『かなり』

干支に入れてよ猫

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勢いある愚痴からのライフ回復

どうもぉぉぉーッ!!坂津でぇぇーーーーッす!!!

忙しさが殺到してくると書いて忙殺!!

忙しなく相殺していくと書いて忙殺!!

繁忙期は必ず殺気立つと書いて忙殺!!

ボーとせずサッとやれと書いてボーサツ!!!!

もうダメかもしれません!!

忙しい⇒頭に血がのぼる⇒毛穴が開く⇒毛が抜ける⇒ケビン!!

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左手のは受話器じゃ無くてシャワーヘッドです!!

 

 

あ、画像見返しました?嘘ですw

 

 

あまりにも忙しいのです。

ミスによって発生したフォロー業務が通常業務を上回ってくるのです。

 

いいかお前ら私はおしりふきじゃねぇ!!

 

なぜ私が各署の尻拭いをせねばならんのか。

 

加納「か、課長!検品で見つかった品質不良が予定より多くて出荷数量が足らないと、物流課から連絡が・・・」

坂津「なんで出荷の当日にそんなことになるんだッ!検品は最低でも出荷の前日までと決まっているだろう!!」

加納「それが、生産課の方が機械の不具合で生産スケジュールが押しているそうで、他の案件も同様だそうです」

坂津「ふぅ。私が直接生産課と検品課に行って話をつけてくるから、加納くんにはこっちの処理をお願いするよ」

 

生産「俺らも一生懸命やってんスよ。機械が調子悪いのは俺らのせいじゃないでしょ?無理言わんでくださいよ」

坂津「不具合が起きやすい箇所は繁忙期前にチェックしておけと指示したはずだが、このメンテナンス履歴は?」

生産「あ・・・いや、それは、記入漏れッスよ。ちゃんとチェックはしたけど、問題なかったんですよ。きっと」

坂津「消耗部品の交換も日々のクリーニングも全然できていない!これじゃ機械が止まって当然だ!愚か者め!」

生産「・・・ぐぅ・・・。スミマセン・・・。で、でも機械が止まってるのはどうしようもないですから・・・」

坂津「それはお前にどうにかしようという気が無いということだ。人事を尽くさない者に天命は訪れないからな」

生産「機械メーカーのサービスマンは来れないって言うし替えの部品も無いし、どうしようって言うんですか!」

坂津「今は動かしていない旧機械をバラす!工具一式はどこだ!お前は部品に互換性があることを祈ってろッ!」

生産「言い方がきついッスよぉ~・・・悪かったと思ってるんですから、もうちょっとふんわり優しく、ねぇ?」

 

だから私はおしりふきじゃねぇ!

 

検品「数量が足らないのは俺たちのせいじゃないだろ?品質の不良もスケジュール押しも、生産課が悪いんだ!」

坂津「その連絡がなぜ出荷日の当日になるんだ!事前に分かっていれば他の手が打てたかもしれないだろうが!」

検品「・・・ぐぅ・・・。スミマセン・・・。で、でも数量が足りないのは、どうしようもないですから・・・」

坂津「それはお前にどうにかしようという気が無いということだ。諦めが勝る脳では打開策など閃かないからな」

検品「そもそも数量が足りない上に生産も必要数量に間に合わないんですよ!?どうしようって言うんですか!」

坂津「不良扱いの製品を持ってこい。不具合の箇所が違えば部品を補完し合って良品が作れるかもしれないだろ」

検品「そ、その手があったか!2つの不良品から1つの良品を作り出す!これならなんとかなるかもしれない!」

坂津「元々このやり方は不良でのロスを削減するために実行されているハズだが、今までやっていなかったな?」

検品「つ、ついうっかりってやつですよぉ。ぶ、部長には言わないでくださいね?水に流してくださいよ・・・」

 

何度目だ私はおしりふきじゃねぇ!

 

加納「あぁ、おかえりさない課長。こちらの処理はどうにかなりそうですが、今日の出荷分はいかがでしたか?」

坂津「不良品から良品を作り出す分と、機械を直して生産できた分でどうにか数がまとまったよ。出荷できる!」

加納「最終的にお客様に謝らなきゃいけないのは、僕たちの部署ですからね。本当に間に合って良かったです!」

坂津「加納くん、最終的に困るのはお客様だよ?お客様は私たちを信頼して、ご注文をくださってるんだからね」

加納「すみません。つい自分本位で考えてしまいました。忙しくなるとどうしても自己中に・・・いけませんね」

坂津「いや、君が理解してくれているのは分かっているよ。それよりこんな時間まで業務の処理、ありがとう!」

加納「この時期に残業は当たり前ですからね。その代わり閑散期に入ったら有給休暇を使わせてもらいますから」

坂津「大いに使ってくれ。あとこないだの土曜日も、ありがとな。まさか本当に来てくれるとは思わなかったよ」

加納「来て欲しさ満載だったじゃないですか。どうせ予定も無かったですし、そんなに気にしないでくださいよ」

坂津「君ならそう言うと思ったよ。・・・あぁ、そうだ。特に他意は無いけど、良かったらこれ使ってみてくれ」

加納「なんですかこれ。開けてもいいですか?・・・え、ちょっと課長、なぜこんなものを僕に?意味不明です」

坂津「いや、桐谷さんから聞いたんだけどね、ほら、彼女は絶賛育児中だろ?よく使うんだってさ、おしりふき」

加納「それは分かりますが、なぜそのおしりふきを、しかもこんなに大量に僕に渡すのかが理解できないんです」

坂津「それ赤ちゃんの肌にも使えるし保湿もしてくれるから、手だけじゃなくて口とか拭いても大丈夫らしいよ」

加納「ッ!?なるほど!さすがに赤ちゃんのおしりふきは思い付きませんでした!ありがとうございます課長!」

 

結構な潔癖症である加納くんは、隙あらば除菌用のウェットシートで自分や周囲の物を拭き拭きしているのです。

以前はそんなに気にならなかったのですが、最近は空気の乾燥も手伝ってか、手荒れが目立つようになりました。

若くて瑞々しい加納くんの指先がガザガサしているのが可哀相で、それを桐谷さんと本間さんに話してみました。

「乳幼児が居る家ではあるあるだと思うけど、おしりふきで何でも拭いちゃうwでもそれが意外としっとりなの」

という桐谷さん情報を元に、私たち三人でおしりふきを加納くんの誕生日プレゼントにしようと決めたのでした。

 

坂津「今日、誕生日だろ?桐谷さんと本間さんからだよ。毎年クリスマスと一緒にされて嫌だって言ってたよな」

加納「覚えててくださったんですか!ありがとうございます!大切に使います!本当にありがとうございます!」

桐谷「大切にってw所詮はおしりふきなんだからどんどん使いなよ。しっとり具合は毎日使ってる私が保証する」

本間「そんなことはいいからケーキを食べましょう!ほら!もうロウソクの火を消すくだりも省略しましょう!」

加納「桐谷さん!本間先輩!こんな時間なのに・・・帰ってからもう一回来てくださったんですか?僕のために」

坂津「どうせ私と加納くんは最後まで残るだろうからと、二人が企画してくれたんだよ。良かったね加納くん」

 

こういうイベントがあると、忙しさでゼロに近かったライフが回復して、また明日から頑張ろうって思えますね。