『かなり』

干支に入れてよ猫

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語彙力の最低限を測る

どうも、坂津です。

日常的に「あれ、何かこの状況を言い表すのに最適な表現があったなぁ」と思いながら、なかなかその言葉が出て来ないことがあります。

そしてしぶしぶ『意味は通るけどあまり格好良く無い表現』を使ってしまうことに。

とは言え、言葉を扱う特別な職業に就くでもしない限り、そこまで高い語彙力ごいりょくは必要ではありません。

ですがあまりにも残念な語彙力だと、時として痛々しい状況を作ることになる可能性も。

語彙 - Wikipedia

『意味は伝わってるから良いじゃん派』と『やっぱそのシーンに合う言葉のチョイスは必須だよね派』に分かれるかもしれませんね。

 

 

■資格

男「すまない・・・別れよう・・・」

女「ど、どうして!?そんな急に!」

男「僕には君に愛される免許が無い」

女「ストップ。待って。え?免許?」

男「そう、免許。僕には君に愛さ…」

女「待って待って。そこ免許なの?」

男「じゃあえっと・・・け、権利?」

女「なんか違うなぁ。釈然としない」

男「君に愛される切符を持ってない」

女「ダメね。なんか違う。やり直し」

男「えぇ~…もう思い付かないよ…」

女「ではとりあえず別れない方向で」 

 

 

■利用

男「残念だが君にはもう価値が無い」

女「ひ、酷い!私を使用したのね!」

男「ん?待て待て。なんか違うぞ?」

女「私を騙して使ってたのよねぇ?」

男「うん。そうなんだけど、使用?」

女「使ってたんだから使用じゃない」

男「う~ん…なんか違和感がある…」

女「じゃ運用。私を運用してたのね」

男「ストップストップ。それも違う」

女「えぇ~、あ、じゃあ活用とか?」

男「意味的には合ってるかもだけど」

女「うん。なんかモヤモヤするわね」 

 

 

■忖度

男「何をそんなに怒ってるんだい?」

女「私の気持ちを全く推理しない!」

男「う、うん・・・探偵じゃないし」

女「あぁ、推理じゃなくて、予知?」

男「う~ん・・・超能力者でも無い」

女「あ!妄想だ!心を妄想してよ!」

男「なんかそれ不審者っぽくない?」

女「それもそうね・・・仮説とか?」

男「意味は分かるんだけどな・・・」

女「推定とか予測とかも違和感だね」

男「普通に『考えて』じゃダメか?」

女「それだわ!気持ちを考えてよ!」 

 

 

■操縦

男「えっ?なに?この揺れ何なの?」

女「この中にパイロットの方は!?」

男「はっ!?まさかこの飛行機が?」

女「あなた!飛行機の運転経験は?」

男「ちょい待った。飛行機を運転?」

女「そうよ?何か問題でもあるの?」

男「いや、意味は分かるけど・・・」

女「じゃ操作?あ、コントロール?」

男「何かどれもしっくり来ないよね」

女「もうしっくり来なくても良いわ」

男「なぜそんな投げやりなんだい?」

女「だってもう海面があんな近くに」 

飛行機操縦のABC VISUAL (イカロス・ムック)

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