どうも、坂津です。
だんだんと暖かくなりますね。
花が咲き虫が踊る時期となりました。
ところで。
そろそろどこの企業でも、新入社員の座学研修がひととおり終わり、実地研修だったり、もう実践だったり、正式配属だったりするんでしょうねぇ。
買い物とか食事で利用するお店で『新人と書かれた名札』という最強の免罪符を全力で強調した人々が接客をしてくださる機会が増えています。
◇電話で
新人「お電話ありがとうございます!新人です!」
坂津「(声でかいな・・・)お世話になります。坂津と申します。湯川専務にお取り次ぎをお願い致します」
新人「湯川専務ですね!どのような御用件でしょうか?」
坂津「(身内に役職・・・)私がお電話を頂戴しておりましたようで、折り返しのお電話をさせて頂いております」
新人「そうですか!じゃあもっかい掛けるように言いますね!」
坂津「・・・え?あ、専務はお取り込み中ということですね。かしこまりました」
新人「いえ!ここに居ます!あ!居ません!」
坂津「(えぇ~・・・)では、お電話お待ち致しております。お手数ですが湯川専務にお伝えください」
新人「はい、少々お待ち下さい!専務!電話待ってますって!お伝えしました!」
坂津「(この子・・・強い・・・!)ありがとうございます・・・」
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◇ホームセンターで
坂津「あ、すみません、グラインダー用のサンドペーパーが欲しいんですけど」
新人「グ・・・グライダー・・・ですか?」
坂津「いや、えっと(あぁ、新人ちゃんを引いてしまった)グラインダーです」
新人「それは何をどうするやつでしょうか?」
坂津「(何をどうするやつ?)木材なんかの表面を削るんですが・・・あ、そうそう、ディスクグラインダーじゃなくて、電動サンダーって呼んだ方が分かりやすいですね!」
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新人「・・・サンダー・・・?」
坂津「あ、じゃあ、サンドペーパーの場所を教えてもらえますか?」
新人「それは、紙ですか?」
坂津「(えぇー!?)か、紙だと、思いますが・・・」
新人「では紙系のはこっちにありますので(ティッシュ等の売場へ)」
坂津「あ、いや、そうじゃなくて、あ!分かった!紙やすり!紙やすりです」
新人「神谷すり・・・?」
坂津「いえ、『紙』『やすり』です」
新人「すみません。ちょっと分からないです。置いて無いと思います」
坂津「んなわけあるか分かるヒト呼べや」
◇中華料理屋さんで
私「一緒に中華料理とか初めてだね!」
妻「そだね。私が食べないからねぇ」
私「濃いもの好きじゃないもんね」
妻「でも今日はこの中華粥というのに興味津津なのだよ」
私「だねー!私は麻婆炒飯にしようかな。すみませーん」
新「い、いらっしゃいませ」
私「注文いいですか?」
新「はい!」
私「じゃあまず、この中華粥セットと~・・・」
新「はい!」
私「麻婆炒飯のセットで」
新「あ、ちょ、待ってください(ハンディーターミナルを操作)あ、ちょっと。あ」
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妻「もう一回言おうかな」
私「そうだね。まず、中華粥・・・」
新「それはいいです」
私「(えぇ~・・・)そ、そっか。じゃあ麻婆チャー」
新「ちょっと待ってください」
私「・・・」
新「はい」
私「・・・え?」
新「もう一回言ってください」
私「あぁ、えっと、麻婆炒飯のセットを・・・」
新「分かりました(バックヤードへ)」
私「(ご注文を繰り返しませんの?)豪胆な子だったね」
妻「うん。まぁ新人だしね」
子供の頃ばあちゃんに「です」「ます」と、返事の「はい」だけは叩き込まれました。
その時は嫌だったのですが、しかし今では、なんて有り難い教育を施してくださったのだろうと心から感謝しています。
なんならもっと躾けてくれてても良かったのに、ぐらいに思っています。
「親の心、子知らず」と言いますが、結局のところ「大人の心、子供知らず」であり、突き詰めると「年上の心、年下知らず」なのです。
当事者になってみなければ金言は忠言となり耳に逆らうばかりなんですよね。