どうも、坂津です。
昨日は実に「私らしく無い日」でした。
休日にも関わらず7時に起床。
パズドラを起動してスタミナを消費する。
7時半から皆様の記事を拝読、拙ブログの更新。
9時半には洗濯物を干し、軽めの朝食を摂る。
そして10時に、出掛ける。
行先はトレーニング器具があるスーパー銭湯。
妻と二人で2時間ほど運動し、滝の様な汗を流す。
お互いにゆっくり入浴を済ませ、爽快な気分で帰宅。
妻「旦那ぁ、お昼は何食べたい?」
私「らぶやん(私は妻をこう呼ぶ)の食べたいものは?」
妻「特に無いから決めて」
私「えとね、じゃあね・・・ハ、ハンバーグ・・・駄目?」
妻「別にダメじゃないよ。ちょっと時間かかるけど良い?」
私「良かったら、あの、一緒に・・・作りたい・・・」
妻「そう?じゃあ一緒に作ろう」
私は表情こそ変えないものの、心の中で狂喜乱舞しました。
妻は自分のペースを乱される(自分ルールからはみ出る)ことを極度に嫌いますので、あまり私を台所へ入れてくれません。
ですので私が料理できるのは妻が不在の時だけです。
しかし昨日は違った!
運動による発汗と、その後の入浴によって肉体的にも精神的にも爽やかになっている妻の了承を得ることに成功したのです!
私は何でも妻と一緒にやりたい派なので、こういうOKを貰うと泣いて喜びます。
もう12時を回っていましたが急いでお昼ご飯を作ります!
まず最も重要な工程として、グラスにワインを注ぎます。
調理中は暑いので氷を入れたグラスに普段飲みの安い赤ワインを。
1500mlで1100円の格安です。
次に冷蔵庫からタマネギを取り出し半分に切ります。
淡路島産でないのが悔やまれます。
半分はハンバーグに、もう半分は妻に渡します。
タマネギをオロします。
本当は水中眼鏡が必要でしたが、急な戦闘でしたので防具が不十分でした。
目から心の汗を垂らしながら半玉をペーストにします。
靴下が写り込んでいます。
タマネギペーストの中にケチャップと中農ソースと小麦粉を入れます。
分量は適当です。
レシピブログでは無いのでその辺は御愛嬌。
本当に適当です。
押して出た分だけ。
ちょっとワインが減っています。
混ぜます。
これ以降は手がベトベトンですのでグラスが持てません。
飲めません。
なのでスピードを上げて工程をこなします。
ひき肉を投入します。
「華山獄握爪(かざんごくあくそう)!」と叫んだら妻に怒られました。
ちなみに北斗の拳でケンシロウと戦った敵「バスク」の必殺技です。
すごい握力の技だと思ってください。
良い感じにまとまってきたら、丸める前に等分にします。
今回は4つにしますので十字に切り分けます。
「南斗水鳥拳(なんとすいちょうけん)!」と叫ぶ前に自重しました。
台所から追い出されたらたまりません。
私は我慢のできる大人です。
でも小声で「シャオォォォォー!」と甲高く囁きました。
丸めます。
油をひいたフライパンに並べます。
どうせ焼いたら小さくなるので、あまり気にしなくても良いのだそうですが、タネ同士がくっつかないように細心の注意を払いました。
中央を凹ませる意味は知りませんが、それがルールだということはどこかで聞いたので窪みを作りました。
焼きます。
中火で、少しだけ焼き目が付くまで焼きます。
フライパンを揺らしてハンバーグが動くようになったら大仕事が待っています。
焼き土下座ネタが頭をよぎりましたが、もうふざけることはできません。
ここは台所。妻の領地内なのです。
焼いている時間を使ってキャベツを千切ろうと思います。
焼きに入った時点で手を洗いましたので、グラスが持てます。
ヒャッハー。
ハンバーグの片面が焼けてきたので裏返します。
この時点ではまだ中身は生で柔らかく、上手に返さないと崩れてしまいます。
この時が最も緊張する場面であり、この返しさえ上手くいけばもう何も怖い物は有りません。
上手く返せたのでテンションが上がりましたが、ここでも騒がない大人な私。
なにせ真後に妻が居るのです。
両面に美味しそうな焼き目ができたら、白ワインを注ぎます。
分量は察してください。
あとは蓋をして中まで火を通します。
時間は察してください。
ハンバーグが焼けたら、フライパンに残った油とか肉汁とかにケチャップと中農ソースを流し込みます。
分量は・・・
3回押して出た分だけです。
ぐつぐつ煮詰めたソースをハンバーグにかけます。
これは両手でしますので撮影ができません。
妻にお願いしました。
手しか写っていません。
文句は言いません。
調理中に飲んでいたのよりもちょっと良いワインを用意しました。
赤ワインなのに発泡しているランブルスコという種類のワインです。
私がハンバーグを作っている間に妻は2種類のポテトサラダを作ってくれていました。
冒頭で渡したタマネギの半分はこれに入っています。
いつの間にか14時。
遅い昼食となりましたが非常に満足な出来栄えです。
ここで私は大変なことに気が付きました。
私「・・・らぶやん、ナツメグ入れるの忘れてた・・・」
妻「ああ、良いよ。ナツメグ切らしてたし」
私「そ、それでも五香粉くらい入れれば良かったよね、ごめんね」
妻「塩・コショウでも良かったね。まぁ良いよ。次は忘れずに入れよう」
妻の寛大さによって救われました。
ようやく「いただきます」です。
正直、抜群に美味いってことはありませんでした。
やっぱり香辛料は必要です。
しかし普通に美味かったです。
ランブルスコがすすみます。
軽く1本を空け、続きは普段飲みの安いやつ。
私「ねぇらぶやん、さっき『次は忘れず』って言ったじゃん」
妻「うん、言ったね」
私「それは、また一緒に作っても良いということでしょうか?」
妻「そだね。来週またやってみようか」
私「ぃいやっひょぉぉぉーい!!」
妻「うるせえ!」
妻の百裂拳を喰らいながら、幸せを噛みしめた私です。