『かなり』

干支に入れてよ猫

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母と猫毛フェルト

どうも、坂津です。

坂津家(実家)には猫が居ます。

寝る子と書いて坂津寝子さかつねこという名前です。

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こんなのです。

 

先日ふらりと立ち寄った実家で、奇妙なモノを発見しました。

 

私「ねぇ、コレ・・・何?」

母「よくぞ気が付いた。何だと思う?」

私「・・・ネコ、だよね?」

母「そう。それは寝子の猫なのだ!」

私「つまりどういうことだってばよ?」

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母「だから寝子の猫だよ」

私「まさか・・・」

 

そう、母は寝子をブラッシングするたびに抜け毛を集め、保管していたのだそうです。

そしてその毛をチクチク針で突いて作ったのだそうです。

これぞ猫毛フェルト

以前に羊毛フェルトを教えたのは私なのですが、口惜しいことに母はこの手の才能がすげぇんです。

羊毛フェルト カテゴリーの記事一覧 - 『かなり』

 

母「しかも寝子の猫はその猫だけにあらず!」

私「どゆこと?」

母「その寝子の猫は子猫で寝子の親猫も居るんだよ!」

私「もう訳が分からないのですが・・・」

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母「じゃじゃーん!」

私「うお、すげぇ」

母「寝子の猫の親子だ!」

私「ネーミングだけどうにかならんかね」

母「存分に写すが良いよ」

私「しかし・・・」

母「どしたの?」

私「親猫は上から写さないと形状が分からなくて、子猫は横から写さないと毛の塊にしか見えないんだよな」

母「まぁ写真に撮ることなんて考えて作って無いからねぇ」

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私「このぐらいの角度かな?」

母「上手に撮ってね」

私「・・・ん?」

母「どしたの?」

 

上の写真、皆様はお気付きになられたでしょうか。

寝子の猫以外に別の奴が入り込んでいることを。

 

写真の左上。

花に乗ってるやつ。

 

これ。

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私「これ何!?」

母「それもチクチクしたの」

私「めっちゃ可愛いやん何コレこんなんいつの間に!」

母「暇を持て余した老人を舐めんなよ」

私「くそう・・・なんでこんなに上手いんだ・・・」

母「こんなの適当にチクチクしてれば誰でもできるよぉ」

 

昔からそうなんです。

母はこういった創作系の、裁縫だとか粘土だとかが天才的に上手いんです。

例えば雑貨屋とかで良い感じのものを見付けると、手に取ってぐるりと全体を見て、帰宅するや否や作業に取り掛かり同様の物を作り上げてしまう人なのです。

しかし理屈が全く通じないというか、全てを感覚でやっているので人に教えることができません。

 

私「上手な作り方おしえてよ」

母「だからチクチクするんだってば」

私「それは分かってるよ。何かコツとか無いの?」

母「ん~、指を刺さないようにすることかな」

私「それはテクニック以前の心得だよね」

母「分かんないよもう。適当に刺してたら出来上がるんだもん」

 

母が作ったものを羅列して作り方を公開するだけで人気ブログが出来上がってしまうほどの才能だと思うのですが、いかんせん本人がこの調子なので勿体無い限りです。