どうも、坂津です。
あらすじ
私は今年の6月から糖質制限を開始し、約3ヶ月でマイナス10kgのダイエットに成功。
その後もリバウンドすること無く現状をキープできており、つまるところエリートダイエッターなのです。
その姿を間近で見ていた妻も糖質制限を開始し、私たち夫婦は日々低糖質な毎日を送っているのです。
さて、人間は常に何らかの免罪符を求めています。
『○○だから○○しても良い』という甘言をいつでもすんなり受け入れる準備が万全の状態で生きているのです。
しかもその悪魔の囁きは特に論理的でなくとも構いません。
1ピコメートルの根拠すら存在しなくとも、私たちは『○○だから』を盲信してしまうのです。
その『○○』に入るのが『クリスマス』だったりしたら、尚更なのです。
妻「今日のごはんはちょっと頑張ってみました」
私「ふおお!スペアリブ煮込みじゃあないか!」
妻「スパークリングワインも用意しております」
私「なんて出来た妻なんだラブやん!惚れる!」
妻「さぁ!昼間っから飲んだくれてしまおう!」
私「なにそのダメ人間的なダメ発言!惚れる!」
というわけで、どんっ。
昼間なので屋外からの光が強くて写真が悪いですが、めっちゃ美味しそうなのです。
ちょっと寄ってみました。
これさえあれば生きていけるってぐらい、私が大好きな料理のひとつです。
しかもめっちゃ美味しい上に、低糖質という素晴らしい逸品。
妻が調味料を工夫してくれているので、お腹いっぱい食べても糖質1ケタという優れモノ。
私「しかしお酒が進んじゃう美味しさだよねぇ」
妻「良いんだよじゃんじゃん飲もう無礼講だ!」
私「美味しい物はすぐに無くなっちゃうよねぇ」
妻「おつまみなら確かあらびきサラミがあるよ」
さっきの素敵なテーブルはどこへやら。
早くも呑ん兵衛たちの挽歌が聞こえてくるようです。
妻「しゅ~わっあ~しゅわ~きましぇ~りぃ~」
私「やけに機嫌が良いけど何かあったのかい?」
妻「ふふん。スペシャルなデザートがあります」
私「なんですと!?早く!それを早く持てい!」
どーん。
私「あ!素敵なロール状のごん太ふかふか棒!」
妻「ネーミングセンスがカケラも無ぇけど許す」
私「あ、でもこれ、糖質がお高いんでしょう?」
妻「それが!なんと今ならコチラの糖質です!」
じゃん!
100gあたりの糖質が1.7gで1本350gだから、丸ごと食べても糖質6g!!
私「おお神よ!私は恐ろしい!これが糖質6g?」
妻「4分の1に切ったから、これで1.5gだよ!」
私「糖限郷万歳!信者だよ!もう糖限教だよ!」
妻「思わず入信しちゃうレベルの喜びだよね!」
糖限郷さんのケーキやパンにはいつもお世話になっております。
本当に「これで低糖質なの!?」と驚くほど美味しくて。
せっかく4分の1ずつに切り分けたというのに、気付いたら二人で全部食べちゃってたという。
さてしかし、ここで終わっていたのなら何の問題も無かったのですが・・・。
私「お肉も美味しかったけど、甘い物も合うね」
妻「これはこれでお酒が進んじゃうんだよね~」
私「あれれ、もうワイン無くなっちゃったねぇ」
妻「我が家のアルコール在庫量を知らぬのか?」
私「もちろん存じております!次の開けるぞ!」
こうして夕方には完全に出来上がった坂津夫妻。
つまみと称して家じゅうの食材を片っ端から食べていきます。
甘い物のあとは辛い物。
辛い物のあとは甘い物。
黒ヤギさんと白ヤギさんの手紙よろしく、甘い辛いの無限連鎖が続きます。
まぁ、もちろん我が家に在庫されている食材ですから、全てが糖質を気にした食品なのですけどね。
そして、ついに甘い物が先に尽きてしまいました。
私の耳元で悪魔が囁きかけます。
「せっかくのクリスマスだぜ?いつまで糖質なんて気にしてんだ」
しかし私の中の天使が必死で抵抗します。
「今まで頑張ったから今日くらいは良いんだよ?」
おい天使、仕事しろ。
私「ねぇラブやん。天使が仕事しないんだけど」
妻「奇遇だな旦那よ。実は私の天使も休業中だ」
私「へぇ!ラブやんにもそういう時あるんだ?」
妻「クリスマスだからね。天使も休みたいよね」
私「じゃあ、ちょっと買い物にでも行こうか?」
妻「行こう。運命と書いてさだめと読む流れだ」
そして私と妻はもつれる足でどうにかお互いを支え合いながら近所のスーパーへ。
買いに行ったのは、クリスマスならではの甘い物。
そう、コレ。
私「まさか一人ワンホールずつ食べるとは!w」
妻「クリスマスですからなぁ!無礼講だよ!w」
私「たいへん美味しゅうございますなぁwww」
妻「もう切り分けすらしないという暴挙www」
私「まだ半分も残っておりますぞラブやん殿w」
妻「なんという食べ応え!これぞクリスマスw」
私「瞬殺ペロリでしたなぁケーキもワインもw」
妻「この程度、我々にかかれば貧弱貧弱www」
・・・・・・・・
私「ねぇラブやん・・・胸焼けが・・・苦しい」
妻「い、今話しかけないで・・・うっぷ・・・」
私「これは・・・明日からは断食だなぁ・・・」
酔った勢いというのは恐ろしいものです。
醒めていくのと反比例して顕在化してくる胃もたれと胸焼け。
二日酔いとは異なる感覚のムカムカと戦いながら、聖なる夜に懺悔をささげる私たちでした。