どうも、坂津です。
本間さんがしぼんでます。
驚くべき事件が発生しています。
坂津「どうしたの?元気無いねぇ。これでもお食べ」
本間「ありがとうございます。あとでいただきます」
坂津「ね、熱は!?顎関節が折れてるのか!?それとも内臓がどうかしたか!?」
本間「ほんのり失礼ですよ課長。気にしないでください、単なる逃げ恥ロスです」
どうやら本間さん、「にげはじ」の大ファンだったらしいです。
平仮名で書くとよく分かりませんね、にげはじ。
「二元論の始まり」の略とかね。
「ミニゲームで弾ける」の略とかね。
「何気なく見過ごす端っこ」の略とかね。
いやいや脱線しちゃいました。
私は本間さんに言いました。
その昔、大事万(だいじまん)という兄弟が居たんだけどね。
大事万兄弟は、何が一番か良く分からないけど、とにかくそれが一番大事だよという歌を歌って一世を風靡した。
君が生まれた頃の話だよ。
で、その歌詞にこんな一節がある。
ここにあなたが居ないのが寂しいのじゃなくて
ここにあなたが居ないと思うことが寂しい
どうだい?分かるかい?
つまり大事万兄弟はね、「居ない」というマイナスの状況だけを取り上げて、それに「寂しい」という感情を持ち、そこだけをフォーカスすること自体が「寂しい」ことだと言っているんだよ。
要するに、「今は居ないけど、明日は会える」とか「胸の中に居る」とか、そういう風に考えようという前向きな表現なんだ。
本間さんにとって毎週楽しみにしていた逃げ恥は、そりゃドラマとしてはもう終わってしまったよ?
でもね、例えば「こんな時、みくりちゃんならどうするか」「平匡さんならどんな言葉で伝えるか」みたいな想像ができるだろ?
私が「本間さん、今日残業お願いできるかな」と聞いたら、本間さんじゃなく本間さんの中にいるみくりちゃんならどう答えるか?
その想像ができるということはつまり、本間さんの中に逃げ恥を飛び出した、みくりちゃんと平匡さんの人格が出来上がっているということだよ。
それはとてもすごいことだと思わないかい?
ドラマは終わっても、あの二人は君の中で生き続けるんだ。
坂津「だから、君は何も失ってなどいないんだ。さぁ元気を出して仕事仕事っ!」