どうも、坂津です。
すごい雨です。
我が岡山県は『晴れの国』と自称しています。
これは約30年間の統計で、降水量1mm未満の日を年平均したときに276.8日もあるという実績をもとにしています。
つまり、365日のうち276日は、降水量が1mm未満だよってことです。
しかし、残りの89日にどれだけ雨が降ったのかについては、触れていません。
要するに、晴れの国だろうと降るときゃ降るんです。
信じられないほどすごい雨が。
幸いにも我が家については特に被害も無く、平穏無事に過ごせております。
自宅があまりにも安全過ぎて「よく降るなぁ」ぐらいにしか思ってなかったのですが、いざ出勤する時になって実情を目の当たりにし、非常に焦りました。
これ、いつもなら歩道がある位置に赤線を引いてみました。
濁った水が溜まっていて、どこが段差なのか分からない状態です。
非常に危険ですね。
自動車がどのくらいの水深まで走れるのか分かりませんが、この中に突っ込む勇気はありませんでした。
壊れたら嫌なので別の道を探すしかありません。
他のルートでどうにかいつもの道に出たと思ったらコレですよ。
この道はもう完全に通行止めでした。
こんなに細い道でも交通量が超絶多いメイン道路なので、ものすごい渋滞が発生します。
しかし私は会社に行かねばなりません。
立ち往生している場合では無いのです。
しかし裏道や抜け道を模索しつつ色々なルートを試すものの、常に
どうにか
頭の中で付近の地図を展開し、海抜が低くなっているであろう場所を避ける道順を考えます。
そう考えると、実は川の土手って一番高い場所じゃないかと思い当たり直行したところ、思った通り走ることができました。
しかし川の水位は今まで見たことの無いものでした。
普段は水など無きに等しい川の水面が、いまにも車道に届きそうな高さにまで迫っています。
他の車が先行してくれる場所は水深も分かるし、走ったことが無い道でも安心して進めます。
ありがとう先行の人。
助かりました。
そんなこんなでどうにか出社できた私ですが、会社に到着してから更に驚きました。
出勤できない人も居るだろうな、くらいには思っていましたが、避難している人も居たのです。
改めて情報収集をすると、従業員だけでなく多くの友人知人が避難所で過ごすことを余儀なくされ、ある人は自宅が二階まで冠水し、またある人は家が崩れ、途方に暮れていました。
正直なところ、テレビやネットで災害の情報を見るよりもずっと、迫るものがありました。
自宅が二階まで冠水し茫然としている相手に、何と声を掛けたらいいのか分かりません。
ですが、いつだって答えは至ってシンプルです。
『出来ることしか出来ない』
私がアレコレと気を揉んだところで、それは何の役にも立ちません。
とりあえず今できることをする。
まずは社内に被災カンパ機構でも作ろうかな。