『かなり』

干支に入れてよ猫

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計量スプーン問題

どうも、坂津です。

以前から疑問に思っていることがあります。

 

『大さじ小さじって何だよ』

 

パール金属(PEARL METAL) 計量スプーン 3本組 アンテノール ステンレス製 D-3556

パール金属(PEARL METAL) 計量スプーン 3本組 アンテノール ステンレス製 D-3556

 

 

万人が同様の概念を共有し共通のレシピで同じ味を再現できる、というのは確かに便利だし、良いことのように思います。

その理想を実現するには、きちんと計量するための器具が必要だったのは理解に難くないことです。

 

しかし。

 

なぜその原始的な概念が今尚普遍要素として君臨し続けているのでしょうか?

大さじ一杯15cc、小さじ一杯5cc。

情報ツールも計量ツールも乏しい昔は、このルールを拡散、認知、固定させるのが精一杯だったと思います。

しかし今、これだけ技術が進んだ今、なぜまだ大さじ小さじという概念に囚われなければならないのか。

時代の変化に伴ってレシピも複雑化、多様化しています。

正直、大さじ小さじという概念がそれについていけていないように思えるのです。

 

『大さじ5』

これ75ccでしょ?

もう素直に75ccって表現した方が分かりやすくない?

なんでちまちま5回も繰り返さなきゃならないの?

 

『小さじ1/2』

らんまかよ!

2.5ccで良いじゃん!

てかこの『1/2』が氾濫し過ぎて『1/2小さじ』とか出回ってるだろ!

 

このように、計量に若干の無理を強いることになる大さじ小さじ(カップ=200ccも含む)問題。

現代の技術ならば1ccずつを正確に計量できるツールなど簡単に作れるハズです。

そうすれば大さじ小さじよりも一般的な『cc』や『ml』で会話が成立するじゃないですか。

「大さじ1/2?違う違う。小さじ1と1/2だよ」

みたいな不毛なやりとりも『7.5cc』と表記するだけで回避できるのです。

 

私「って思うのだけど、どう?」

妻「旦那にひとつ教えてやろう」

私「ひとつと言わず全部教えて」

妻「よろしい、ならば教えよう」

妻「趣味のため求道のための調理ならいざ知らず、日々の無給業務つまり家事としての調理でやれ何ccだのやれ何mlだのそんな細かい計量なんてやってらんねぇんだよアンダスタン?我々主婦にとって大さじ1は『時には溢れて15cc超えちゃった、時には足らなくて10ccぐらい?』ってなモンなのさ。それがレシピに『醤油15cc』って書かれたら逃げ道が無いだろ。『大さじを使いました』という大義名分さえあれば結果的に料理の味がちょっと薄かろうが濃かろうが『あれ?レシピ通りに作ったのになエヘヘ』って言えるんだよOK?つまり大さじ小さじは計量するためのものではなく『精密な計量からの解放』を促す自由の象徴なのさ!」

私「大変失礼いたしました・・・」