『かなり』

干支に入れてよ猫

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ご存知でしょうか?【鶏の肩肉】

どうも、坂津です。

我が家の夕食時の会話をお届けします。

 

妻「今日のお肉、ちょっと珍しいんだよ」

私「え?ツチノコとか?」

妻「居ねぇよ。居ても食わねぇよ」

私「だーよーねー」

妻「鶏の肩肉だってさ」

私「は!?鶏の・・・肩肉・・・?」

妻「うん。そう書いてあったよ」

私「だって鶏に肩なんか無いじゃん?」

妻「だよねぇ。でも『希少な部位、肩肉』って書いてたの」

私「ふーん。手羽元の付け根とかかなぁ」

妻「そーかもねー」

 

てか鶏の肩の肉?

なんかイメージ的にほとけ御石みいしはちとか、蓬莱ほうらいの玉の枝とか、火鼠ひねずみかわごろもとか、龍の首のたまとか、燕の産んだ子安貝こやすがいぐらいの無理難題?

鶏の肩の肉を食わしたら結婚してくれんじゃねぇかな月のお姫様。

 

いやいやいや、違う違う。

私の発想に柔軟性が足りなかった。

きっと『肩のある鶏』なんだろうな、品種的に。

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たぶんこんな鶏なんですよ。

CV榊原良子なんですよ。

 

妻「節子それ鶏ちゃうシレーヌや」

私「じゃあ鶏の肩肉って何なんだよッ!(錯乱)」

妻「いいから食べちゃいなYO」

私「わかった(もぐもぐ)」

妻「どう?」

私「ん~、ちょっと固いかな?」

妻「肩コリの鶏だったんかね(笑)」

私「ちゃんと揉みほぐしてから出荷してほしいね」

妻「そのうち開発されるんじゃない?」

私「ん?何が?」

妻「『鶏肩肉~マッサージ済み~』みたいな」

 

キタコレ!

すごいこと思い付きました!

今流行のコラボってやつですよ!

全国の地鶏業者さん×ピップエレキバン

 

『国産エレキ鶏』とかどうよ?

 

 

ピップ エレキバン MAX200 24粒入

ピップ エレキバン MAX200 24粒入

 

いかがですかピップ株式会社さん!

ひな鳥の内から肩部に磁石を装着して育てて、肩コリ知らずの柔らかい肩肉!

 

『青森シャモロック1,300ガウス

『比内マグネループ地鶏』

『名古屋200ミリテスラコーチン

『磁気土佐ジロー』

『天草エレキ大王』

 

いや、もうこれは鶏を超えて豚や牛なんかの畜産業全体を巻き込んで『食肉×磁気』という一大産業が発起すること間違い無し!

なんならマグロとかハマチとかの生簀いけすにも磁気っちゃえば!?

 

『養殖マグロ~磁気いけす育ち~』

 

「やっぱマグロは天然モノじゃないとね」と声高にうそぶいていた人々が「きゃあー磁気いけすのマグロよぉー素敵ぃー抱いてぇー」となるんです。

 

あ!そう言えば最近、熟成肉とか流行ってるじゃないですか。

その熟成、エレキ部屋でやったらどうです!?

 

『A5ランクの国産黒毛和牛を強力な磁気ルームで熟成』とかめちゃくちゃ付加価値じゃないですか!?

 

もういっそのこと、焼くための鉄板も強力磁石にしちゃいましょうよ!

磁力で育ち磁気で熟成され磁石で焼かれたお肉。

絶対に柔らかくて美味しいと思いますよ!?

ピップさん早く!

