あけましておめでとうございます、坂津です。
元旦ですが特にいつもと変わりなく進めます。
困った時には思い切って助けを求めてみると良いですね。
上記のエントリで、記事のネタが無いよと泣き言を漏らしてみたら、素晴らしいヒントをくださった方々がいらっしゃいました。
どうやら青い川さん(id:aoikawano)は以前の私のエントリを覚えてくださっていたようです!
さらに若草愛子さん(id:aikowakakusa16)も!
なんと喜ばしいことでしょうか!
お二人とも下記のエントリの事をちゃんと覚えてくださってたなんて!
本当に有り難い!2重の意味で!!
そうか!ネタが無い時はリサイクルだ!
エコを意識した循環型ブログを構築するのだ。
というわけで、新しくスタートしたドラマのレビューを書いてみることにします。
これが私の初ドラマレビューになります。嘘だけど。
『ポイする少女』
■放送日 毎週金曜日
■放送局 TVS
■時間帯 22:00~
■キャスト ご想像にお任せします
以下、割と詳細なストーリーでかなりのネタバレを含みます。
ネタバレが嫌な方は読まないでくださいですが、ここで読まないと他のどこでも知ることはできません。
◇第1話 あらすじ
思い出と共に生きる、と言えば聞こえは良いが、過去の失恋に取り憑かれ新たな一歩が踏み出せないでいる女子高生、大村清美(おおむら きよみ)。
清美は読書が好きで、1年生の頃から図書委員を務めていた。
同じく図書委員の少年、本多睦実(ほんだ むつみ)は何かと面倒見の良い先輩。
イマイチどんくさい清美にあれこれとフォローをしてくれる。
本多先輩は単にお世話をしているだけだったが、そんな彼に清美は恋心を抱いてしまう。
日に日に強くなる想いをついに抑えきれなくなった清美は告白を決意するも、実は本多先輩に彼女がいることを知り、アタック前に玉砕してしまった。
先輩がくれたしおり、先輩がくれたエコバッグ、先輩がくれた・・・。
例えどんなに些細なことでも、思い出と物を結びつけて考えてしまい、何も捨てられないまま時は流れる。
そして先輩は卒業し、清美は2年生になった。
大村頓男(おおむら とみお)は清美の父親で、大手商社に勤めるサラリーマン。
学生時代からの親友であり、同僚である牧田大悟(まきた だいご)と酒を飲んでいた。
今日は牧田の栄転異動を祝う二人だけの宴だった。
大悟の出世を心から祝福し喜ぶ頓男に、大悟は頼み事があると切り出した。
スウォンジー支社の支社長として渡英することになった大悟だが、一人息子の潔治(きよはる)が日本に残りたいと言っているとのこと。
高校を卒業するまで息子を預かって欲しいというのが、大悟の頼み事だった。
その頼みを二つ返事で了承した頓男だったが、これがきっかけで清美は、牧田潔治との奇妙な共同生活を送ることになるのだった。
大村家の夕食時、清美は父親の頓男と母親の整子(ととこ)から報告を受けた。
明日から同級生の男の子を預かることになったので協力して欲しいと、笑顔で言う両親に対し清美も笑顔で快諾する。
困った時はお互いさま、そう育てられてきたからだ。
しかし、頓男が告げた名前に、清美は眉をひそめた。
牧田潔治、もし記憶違いで無ければクラスメイトにも同じ名前の少年が居たはず。
2年生になってまだ数日、特に会話もしていないが妙な噂だけは聞いている。
「変人ミニマリスト牧田」そんなあだ名で呼ばれていたような・・・。
潔治が引っ越してくるという当日、家族総出で荷運びの手伝いをする気満々の大村家。
しかし目の前に現れた少年は、少し大きめのバッグを持っているだけで他に荷物は無く、引っ越し業者のトラックの気配も無い。
聞けば荷物はこれだけだと言う。
