どうも、坂津です。
皆様は「月の兎」をご存知でしょうか?
セーラームーンだと思ったそこのあなた!違いますよ!
でも思考回路が同じなので友達になりましょう。
違います!これですよ、コレ!
猿、狐、兎の3匹が、山の中で力尽きて倒れているみすぼらしい老人に出逢った。3匹は老人を助けようと考えた。猿は木の実を集め、狐は川から魚を捕り、それぞれ老人に食料として与えた。しかし兎だけは、どんなに苦労しても何も採ってくることができなかった。自分の非力さを嘆いた兎は、何とか老人を助けたいと考えた挙句、猿と狐に頼んで火を焚いてもらい、自らの身を食料として捧げるべく、火の中へ飛び込んだ。その姿を見た老人は、帝釈天としての正体を現し、兎の捨て身の慈悲行を後世まで伝えるため、兎を月へと昇らせた。月に見える兎の姿の周囲に煙状の影が見えるのは、兎が自らの身を焼いた際の煙だという。
他者への献身を試された三匹の獣ですが、これが現代社会の人類だとしたらどうなるでしょうか?
助け起こすどころか、近寄る者も居ないかもしれません。
そんな世知辛い、冷めきった、情け容赦ない、寒風吹きすさぶこの社会の中でも、特に非情で冷視線の行き交うインターネット世界。
すみません。
言い過ぎました。
いやしかし、騙し騙されディスりディスられが横行する厳しい世界であることは疑いようも無い事実です。
今回ご紹介させていただくのは、そんな過酷なネット世界で私が出会った奇蹟。
本当にあった奇蹟のお話です。
わたくし坂津は、イラストを描くことが趣味のひとつであります。
下手の横好きというのは厄介なもので、身の丈を知っているにも関わらず行為そのものが好きだから辞められないという不幸な体質です。
昔はパソコンなんてありませんから、紙と鉛筆でガリガリと描いておりました。
三つ子の魂百までというのは使用法が違う気もしますが、紙と鉛筆で描くという手法はパソコンが普及した後でも変わることはありませんでした。
そんな変われない私を置いて時代はどんどん変わります。
印刷屋さんは紙原稿を嫌がるようになり、手描きしかできないの?的な風潮は瞬く間に広がっていきました。
それでも私はスキャナとフォトショップを駆使し、手描き原稿をデジタル風に加工してどうにか入稿を行っていました。
しかしそれは途方も無く効率の悪い方法でした。
サークルの仲間からも「坂津おそい」「おそい坂津」と罵られ、原稿の仕上がりはいつも一番最後でした。
なぜみんなそんなに早く描けるのか、知った時の驚きは今でも鮮明に覚えています。
ペン・・・タブ・・・?
ペン状のツールで板状のツールに線を引くと、そのままパソコンの画面に線が描けるという夢の様なインターフェイス!
現代にそんなサイバーなアイテムが存在しているのか!?
あの驚愕から、もう12~13年が経過しようとしています。
結局私はペンタブを使いこなすことができず、未だ鉛筆とマウスが愛用品なのでした。
でも・・・それには限界がありました。
ペンタブが欲しい!
どうしてもペンタブが欲しい!
そんな切なる願いを妻にぶつけましたが、ぶつけた願いは妻に当たってポンッと弾かれベシャっと床に落ちました。
慌てて拾い集めようとしましたが、間に合いませんでした。
しかし。
え?
いやいやいやいや。
そんな。
まさか。
インテュオスって、あのワコムさんの?
いくら私がネットに疎いからといって、さすがに騙されませんよ。
と、思っていたら。
キタァーッ!!!
本当に贈ってくださったんです!
しかも送料までご負担いただいて!
丁寧な梱包と親切なお手紙まで添えて!
この世に神様が居るとしたら、きっと人の姿をしていて、すぐにはそれと気付かないように私達に混じって生活しているんだと思います。
そして私は幸運にも、その神々の皆様にこのブログを読んでいただいております。
そんな神様だらけのはてな湖に願いをぶん投げたら女神様が出ていらしたわけです。
影崇拝様「あなたが投げた願いは、この金のペンタブ?それとも銀のペンタブ?」
坂津「intuosです!」
こんな私の為にご自身のペンタブを贈ってくださった女神さま。
その御名は、影崇拝様。
深い考察としっかりしたお考えをお持ちな上に
絵が超絶うまい!
本当にこんなことがあるんだな。
ブログ書いてて良かったな。
どうやって恩返ししようかな。
何かできること、無いかな。
・・・。
・・・そうだ。そうだそうだ!
影崇拝さまご本人にはもちろん感謝を忘れず、隙あらば何か恩返しをと思いますが、何よりこの奇蹟はきっと「連鎖」させることが重要なのではないか!
そのために私ができること!
それは。
まずペンタブの練習じゃね?
ふおおおおお・・・
紙と鉛筆に慣れすぎてて感覚が掴めない。
でも消しゴムを使わなくて良いのはやっぱり素晴らしい!
戻るボタンもありがたい!
これからしばらく私のブ活は朝練も伴うようになりますな。