どうも、坂津です。
高校時代、何かにつけて罰ゲームを発生させるというのが流行っていました。
もちろん私の周囲でだけですが。
学食でお昼ご飯を食べていると突然誰かが号令を掛けたりするんです。
「食べるのが一番遅かった奴が罰ゲェェェームッ!!」
この瞬間、カレーを選んでいた奴は超絶有利です。
カレーは飲み物ですから。
熱々のうどんとかカツサンドとかだとちょっと不利です。
でも号令が掛かった瞬間、強制的に参加登録されちゃうのです。
んで日中に色んな場面で罰ゲームカウントが蓄積し、部活が終わって帰る時間になると大体のメンバーが2~3個の罰ゲームをこなさなければならない状態になっています。
罰ゲームの内容はこんな感じ。
・コンビニでプリンをレジに持っていき「温めてください」と言う。
・ガソリンスタンドに自転車で乗り付け「ハイオク満タン」と言う。
・マクドナルドの店員さんに「マクドナルド2つください」と言う。
・マクドナルドのドライブスルーに自転車で乗り付けて商品を買う。
・夏の海水浴場をロングコートとサングラスとニット帽でさまよう。
・国道沿いで『レバノン』と書いた段ボールを持ってヒッチハイク。
・大学ノートにびっしり鉛筆で自作漫画を描いて集英社に送付する。
・担任の先生に「ピーマンが食べられない」と泣きながら相談する。
・本屋でエロ本を買って「すみませんが領収書をください」と言う。
・古文の授業中に当てられても「コロ助ナリ」としか言っちゃダメ。
などなど。
いま考えればバカバカしいことこの上ないですし、真面目に職務にあたっている方々に対して相当失礼です。
なぜあんなことを面白がってやっていたのか、今となっては当時の自分をぶん殴ってしまいたい気持ちです。
しかし、事実は事実。
私たちは15~17歳くらいの頃、こんなことをやって腹を抱えて笑っていたのです。
私はこれを黒歴史だと思っています。
できることなら消し去ってしまいたい。
とは言え消せないし改変もできないのが黒歴史。
唯一対策があるとすれば、それは『これ以上の黒歴史を生み出さないこと』しかありません。
ではそもそも、黒歴史とはどのようにして作られるのでしょうか。
黒歴史の製造過程で最も重要なポイントは『価値観の変遷』です。
すごく簡単に言うと、『Aを最重要だと思ってAに全力を注いだのち、Bの方が重要だと考え直しBに取り組んだ』という事態が黒歴史を製造するのです。
つまり『Aに心血を注いでいた時期』が黒歴史になると言うわけです。
さぁ、読者の皆様ももうお気づきですね。
黒歴史を作り出さない方法。
それは、『今やってることを悔い改めずそのままの方向、そのままの速度で駆け続ける』ということです。
馬鹿の一念とも言いますが、とにかくやり続ければ良いんです。
その都度の外野から飛んでくる評価なんて気にしなくて良いんです。
ただし、どんだけ叩かれても屈しない強靭な精神と折れない心が必要です。
きっとそういう人が黒じゃない歴史を作っていくんでしょうねぇ。