どうも、坂津です。
恥ずかしながら私、ローンというものについてめっちゃ無知でした。
今回住宅ローンを検討するにあたり、初めて勉強してみた次第です。
私の、ローンに対するこれまでの認識は感覚的に
『プールの中に大量の【増えるワカメ】が投入され、それを運び出す作業』
のように思っていました。
ワカメの全重量=借入金
ワカメが吸う水=利息
1回の運搬重量=月々の支払額
ワカメ搬出回数=ローン年数
こんな感じ。
1回の運搬重量が多ければ、搬出回数は少なくなりますよね。
逆に運搬重量が少ないと、搬出回数は多くなります。
しかも放っておけばワカメは水を吸って徐々に増えていきますので、全てのワカメを運び出すまでにかかる時間が長ければ長いほど、運搬する総重量は多くなってしまうのです。
1回に運ぶ量を多くした場合。
1回ずつは重いけど、搬出回数は少なくて済みます。
しかもあんまり水を吸ってないので余計な労力が少ないです。
しかしとても悲壮な表情ですね。
あまりに分不相応な量を運ぼうとすると腰をヤッたり途中で挫折したりしちゃいます。
1回に運ぶ量を少なくした場合。
運搬するのはとても楽そうですね。
非常にムカつく顔には余裕がうかがえます。
ただ、これだと全てのワカメを運び終わるのには何往復もしなければなりません。
さらに、プールに浸かりっぱなしのワカメはどんどん水を吸って重くなりますし、運んでいる箱の中の水分も多いのです。
良い感じの量を見極めるのが大切です。
楽チンってわけじゃなけど、運搬が継続できるくらいの量。
少し苦しそうではありますが、無理っぽくはなさそうですよね。
と、私はローンをこんな風に捉えていました。
しかし実際はちょっと違ったんですよね。
こちらの図をご覧ください。
めっちゃ単純な図解ですが、これを毎月の支払額だと思ってください。
一番左が最初の支払いで、右に行くごとに時間が経っています。
実際の住宅ローンの多くは
毎月同じ金額を支払っていますが、その内訳は『徐々に利息分が減って元本分が増えている』のが分かると思います。
つまり、ワカメを運搬している箱のサイズと重量はずっと同じでも、搬出する回数を重ねるごとにその中のワカメ比率が高くなっている、ということです。
ここがよく分からなかったのです。
いや、感覚的には分かるんですよ?
プールの中にあるワカメ総量が減ってるんだから、ワカメ全体が含んでいる水の量も減るでしょってのは分かるのです。
ただ運搬用の箱に入ったワカメだけを切り出して考えれば、吸っている水の量はむしろ増えていくはずなので、箱の中のワカメ比率は低くなるべきなんですよ。
それか限界まで水を吸ってると考えたとしても、ワカメ比率は固定されるはずなのです。
ここまで考えて導き出された答えは、つまり『ローンはワカメでは無い』ということです。
ワカメじゃないとすると何なのか。
妻からローン金額の試算を頼まれたのですが、それがワカメじゃないと判明してしまった今、考えが一歩も進みません。
妻「一歩も進まねぇワケ無ぇだろ早く試算しろ」
私「あるぇ?ラブやんさん聞いてたの?テヘ☆」
妻「月々の支払額で頭金を決めたいからはやく」
私「でも利率とボーナス返済額も考慮しなきゃ」
妻「そのへんも可変で試算できるの作ってよ~」
私「随分と簡単に言ってくれるけど、すごくm」
妻「でもそれをサラッと作れちゃう旦那素敵ッ」
私「ようし分かったちょっと待ってろ2秒だ!」
と言うわけで、良く分からないなりに作ってみたエクセル計算機がコチラ。
B1=物件名
B2=物件の価格
B3=頭金
B4=ローン年数
B5=ボーナスの回数(/年)
B6=ボーナスから支払う額
B9=計算する金利
B12~14は、ローン以外で物件ごとにかかる月ごとの費用があれば入力。
複利の計算に、年利を月利に置きかえることと、支払回数の累乗が必要だということに気が付くまでに相当時間がかかってしまいました。
2秒って言ったのに。
あとはコピペして並べて、必要事項を入力すれば、条件が異なる物件を比較検討できるようになるというものです。
例えばマンションって階ごとに価格がすごい違うじゃないですか。
低層階、中層階、高層階の比較とかも、これなら簡単にできちゃうんです。
仮に『月々の支払いは12万くらいにしたい』とした場合。
それぞれの物件価格は固定ですから、それ以外の『頭金』『ローン年数』『ボーナス払い額』『利率(借り入れする住宅ローンのプラン)』の条件をそれぞれ、毎月合計額が12万くらいになるように調整したりするんです。
物件Aだと、頭金を300万円用意しての25年ローンで、ボーナス月は5万円プラス。
それを年利が0.6%のプランで組めば、毎月の支払い額が約12万円になるよってことです。
さてさて。
この計算機が合ってるのかどうか確認するためにも、ちょっと不動産屋さんに行ってこよう。