのではないかという懸念を報告しました。

案の定でした。

妻が発注したサラダが欠品していたというアクシデントにより、オーダーを取ったスタッフさんの頭から私がラザニアを発注したという事実が消失してしまったのでしょう。

よくあることです。

大丈夫大丈夫。

私の申告を受けたスタッフさんは「申し訳ございません!7~8分で作ります!」と言ってくれました。

作ってくれるなら良いのです。

ラザニアが幻にらなかっただけで私は満足なのです。

 

店「大変お待たせ致しました!!」

店「器が熱いのでご注意下さい!」

 

待ちに待ったラザニアです。

しかし私は猫舌オブ猫舌。

出来たてのラザニアなど、私にとっては火口から流れ出る溶岩のようなもの。

すぐに食べることなど到底できません。

ですがここまで焦らされていたのも事実。

私は恐る恐るフォークを突き刺して持ち上げ、過剰なまでにフゥフゥと息を吹きかけました。

そしてゆっくりと口へ運びます。

ハフハフする気満々だった私の口腔内は肩すかしを喰らいました。

いや、喰らったのはラザニアなんだけれども。

 

私「あれ?全然熱くないんだけど」

妻「そもそもチーズが伸びて無い」

 

妻の指摘の通り、私が皿の中央から持ちあげたチーズ層は、フォークに刺さったままある程度の固さを保っていました。

普通であればトロットロに溶けて糸を引くはずです。

よく見ればグツグツと煮えたぎっているのは更に近い外周で、中央部分には未だ溶けるに至っていないチーズの塊が鎮座しているのでした。

 

私「慌てて焼いたからなのかなぁ」

妻「相変わらずのネタ体質だねぇ」

 

若い頃からこういう事案に頻繁に遭遇する私。

そんな私の体験談を眉唾で聞いていた妻も、結婚して同行するようになると「マジだった」と素直に認めてくれました。

注文したメニューが何品も連続で売り切れとか、異物が入っているとか、違うものが供されたとか、そーゆーのを引き寄せてしまう体質なのです。

30代最後の外食は『オーダー通ってない』&『中心部まで熱が通ってない』でした。

40代にはさすがにこういうの、落ち着いて欲しいと思う私です。