驚きつつも潔治を迎え入れる頓男と整子。
部屋の場所を口頭で説明されるも、右と左の取り違えによって清美の部屋のドアを開けてしまう潔治。
部屋の中を見て絶句し、すぐにドアを閉める。
間を空けず誤解だと判明し、マイルームとして使う部屋に通された清治は、バッグの中から座布団とノートパソコンを取り出し床に置いた。
夕食後、潔治に早く環境に慣れてもらおうと努めて明るく話しかける清美。
しかし潔治から返って来たのは驚きの言葉だった。
「お前の部屋、カオスだな。よくあそこで暮らせるな」
清美とて花の女子高生。
ちょっと物が多いことを除けば、散らかっていることも無いし、女の子らしいキレイな部屋だと自負していた。
そこにぶつけられた潔治の言葉はあまりにも辛辣だった。
~感想~
ついに始まりましたね、『ポイ少』
原作漫画はトンデモ超展開で知られる怪作ですが、はたしてドラマではどうなるのかこれからが楽しみです。
初回はまぁ人物紹介と状況設定の確認みたいなものですから、ストーリー面では特筆すべきことはありませんでした。
強いて言えば本多先輩をもうちょっとヘタレに描いて欲しかったw
あと、漫画では描き切れていなかった清美の部屋の溢れるアイテム達が、ドラマでは実際にたくさん置かれていたのは良かったですね。
細かいですが、後々ストーリーで出てくるであろう「香炉」が初回からちゃんとセッティングされていたのは流石です。
あ、これは原作読んでないと分からないですよね。いずれ出てくると思いますのでお楽しみにw
それからエンディングが作品にマッチし過ぎてて驚きました!
と思ったら作詞が原作の派手丸先生だったと知って納得でした。
まずは1クール13話で進行すると考えて、清美がどの辺から断捨離モードに入るのかが気になります。
次回からも目が離せません!
『殿、城は枕ではございません!』
■放送日 毎週木曜日
■放送局 目テレ
■時間帯 21:00~
■キャスト ご想像にお任せします
以下、割と詳細なストーリーでかなりのネタバレを含みます。
ネタバレが嫌な方は読まないでくださいですが、ここで読まないと他のどこでも知ることはできません。
◇第1話 あらすじ
大手寝具メーカーに勤務する司門徹(しもん とおる)は、この春の異動で企画開発部から営業部への転属を命じられた。
徹としては納得しかねる異動だったが、君の寝具に対する並々ならぬ情熱はきっと営業でも成果を上げると期待されての辞令だと説得され、しぶしぶ従うのだった。
寝具の機能性、人間工学に基づいた理想的な構造、臨床データによる科学的な裏付けなど、徹は自身の持てる知識と情熱の全てを込めて営業活動に専念する。
しかし、誰一人として徹から寝具を購入する客は現れないのだった。
どんなに頑張っても結果が出ない日々、徹は疲れ果てていた。
河川敷の土手に腰を下ろし、ボーッと川面を見詰める。
自分の説明はそんなに下手だろうか?
なぜお客さんにこの思いが伝わらないのだろうか?
「良い物なのは分かったけど、今は要らないねぇ」
「ウチには必要ないよ。また買い替えの時には連絡するから」
「今の布団で充分だから」
今まで浴びてきた無数の断り文句が浮かんでは消えていく。
と、川の中程で、川面が波立っているのが見えた。
考えるより先に体が動いていた。
徹はスーツの上着だけ脱ぎ捨てると川に飛び込み、泳いだ。
女性が溺れていたのだ。
バシャバシャと暴れる女性にようやく近付いたあたりで、そう言えば自分はあまり泳ぐのが得意では無かったと思い出す徹。
しかし躊躇している場合では無い。
大丈夫ですよと大声で言いながら女性に手を伸ばす徹だが、パニック状態の女性にはうまく伝わらない。
