どうも、坂津です。
つい先日ですが、もう30年近く昔のことをふと、思い出しました。
なぜ私がこんなにも変態なのかという、その原因であろう出来事についてです。
たぶん小学校3年生とかそのあたりだったと思います。
その日はご近所さんたちを家に招いてみんなでワイワイ言いながらの夕食でした。
私を含むチビっ子たちは唐揚げやウィンナーなど好きなものだけをタラフク食べて早々に満腹になり、私と妹の部屋、つまり子供部屋で遊び始めます。
大人たちはじゃんじゃん飲んでいました。
全員が徒歩1~2分圏内ですから、泥酔したって構わなかったのでしょう。
チビっ子たちは家中を使っての隠れんぼを開始します。
そして時間が経過すると、子供は小さい順に寝落ちしていきます。
隠れてじっとしてると、眠くなりますもんね。
両親の寝室で寝落ち、押し入れの中で寝落ち、仏壇と壁の隙間で寝落ち・・・。
至るところに脱落者が居ました。
そうなると必然的に『起きてる奴らの隠れ場所が無くなる』んですよね。
隠れようと思った場所に、そこを安眠の地とした睡眠者が占拠している場合は、当然ながら他の場所を探さねばならなくなります。
どういう心理状況かは分かりませんが、私たち子供は、大人たちが酒宴で騒いでいる居間に入ることを『ズル』だと認識していました。
しかしもうこの家に隠れる場所が無い今、禁断の地リビングに足を踏み入れざるを得ない状況です。
私はちょっとした背徳感と、そこそこの冒険心で、リビングの扉を開けました。
そこは煙草の煙とアルコールの香りが充満した『ザ・大人世界』でした。
あまりの場違いムードは私に『ここなら見つからない』という確信を与えてくれました。
大人たちは部屋に侵入してきた
私はソファと壁との隙間にその身を滑り込ませ、息を潜めます。
そして、そのまま、寝落ちしてしまいました。
どのくらい時間が経ったのかさっぱり分かりませんが、私は目を覚ましました。
と同時に、室内の空気の異変に気付きます。
さっきまでのガヤガヤとした大人の社交的騒音が全く聞こえません。
その代わりに、なんだか聞いたことの無い女の人の声がします。
知らぬ間に坂津家のリビングは
私の両親も含め近所の大人たちは、画面の大半が肌色を映すブラウン管に釘付けです。
背後にあるソファの後ろに私が居ることなど微塵も気付いていないでしょう。
子供ながらに『コレは絶対に起きてるってバレちゃいけないやつ』と察した私。
この頃から空気が読める子だったんですね。
息を殺して鑑賞会に参加します。
私が性的なものに触れた最初の経験が、コレでした。
実は内容はそんなに覚えていません。
洋モノの裏が多かったような気がしますが、それは中学生になって親のコレクションをこっそり拝借したときの記憶が混じっているようにも思います。
ただ、ひとつだけはっきりと思い出せるシーンがあります。
どう考えてもそれが、私の今の性癖を作り上げているのです。
それは、こんなシーンでした。
解像度の粗いブラウン管に映し出される、人種や体型が各種バラバラの全裸の女性たち。
どういうわけか彼女たちはきちんと整列させられています。
そして一人の男性がやってきて、一人の女性を選び、一緒に居なくなります。
次々とそれが繰り返され、最終的に選ばれることのなかった女性が一人だけ、そこに残りました。
画面は切り替わり、さっきペアになって画面外に出て行った男女の営みが映し出されます。
当時の私にはよく理解できませんでしたが、まぁとにかく『ペアになった彼らはなんか幸せそうだ』と解釈しました。
そしてしばらくすると、また画面は最初の場所を映します。
そこには一人だけ残った女性がぽつんと、まだ居たのです。
私はものすごく『寂しそう』『可哀相』『なんとかしてあげたい』という気持ちを感じました。
その一人取り残されていた女性こそ『黒髪ロングストレートの色白東洋人で貧乳が
今の今までずっと忘れていた
思い出した瞬間、やはり『子供のことの経験、体験が人格に影響を与える』というのはマジであるなと、確信しました。
何かエロいものを鑑賞しようとしているそこのあなた、まず周囲にチビっ子が居ないかどうかをしっかり確認してから臨んでくださいね。