どうも、坂津です。
会社で行われる会議などで使う資料、いわゆる社内資料の記述に、とても違和感を覚えることがよくあります。
身内しか見ないものですしお客様にご迷惑が掛かることも無いので放置していますが、なんだか気になってしかたありません。
とは言えわざわざ重箱の隅をつつくように訂正するのも気が引けるし、私だってきっと他の人から見たらおかしな表現なんていっぱいしてるだろうし、指摘もできずひとり内心でぐぬぬと唸っています。
・受注を受ける
そもそも『注文を受ける』という意味の『受注』です。
『受注する』なら分かるのですが・・・どうも『頭痛が痛い』と同じにおいを感じます。
資料の文字列をざっと見たときに『受注を受ける』って、こんな近距離に同じ漢字が並んでて気にならないんだろうか。
・メールを送付します
メールは送信するものです。
送付って、物理的に手紙とか書面を送るときに使う言葉ですよ。
あと物を送るとき、送付相手に『郵送します』って言ってるのをよく耳にするんです。
郵便で送るから郵送なわけで、その他の配送サービス(クロネコヤマトとか)を使って送るんなら普通に『送付します』で良いんですけどね。
・弊社
社内資料で自社のことを弊社って表現するのによく遭遇します。
新人が使ってるならまだ分かるんですが、そこそこ中堅の人も使ってたりします。
『弊社』を丁寧語だと思っているのかもしれませんが、謙譲語です。
・了解しました
『この返事を目上の人に使うのは不適切だと思っている人が居る』ことを知っておいて頂きたいですね。
厳密に言えば別に使っても構わないハズなのですが、いつからか『上司に了解って返すのは失礼』という情報が出回り始めました。
なので、本人に悪気は無くても上司からしたら不快になる可能性もあります。
正しい正しくないは置いといて、安全策として使わない方が良いと思います。
・二の舞を踏む
正しくは『二の舞を演じる』なのですが、どうにも踏みたがる人が多いように感じます。
もしかしたら似たような意味の『同じ
いま手元の書類やメール本文をサラッと見ただけでこの有様ですから、探せばもっともっとあるでしょう。
ただ、誤用が誤用のまま浸透して正解になっちゃう例もあります。
言語も時代とともに変化していきますから、あまり細かいことを気にしない方が良いんでしょうけどね。