それどころか溺れる女性は徹の手を掴み、必死にもがく。
片腕の自由を奪われた徹は助けるどころではなくなってしまった。
そして、二人はもつれるように沈んでいくのだった。
背中の痛みで目を覚ました徹。
固い板張りの床に、布団とは呼べないような厚みの無い布切れを敷いただけの場所に寝かされていたようだ。
あまりにも粗末な造りである木造の建物内を見渡す徹に素っ頓狂な声が掛けられる。
「あんれ、起きただがぁ?」
声の主は弥吉(やきち)という男だった。
どこの方言だか判らないがとにかく訛りがひどく、辛うじて理解できたのは、溺れて川岸に流れ着いた徹を、弥吉が介抱してくれたということだった。
それにしても背中が痛い。
弥吉によれば一番良い布団を用意して寝かせてくれていたらしいのだが。
そして会話の中で、徹は思いもよらない事実を知ることになる。
ここが、戦国時代の農村だという事実を。
あまりにも非常識な出来事に、逆に吹っ切れてしまった徹は、まず目の前の課題を解決しようと試みる。
弥吉の寝具だ。
物資にも限りがあるところだが、揃えられる資材でどうにかするしかない。
木の皮や葉っぱ、藁など様々な材料で工夫し、どうにか最低限の敷布団を用意することができた。
助けてくれたお礼にと、弥吉にその敷布団を使ってもらう徹。
あまりの寝心地の良さに一瞬で熟睡してしまう弥吉。
敷布団の開発時に材料や針、糸などを提供してくれた村人たちにも同じ物を用意することになり、ひとまず村に受け入れられた徹は、喜ばれるという喜びを知る。
それから1ヶ月ほどが経過し、鍬で土を耕すのも様になってきた徹は、村人たちから口々にお礼を言われる。
あの敷布団を使うようになってから寝つきが良い、体調が良くなった、婆さんが歩けるようになった、野良仕事がはかどるなどなど。
質の良い睡眠の大切さを熟知している徹からしてみれば当然のことだったが、難しい説明をする気にもならなかった。
~感想~
敷布団、どうにかして作ったんだろうけど説明が無さ過ぎるwww
戦国時代のいつ頃なのかとか、どの辺の地方なのかとかも謎だらけ。
でもそういう細かい部分が気にならないくらい役者さんの演技が良い!
一生懸命布団を作ろうとしている徹の姿や、実際に使ったあとの村人の快適感、徹に対する感謝の気持ちなどなど、感情がすごく伝わってくる作品です。
きっと台本では名前無しの、単なる村人でさえ非常に良い演技をしていました。
ストーリーの先を読むとか、時代考証をするとか、いわゆる「画面外のこと」に意識を向けて観るのが勿体無いと思いました。
何も考えず没頭するのが、このドラマの美味しい食べ方だと思います。
とはいえ、タイトルからするとお殿様が出てくることが予測されるので、このままずっと村のシーンってわけじゃ無さそうです。
今後の展開がとても気になります!
『憑くって言いなよ』
■放送日 毎週月曜日
■放送局 ブジ
■時間帯 21:00~
■キャスト ご想像にお任せします
以下、割と詳細なストーリーでかなりのネタバレを含みます。
ネタバレが嫌な方は読まないでくださいですが、ここで読まないと他のどこでも知ることはできません。
◇第1話 あらすじ
世界一有名な名探偵、シャーロックホームズ。
の次に有名だと言っても過言ではない名探偵、長宗我部大吾郎(ちょうそかべ だいごろう)は、警察からの信頼も厚い有能な探偵だ。
過去いくつもの難事件を、その超頭脳と超感覚で解決してきた。
彼曰く「真相は突然脳裏に浮かぶもの」だそうだ。
しかしこの長宗我部探偵、非常に深刻な悩みを抱えていた。
彼にはもう、事件を解決することができないのだ。
なぜなら彼は、実は自力で事件を解決したことなどただの一度も無かったのだ!
