どうも、坂津です。
突然ですが、このブログのタイトル、『かなり』には実はちょっと意味がありまして。
今更な感じが激しいんですが、一応説明をばさせてください。
まず最初は普通の使われ方の通り「とても」とか「すごく」とか 、そんな意味です。
→使用例)坂津はかなりイタい奴らしいぜ?
次に「否定はしないけど全肯定でもない。まぁ一応許容しておこうか」という意味。
表記としては「可也」です。
→使用例)たこ焼きがおかず?私はしないけど、まぁ理解はできるから可也。
最後に「坂津佳奈という人格の考え方や言動に倣って行動する」という意味。
表記としては「佳奈り」です。
→使用例)ここはひとつ前向きに解釈して、みんなで佳奈りましょうよ。
決して頭がおかしくなったわけじゃ無いんですよ。
「なった」んじゃなくて元々から頭はおかしいんです。
最初から、ブログを始めようと決めた時からこの構想でした。
でもなかなか言い出せなくて。
まぁ、どうでも良いですね。
「坂津さん、倉庫のシャッターの近くの屋根に蜂の巣があるんですよ」
「ほう。それを私に報告して、どうするつもりだ?」
「いや、ほら、坂津さんて蜂にも動じないじゃないですか」
「そりゃね。相手がスズメバチってんなら話は別だけど、どうせアシナガバチでしょ」
「そんな蜂の種類なんてしりませんよ」
「お前、敵のことをよく調べないで挑もうとするから恐怖が生まれるんだよ」
「はぁ・・・そんなもんですかね」
「で、私が駆除すりゃいいのね」
「お願いします」
左手に殺虫スプレーと右手にスリッパ(蜂用)を装備して倉庫へ。
そこで私は目を見張りました。
トータルリコールのシュワちゃんくらい目を見張りました。
デカッ!!
私が今まで対峙して退治してきた巣は大きくても直径10cm程度まで。
今回のは20cmを軽く超えています。
そもそも私が蜂の巣を襲撃する時は、そろそろ捨てようかというようなボロボロの雑巾を手に持って、群がる蜂ごと巣を掴んでそのまま包み込み、ビニール袋に入れて結束。
基本的にはコレで滅してきました。
しかし今回の巣は大きすぎて、文字通り私の手に余るのです。
いっぱいに広げた親指から小指までが22cmという可愛いおてての私では、直径が20cmを超える巣など掴めようはずもありません。
別の作戦を立てなければ。
これは「かなり」危険なミッションです。
しかし社内でも好んで蜂に立ち向かうような変態は私だけです。
市役所もスズメバチ以外の駆除はしてくれないし、業者を呼ぶのも経費が掛かるし。
そうだ、コレしか無い!
脳内で行われていた総勢12名の小さな私による坂津サミットで駆除方法の結論が出たようです。
まず段ボール箱を用意します。
上部を開け放った状態で、隙間が無くなるようにガムテープで補強します。
次に下部の角一箇所に小さな穴を開けます。
屋根の下にぶら下がる巣を、この箱でホールドします。
屋根が蓋になり、蜂は逃げ場を失うと言う算段です。
そして下に開けた穴から殺虫剤を噴射。
これで完璧、だそうです。
私はサミットの決定に従い、段ボール箱を用意してガムテープで目貼りをし、下部に穴を開けました。
箱と殺虫剤を小脇に抱え、脚立に登って巣に近づきます。
かぽ。
まずは巣を箱で覆うことには成功しました。
蜂たちは飛び立つことも無く、おそらく包囲されたことにも気付いていないでしょう。
油断し過ぎですね。
ぷしゅー。
穴からの薬剤噴霧も順調です。
ぽと・・・ぽと・・・
箱の内部に落ちてもがく蜂どもの断末魔が手に伝わってきます。
ちょっと大掛かりだし殺虫剤も使うので常套手段にはできませんが、大きな巣の場合はこの方法も「可也」です。
と、思って油断していたのは私の方でした。
屋根の天井部分に押し付けていた段ボールですが、天井にある若干の起伏でできた隙間から蜂が顔を出しました。
これはマズい。
巣に居たのが何匹で、段ボールの底に落ちたのが何匹なのかまるで分かりません。
ヤバい、透明の何かでやるべきだった・・・。
今この箱を支える手を放すと、一体どれくらいの数の蜂が飛び出すのか・・・。
しかしこのまま隙間からの脱出を許せば、私は無防備この上ない脚立の上で為す術なく逆襲を受けるでしょう。
意を決した私は脚立から飛び降りました。
とうっ!
空中でも巣から視線は外しません。
どうやら飛行可能な蜂は4匹だけの様子。
その他は段ボールの底でおねんねしています。
着地した私は冷静に蜂の動きを追います。
すでに殺虫剤に汚染されているため、飛び方も不安定でフラフラしています。
まず不用意に近づいてきた1匹に右手をフルスイング!
全力ビンタを喰らった蜂は地面に転がります。
そいつを踏む為に一歩進みつつ次の蜂めがけてアタック!
日向翔陽にも負けない強烈なスパイクで2匹目を仕留めます。
あとの2匹は少し高い位置をホバリングしているため手が届きません。
しかし私はツインビーに向けて殺虫剤を噴射。
急降下してくる1匹にハイタッチ!
残るは1匹!
孤軍奮闘の彼奴は飛ぶことを拒絶し、壁にとまりました。
チャーンス☆
私はキラリと目を輝かせ、中指を折りたたみます。
親指のロックを外せば破壊力抜群のデコピンが炸裂!
ふぅ~。
私の圧勝です。
もし皆さんの周囲でも蜂の巣があって怖がっている人が居たら、この方法で駆除してみてください。
驚くほど簡単に退治できますよ。
さぁみんなで「佳奈り」ましょう。
蜂が怖くて仕事にならない人から救世主として崇められましょう。
普段は2次オタ変態扱いの私も、このときばかりは社内から称賛されます。
蜂退治のできる2次オタ変態扱いに格上げです。