どうも、坂津です。
中学生の頃、担任の先生に言われてからずっと、心に残っている言葉があります。
『大人と子供の違いはね、簡単に壊せるものを簡単に壊して喜ぶのが子供。簡単に壊れてしまうものを壊れないように頑張って守るのが大人だよ。ちなみに、簡単には壊せないものを必死に壊そうと努力している人は、大人かも知れないし子供かもしれない。その壊そうとしているものが何なのかで決まるかな』
確か、学校に停めてある先生の車の全ナンバープレートがヘシ折られるという事件のときに、ホームルームで言われたような気がします。
その時は何を言っているのかさっぱり分かりませんでした。
しかし、今はとても良く分かる気がします。
あと、この言葉に私自身の人生経験で得た知識というか感覚というか、それを足すならこんな感じになります。
『自分の内にある壊されちゃいけないものを、どうやって守ればいいのか分からないのが子供。滅多打ちに遭っても、自分が壊れたと思わなければ壊れないことを知っているのが大人。ちょっと触られただけで別に壊れてもないのに「壊された」と騒いで喚いて怒鳴って当たり散らして賠償を求めるのがダメな大人』
さて、子供と大人の違いって他にも色々あると思います。
社会的な面から見た差、身体的な面から見た差、法的な面から見た差などなど。
もっともっとたくさん違いがあると思うのですが、四十路を目前に控えた私が実感として身に覚えのあるものを、並べてみようと思います。
「マッサージが痛いだけ、くすぐったいだけなのは子供。気持ち良い、極楽、お金払って受けたいのが大人」
「虫に飛び付くのが子供。虫から飛び退くのが大人」
「身体に悪そうなもの(駄菓子やジュースなど)が大好きなのが子供。身体に悪いことが分かってるものを言い訳しながら摂るのが大人」
「早寝早起きしろと言われるのが子供。早寝早起きなんてできないと思い込んでるのが大人」
「大人になりたいのが子供。子供に戻りたいのが大人」
「親を選べないのが子供。親になることを選べるのが大人」
「経験値を溜めてレベルアップしていくのが子供。経験が経験値であることを忘れてレベルアップに繋げられないのが大人」
「欲しい物を見て、それを使っている自分を想像して買うのが子供。使わなくなったときにどうやって処分するかまで考えて買うのが大人」
「人のあげ足をとって喜ぶのが子供。あげ足をとられまいと地に足を付けたまま動けないのが大人」
「自分のことが分からないのが子供。分かったつもりになっているのが大人」
「自分の成長を喜ぶのが子供。人の成長を喜ぶのが大人」
「大人に育てられるのが子供。子供に育ててもらってるとなかなか思えないのが大人」
「ルールに縛られたくないのが子供。ルールに縛られると安心するのが大人」
「世界が広い事を知ってわくわくするのが子供。世界を広げることを躊躇するのが大人」
「メリットを理由にやるのが子供。デメリットを理由にやらないのが大人」
さて、まだまだたくさん書けそうな気がしますが、とりあえず今はこんなところで。
いくつか共感して頂けそうなものがありましたでしょうか?