どうも、坂津です。
皆様はゴールデンウィークを楽しく過ごされましたか?
私は近年稀にみる、非常に充実したGWでした。
その充実ッぷりの片鱗をお見せしましょう。
以下が
※登場人物は私の両親と、私の妻と、私の4人です。
※私は妻のことを「ラブやん」と呼び、妻は私を「旦那」と呼びます。
※両親は妻を「ラブちゃん」と呼び、私を「佳奈」「佳奈ちゃん」と呼びます。
※私は両親を「父ちゃん」「母ちゃん」と呼びます。
※父以外は製造スタート以前から飲んでいて酔っ払いです。
私「さぁ、そろそろ作り始めるかな」
妻「おっけ。まずは強力粉と薄力粉を混ぜて・・・」
私「お湯に塩を溶かすんだっけ?」
妻「そうそう。そんでちょっとずつ粉に入れて練って入れて練って」
私「ラジャ。合法の粉をよこせー!」
妻「コムギコ カ ナニカ ダ!」
私「固まってきたねぇ」
妻「そろそろ手でコネるかな?」
私「く・・・ラブやん、自分で手を汚さず命令だけするってのか!」
妻「ふっふっふ。頭を使いたまえよ君ィ」
私「ッ!?」
私「ビ、ビニール袋・・・」
妻「素手とは違うのだよ、素手とは!」
私「固まってきたよー」
妻「じゃあ袋をひっくり返して、そのまま30分くらい休ませるね」
私「ふむ。じゃあちょっとパズドラやってくる」
妻「休むのは生地だよ旦那じゃねぇよ」
私「ッ!?」
妻「ほら、ニラを刻むから豚ミンチと混ぜて」
私「・・・へい」
私「じゃあビニール袋を・・・」
妻「タネは素手だろうよ」
私「えッ?」
妻「旦那の男らしいトコ、見たいな~☆」
私「任さんかい!!!」
妻「じゃあコッチもお願いね。鶏ミンチと大葉と梅肉」
妻「次は梅肉の代わりにレンコンね」
私「何でもカンでもぐっちゃぐちゃに混ぜてやるぁぁぁ!!」
妻「きゃーすてきー」
私「もうちょっと台詞に抑揚と感情が欲しいです」
妻「よし、後はチーズとハムを切っとくね」
私「んじゃパズドラを・・・」
妻「そろそろ生地を伸ばして皮を作らなきゃ」
私「ぐぬぬ・・・」
妻「私はミネストローネも作るんだから、皮は頼んだよ」
母「ラブちゃん、何か手伝うことある~?」
私「良い感じの大きさのコップが欲しい」
母「佳奈ちゃんには聞いてないけど、これで良い?」
私「うんうん。良いね」
母「あとは?」
私「皮を渡すからどんどん包んでって~」
私「市販のよりかなり厚いけど大丈夫かな?」
妻「モチモチになって良いんじゃない?」
私「うむ。良いコトにしよう。はいはい、包んでよ~」
母「あいよ!父ちゃーんッ!」
父「わしゃ包まんぞ?」
母「笑ったげるから、ホラ包んだ包んだ」
父「・・・」
私「あれ?意外と、てか普通に上手いじゃん」
母「父ちゃんてもっと不器用かと思ってた」
父「ちゃんと出来てるのに何で残念そうなんだお前たち」
母「笑い物にしたかった」
父「わしの存在価値よ・・・」
母「じゃあ私はハムチーズを包むから」
私「皮もどんどん作るよ~」
父「へいへい」
私「うお・・・包むの早えぇ・・・」
父「コチラ包み隊、深刻な皮不足です、ドウゾ」
母「ったく、皮部隊は何やってんの」
私「人員配置を誤った結果がコレか」
父「圧倒的ではないか、我が軍は」
私「分かったよもう!」
妻「ハムチーズの分だけコッチにもらえます?」
母「はいはい、どーぞ♪」
妻「おお、だいぶ出来ましたねぇ」
父「潤沢な皮があればもっと包めたがね」
私「くっ・・・」
私「そうだ、生地を伸ばすスペースを拡大しよう」
妻「ん、ラップ敷いたよ」
私「ガハハハ!これで皮の生産量は倍増だ!」
父「そんな小細工でわしらを倒せると思うなよ!」
母「疲れたから後は父ちゃんが包んでね」
父「え・・・」
私「ホラホラ!手が止まってるぞ?包め包めぇ~!」
父「ひぃ~」
妻「はいはい。ミネストローネ水餃子、できたよ~」
母「やった!」
父「待ってました!」
私「食べよー!」
妻「包みきれなかったハムを具として入れてみました」
母「なにこのモッチモチ感!」
父「水餃子の夜明けじゃー!」
私「この味!この食感!お届け出来ないのが残念です!」
妻「食べながらでも製造の手を止めてはいけません」
父「ラブちゃんの優しさと厳しさと心強さと」
妻「はいはい!エビメンタイと鶏レンコンが焼けたよ!」
母「欲しいィィ!!」
父「(中身が)見える!見えるぞ!」
私「ああああぁぁぁあぁ!!!」
妻「どしたの?」
私「エビメンタイの中身、撮ってなかった!」
妻「外から見ても赤いから、良いんじゃないそれで」
母「そもそも佳奈ちゃん、なんでそんなに写真撮ってるの?」
妻「この人ブログ書いてるんですよ」
父「ブログってネットの日記みたいなやつ?」
母「なんでそんなことしてるの?」
父「人の日記なんか誰も見ないよな?」
私「去年の冬、坂津家で収穫された八朔のことを覚えてる人ー!」
母「はい!」
父「はい!」
私「八朔の収穫時期と保存方法、ネットで調べた人ー!」
母「はい!」
父「はい!」
私「あれも個人のブログだったよ?」
母「え?」
父「馬鹿な!」
私「自分が当然のように知っている知識や身に付けているスキルが、それを知らない人にとっては貴重な情報になるということ、分かるよね?」
母「うん!農家の人の手口をもっと知りたい!」
妻「お義母さん、手口って・・・」
父「そうか。じゃあ佳奈の日記も、誰かの役に立ってるってことなんだな?」
妻「・・・」
私「・・・」
父「沈黙は肯定とみなすよ?」
妻「・・・」
私「・・・」