にわかには信じがたいことだが、彼に取り憑いていた幽霊が調査に協力してくれていたお陰で事件を解決することが出来ていたのだった。
全く存在を気取られなかったり、壁をすり抜けたり、幽霊ならではのスキル(?)で情報を集めて大吾郎に提供してくれていた幽霊。
ひょんなことからその霊が成仏してしまったのだ。
焦った大吾郎はどうにか他の霊を自分に取り憑かせようと努力をするも、すべからく失敗してしまう。
「自分に憑いてくれる幽霊を探している」というおかしな男の噂を聞き付けたのは、場末の寂れたバーを経営している大賀彩加(おおが さやか)だった。
聞けばその男、あの有名な長宗我部大吾郎だということだ。
まさかと思いながら、彩加は仕事の依頼を装い大吾郎を店に呼び出す。
常連客のいつもの与太話だと思っていた彩加だが、酔った大吾郎は駆け引きすることもなく真相を打ち明けてしまった。
何とも言えない微妙な表情を浮かべる彩加。
そしてふいに「協力してあげる」と言い、店にあるありったけの酒をカウンターに並べた。
今夜はとことん飲みましょうと、強い酒をどんどん煽る二人。
しかし彩加が飲んでいるのは酒だけでは無かった。
やがてカウンターに突っ伏して眠ってしまう大吾郎。
彩加も同様だ。
しかしその手には、空になった睡眠薬の瓶が握られていた。
目が覚めた大吾郎は激しい頭痛と吐き気に襲われる。
隣のカウンターで寝ている女性が誰なのかも判らない。
とりあえず自分の背広を女性の肩にかけてやり、痛む頭を押さえながら事務所へと帰るのだった。
熱いシャワーを浴び、ようやく少し楽になった頃、その声は聞こえた。
「ねぇ、長宗我部さんったら!」
驚く大吾郎。
しかし周囲には誰も居ない。
「あ、やっと聞こえたのね!朝からずっと呼んでたのに!」
ようやく事態を理解できたのは数分後のことだった。
彩加が大吾郎に取り憑いたのだ。
「もしかして、あのバーのママ?」
「そうよ。協力してあげるって言ったじゃない」
お互いの自己紹介と今後の方針について確認し合った二人。
大吾郎は「名探偵、長宗我部」の復活に歓喜した。
しかし。
たまたま点けていたテレビのニュースにとんでもない情報が流れてきた。
「今日未明、雑居ビル内にあるバーSAYAKAで、店主の大賀彩加さんが亡くなっているのが発見されました。彩加さんの遺体にはスーツの上着が掛けられており、このスーツの持ち主が、彩加さん死亡に関わりがあると見て警察が調べています」
「続報です。警察の発表によると、スーツの持ち主はあの名探偵、長宗我部大吾郎氏であるとのことです」
「ただいま入りましたニュースによると、警察はこの事件を殺人事件と断定。長宗我部大吾郎容疑者を全国に指名手配したとのことです」
「私が長宗我部さんは無実だって証言するわ!」
「誰が幽霊の声を聞けるってんだよ!」
とにかく事務所に居てはすぐに捕まってしまうと考えた大吾郎は、手近な荷物をまとめて鞄に押し込んだ。
自分の無実を証明するために、幽霊の彩加と大吾郎の奇妙な共同作戦が開始された。
これほどまでに自分が有名人であることを恨めしく思ったことはない。
街中のいたるところで自分が指名手配されていることを痛感する大吾郎。
仕事柄、簡単な変装や目立たない立ち居振る舞いは心得ているものの、これでは誰かに見つかって通報されてしまうのも時間の問題だった。
とにかく人が多い場所は危険と判断し、どこか田舎へ行こうとする大吾郎。
「それなら、私の実家に行ってみない?」
こうして彩加と、彼女の実家を目指すことになる大吾郎だった。
~感想~
前情報で大まかなストーリーは知っていたのですが、彩加の幽霊感の無さよ!
もっと半透明とか足が無いとか、そういうのを想像していたんです。
普通に居るじゃん!って感じでちょっとがっかりでした。
慣れれば気にならなくなるのかな。
まだ始まったばかりなので何とも言えませんが、なぜ彩加が自殺してまで大吾郎に協力する気になったのかが気になります。
その辺はこれから回収されていくんでしょうね。
評価できる点は何と言ってもBGMですね!
あのジャズっぽい感じというか、探偵物なのでハードボイルドを意識しているのか、とにかくBGMが最高です。
ドラマのブルーレイとか後回しでいいからサントラ出してくれってくらい良いです。
あと、初回だけなのかずっとそうなのかは分かりませんが、いわゆる「長回し」っぽい撮影方法なのが地味にすごかったです。
場面転換以外ではほとんどカット無しでカメラが回っていたように思います。
この点は今後も継続して注目していきたいと思います。
さて、初めてドラマのレビューを書いてみたのですが、いかがだったでしょうか?
読者様にちょっとでも「観てみよう」と思って頂けたなら幸いです。
また見逃してしまった方が「観た体で」会話に参加できる程度には書いたつもりですが、「ここが抜けてるよ」とか「私はこう思ったけど」などなど、ご意見を頂ければと思います。
念のため、全部ウソですからね?