どうも、坂津です。
大変そうな人に向かって「大丈夫ですか?」って聞くの、ちょっと待ってください。
あなたが、大丈夫かどうか尋ねようとしている相手は、確認するまでもなく明らかに大丈夫じゃ無い状況じゃありませんか?
個人差はありますが、人というものは割と「大丈夫ですか?」に対して「大丈夫です」と答えてしまうものなのです。
本当は全然大丈夫じゃなくても、つい口が勝手に「大丈夫です」って言っちゃうんです。
それなのに、確認した方はまるで自分の義務を果たしたようにスッキリとし、「本人が大丈夫って言ってるんだから大丈夫なんでしょ」と思い込んでしまいます。
自分は助け船を出した。
しかし相手がそれに乗らなかった。
だから自分に非は無い。
そんなロジックが組み上がってしまいます。
会社に於いては、これが上司と部下の間柄だったりすることも多いのです。
部下は上司からの「大丈夫か?」に対して「いやもうマジやばいッス!1mmも大丈夫じゃ無ねッスよ助けてください!」なんて言うことはまずありません。
大抵の場合は「大丈夫です」と返します。
で、無能な上司はこれに安心して安堵して
そしていよいよヤバい状態になったとき部下が相談して来たら「お前あのとき大丈夫だって言ったよな?」なんて無意味な攻撃を始めるのです。
諸悪の根源は「大丈夫じゃ無い」と言わせてあげない側に有るのです。
なので相手を本当に心配して、本当に助けてあげたいのなら「大丈夫か?」ではなく「見るからに大丈夫じゃなさそうだけど、私に何かできることは無い?遠慮なく言ってね?」と尋ねてあげてくださいね。