どうも、坂津です。
小説、漫画、アニメ、実写、VFXなど、私たちの身のまわりには様々な表現方法があります。
そして作品の作り手は、それぞれの表現法の枠組みの中で「この方法だからこそできる手法」を模索していきます。
例えば文章のみで構成される小説の場合は『叙述トリック』という手法がありますね。
これは漫画や動画など、状況が視覚的に伝わらないからこそ成立するものです。
私は目の前の男に言われるまま、シャツのボタンを外した。
例え銃を突きつけられているとは言え酷い屈辱だ。
銃口越しに男を睨みつけながら、私はシャツを床に落とした。
あらわになった白い肌に男の視線が刺さる。
「下着もだ!早くしろ!」
男が興奮気味に怒鳴りつけてくる。
今は言うことを聞く以外に方法は無い、それは分かっている。
私は悔しさに唇を噛みながら、下着に手を掛けた。
「早くしろってんだ!ジジイ!」
これは読者に「シャツを脱いでいるのが女性である」という先入観を持ってもらったら勝ちという文章です。
最後の「ジジイ」で「女じゃ無いんかーい!」ってツッコミを受ければ万々歳です。
こんな風に、表現方法それぞれで行える「ならではの手法」というのがあると思います。
私は、ブログにもそういう手法があるのではないかと考えています。
しかし考えれば考えるほど「これは紙の小説でも同じことが出来る」「これは動画で同じことが出来る」というアイデアしか出てきません。
ブログならでは、ブログだからこそ可能な表現方法って、何かありますかねぇ?
という永遠の課題はちょっと横に置いといて、他のメディアで使われていてブログであまり使われていない手法を探し、輸入するというのも、記事を書く上で面白い試みなのではないかと思います。
そこで私が今回この記事で取り上げたいのは『ルビ』です。
例えば楽曲。
歌詞として耳で聞いた時には「くに」と言っているので「国」かなと思っていたら、歌詞カードを見てびっくり。
そこには「地球」って書いてあるじゃないか!みたいなことがあります。
逆に初見で歌詞カード見ながら歌ったら絶対に「ちきゅう」って読んじゃいます。
正座の瞬き数え 占う恋の行方
同じ地球に生まれたの ミラクル・ロマンス
【ムーンライト伝説 DALI(美少女戦士セーラームーン OP】
また、漫画でもよく使われますね、ルビは。
「強敵」と書いて「とも」と読んだりします。
もう皆様よくご存知のことと思いますが、「闘神の化身」は「とうしんのけしん」ではなく「インドラリバース」と読みます。
また「不運」を「ハードラック」、「踊」を「ダンス」と読んだりします。
ちなみに上記の作品は「疾風伝説 特攻の拓」という作品ですが、読み方は「しっぷうでんせつ とっこうのたく」と思わせておいて実は「かぜでんせつ ぶっこみのたく」です。
このようなルビ文化は、歌詞界や漫画界、ラノベ界ではよくあることでしょう。
しかしブログではあまり見かけません。
閲覧者のブラウザによって見えたり見えなかったりするという難点があるようなので、賢明な皆様が取り入れていないというだけかもしれません。
しかし私はやってみたい!
私の文章にルビが振れるのならば是非とも敢行したい!
というわけで、まずはルビの振り方から勉強しなきゃね。
まず、私はブログをパソコンから編集していますが、そうじゃ無い方はごめんなさい。
この方法がスマホからとか、はてなアプリから行えるかは不明です。
これはこの記事の編集画面です。
左上に「編集 見たまま」となっていますね。
私はいつもこの「見たままモード」で記事を書いています。
で、その隣に「HTML編集」というタブがあるんです。
選択するとこうなります。
「見たままモード」で書いた内容が「HTMLモード」で表記し直されます。
ルビを振るには、この「HTMLモード」での編集が必須なんですって!
私が聞いたところによると、ですけどね。
で、こんな風に書きます。
ルビ表現が発生する部分の文字列を<ruby>と</ruby>で囲みます。
次にルビ表現の下の段を<rb></rb>で、上の段を<rt></rt>で囲みます。
すると。
どうも、
ルビっぽく見えていない方の為に一応画像も。
こんな感じです。
これが使えるようになったらブログでの表現範囲もかなり広がるのではないでしょうか。
私は今日もゴールデンウィーク前で
ん~・・・違うな。
これだと打ち消し線を使った方が合ってる気がしますね。
ルビを上手に使うのには修行が必要です。