あけましておめでとうございます、坂津です。
日本語には本当に多くの同音異義語が存在しますよね。
会話の流れが在れば脳が自動的に最適な判断をしてくれますので、特に困ることは多くないのですが、いきなり耳に入ってきたりすると驚くこともあります。
先日、会社の駐車場の敷石が減ってきたのを補充していたときのことです。
駐車場のすぐ横には小さなお寺のようなものがあります。
そこに2人連れのおばさまがやってきました。
そして言い放った言葉に、私は我が耳を疑ったのです。
「ココノオドール住みたいね」
「そうねぇ」
私は狼狽しました。
九尾ドールと言えば私が日々お世話になっている九尾さんが運営されているブログのタイトルではありませんか。
住みたいとはどういうことか?
おばさまペアは九尾さんとこの読者さんなのか?
もしやわざと私に聞こえるように?
1秒ほどの間に様々なことを考えました。
冷たい汗が流れました。
直立不動のおっさんが凝視するもんだからおばさまペアも驚いたのでしょう。
私に声を掛けてきました。
「あの、九尾ドーの方ですか?」
「え?あ、いや、違いますケド」
九尾ドー・・・“ここのお堂”か!
おばさまペアはのしのし去っていきました。
謎は全て解けました。
「九尾ドール住みたいね」⇒「ここのお堂留守みたいね」
こうなると、「ここ」に接続詞「の」を挟んで「お」から始まる言葉は、すべて「九尾(ココノオ)」と聞こえてしまうことになります。
・ここのおでんは最高に美味いんだよ。
・徳川家康はここの丘に陣を張ったらしい。
平仮名だと同じ文字列でも、まるで意味が違う場合があるので皆様もよくよくご注意くださいね。
というわけで今回は同音異義語で遊んでみましょう。
※割と下品なものが多いのでご注意ください。
■訪日外国人
「僕はどうしてもこの国で性交したいんです!」
「えッ?なに急にそんな・・・」
「それにはこの国の女性が必要なんです!」
「そ、そりゃそうだろうけど・・・」
「僕の性交に協力してください!」
「いや、そんなこと大声で言わないで・・・」
「すみません、つい興奮してしまって」
「そんなんじゃ女性も寄ってきませんよ」
「え?女性って寄ってくるんですか?」
「寄ってくるというかそんな動物的じゃなくて、もっと申請な・・・」
「では女性を得るために必要な申請の手続きを教えてください」
「手続きというか、まぁまず性交が目的とか言っちゃだめですよ」
「え?この国の女性は性交するためものじゃないんですか?」
「何トンデモナイこと言ってるんですか違いますよ!」
■パチンコ屋
「すみません、ちょっと良いですか?」
「はい、なんでしょう?」
「監禁したいんですけど」
「えっ!?」
「監禁するにはどこに行けばいいですか?」
「知らないし、知ってても教えませんよそんなの」
「そんな、ひどい・・・」
「ひどいのはあなたでしょう」
「あ、もしかしてあなた、飼って無いんですか?」
「え?すでに飼ってて、それを監禁する気なんですか?」
「そりゃ飼ったら監禁するの、当たり前でしょう」
「おまわりさーん!」
■個展
「これはなんですか?」
「痔画像です」
「えっ?・・・これが・・・?」
「まぁ中傷画なので分かりづらいでしょうけど」
「中傷画ですか?何を中傷してるんですか?」
「え?そりゃまぁ、私自身ですが」
「じゃあこれはあなたの痔画像なんですか?」
「そうですよ」
「勇気ありますね」
「そうですか?」
「痔画像で中傷画なんて僕にはとても」
「あなたもやってみては?ゲイは身を助けると言いますし」
「えっ!?だから痔画像なんですか!?」
「磁器大統領の人形が完成したってね」
「え?あれ磁器なの?すげぇ!」
「ん?そりゃ原色では無いからね」
「確かに原色じゃ表現できないよな。あれは中間職だわ」
「は?全然中間職じゃないだろ。むしろトップだよ」
「え?何がトップなの?」
「何って、誰からも支持されない立場だぞ?トップだろ」
「え?支持されてないの?」
「誰が支持できるんだよ、大統領だぞ」
「いや、任期が無いとは聞いてたけど」
「任期はあるだろ。これからじゃないか」
「え?支持は無いのに任期はあるの?」
「断崖が無い限りはね」
「え?断崖があったらどうなるの?」
「そりゃ引き摺り下ろされるんだろ」
「断崖から!?怖ッ!」
■旅行計画中のカップル
「来週の温泉旅行、楽しみだね」
「そうだな。ただ欲情のレベルが問題だけどな」
「えっ、な、なに言ってんの、もう・・・」
「だって温泉のメインってやっぱり欲情だろ」
「まぁ・・・否定はしないけど・・・」
「清潔感も大事だな。ちゃんと煽情してくれないと」
「わ、私が煽情するの!?」
「は?いや、それは旅館の人の仕事だろ」
「え?部屋ムードとかってこと?」
「ああ、それも大事だけどな。お前も煽情したいの?」
「わ、私・・・思い切って、コスってみようかな・・・」
「素人がやると傷つくからやめとけって」
「なにそれヒドイ!」
「いや、悪いことは言わないから、プロに任せとけって」
「は!?どういう意味よ!」
「お前じゃ無理だから旅館の人にしてもらうってことだろ」
「最ッ低!!」
■高所作業
「じゃあ伝説の仕事の説明をしますね」
「つ、ついに僕も伝説の人になれるんだ!」
「まず、作業中は幼いように」
「あーうー」
「え?」
「え?」
「なんですか?今のは」
「幼いように・・・」
「ゴホン。とにかく、幼いことが大切です」
「だー」
「なんです?さっきから」
「いや、だから幼い感じで・・・」
「感じではなく、実際に幼いようにしてくださいね」
「まんままんま」
「ふざけないで。他界ですから、本当に命に関わりますよ」
「そりゃ他界=死ぬってことですもんね」
「いや、さすがにイコールではないですが」
「え?死なないんですか?」
「化膿性があるってだけです」
「は?なんで化膿性があるんですか?幹線ってことですか?」
「初心者がいきなり幹線ってことはありません」
「え?じゃあベテランは幹線をするんですか?」
「そりゃしますよ。しなきゃ仕事になりません」
「幹線するから、化膿性があるってことですか?」
「え?ああ、危険が伴うって意味ですか?そうですね」
「恐ろしい仕事なんですね。さすが伝説と呼ばれるだけあります」
「いや、慣れれば普通ですけど」
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いやぁ、本当に多いですよね、同音異義語。
皆様も是非、日常会話の中の隠れた同音異義語を探してみてください。
面白いすれ違いが発見できるかもしれませんよ。