 

 

私「と、思うんだけど、どうかな!?」

妻「ピップさんに直訴してみる?」

私「聞いてくれるかな?」

妻「時期尚早だと思う」

私「だよね」

妻「『か磁気まぐろ』ならいけるかも」

私「天才なの?」

妻「たぶん、なマグさいと思うけどね」

私「それはちょっと遠いかなぁ」

妻「黙って食え」

私「はい」

格好良すぎてキモイ

どうも、坂津です。

髪を切りに行けなくて長くなったのが鬱陶しくなり、思い切ってハードジェルでオールバックにしています。

いつもと雰囲気が(容姿的に)違う私が、今日は柄にもなく甘い言葉をキメてみようと思います。

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■お前を信じる

 

「誰も私の事なんて信じてないのよ」

 

「そんな悲しいこと言うなよ!」

 

「悲しい?いいえ、これは事実よ」

 

「俺が信じる!俺だけはお前のこと、信じるから!」

 

「優しいのね。でも、貴方が不幸になるわ」

 

「構うもんか!俺はお前を信じると決めたんだ!」

 

※赤文字は『最近頻繁に届く迷惑メール』です。

 

 

 

■絶対に放さない

 

「俺は、絶対にお前を放さない!」

 

「最初はみんなそう言ってくれたわ」

 

「俺は他の奴らとは違う!」

 

「どうかしら。貴方も時が経てばすぐに私から手を放す・・・」

 

「お前を手放すなんて考えられない!」

 

「信じてあげるわ。今は、ね」

 

※赤文字は『中学生男子が乗る自転車のハンドル』です。

 

 

 

■俺が守る

 

「何をそんなに嘆いているんだい?」

 

「みんなが私の事、蔑ろないがしろにするの・・・」

 

「そんなこと無いだろ?」

 

「本当よ・・・私の存在価値なんて・・・無いのよ」

 

「俺が守ってやるよ」

 

「え?」

 

「例え世界中の奴らがお前を無視したって、俺にはお前が必要だ」

 

「ほ、本当に?」

 

「ああ、絶対に守る!」

 

「嬉しい!ちゃんと守ってね!」

 

※赤文字は『栄養ドリンクの用法・用量』です。

 

 

■俺がお前をすくい出す

 

「助けてぇーッ!!」

 

「くそっ、俺としたことが・・・油断した!」

 

「ああぁぁぁぁーッ!!」

 

「待っていろ!俺が必ずお前をすくってやるからな!!」

 

「・・・(ざぶーん)」

 

※赤文字は『遠くの大皿から口に運ぶ最中に箸から刺身醤油の中に落ちたおかず』です。

 

 

 

■お前はお前だ

 

「すまない、待たせたな」

 

「今更ね、遅かったわ・・・」

 

「なん・・・だと・・・?」

 

「御覧の通り、私は穢れてしまったわ」

 

「そ、そんなことない!」

 

「この姿を見てもまだそんなことが言えるの!?」

 

「うっ・・・」

 

「こんなに汚れてしまった私に、貴方の元へ還る資格なんて無いわ」

 

「そんな悲しいこと言うなよ。どんな姿になったって、お前はお前だろ?」

 

※赤文字は『遠くの大皿から口に運ぶ最中に箸から刺身醤油の中に落ちたおかず』です。

 

 

 

■どうってこと無いさ

 

「みんな俺のせいだ・・・俺が、俺がしっかりしていれば!」

 

「そう自分ばかりを責めるな」

 

「俺があいつをしっかり掴まえてればこんなことには!」

 

「起こってしまったことを嘆くより、これからどうするかだろ?」

 

「優しいな・・・俺のせいで、お前らにだって酷い被害が出たんだぜ?」

 

「なぁに、これくらいどうってこと無いさ。時が癒してくれる」

 

※赤文字は『遠くの大皿から口に運ぶ最中に箸から刺身醤油の中におかずが落ちたときに飛んだ醤油が散ってシミができてしまったテーブルクロスとシャツ』で、放っておいても時が癒してくれることはありません。

 

 

 

この記事は↓腐女子ちゃん↓に対するオマージュです。

一気にor徐々に

どうも、坂津です。

この記事の続きです。

あらすじ

入社2年目に突入した加納くんと、彼の先輩である本間さんは絶賛社内恋愛中ですが、ひょんなことから喧嘩をしてしまいました。

その痴話喧嘩に巻き込まれた私は仕方なく上司の特権を濫用し、二人に少し困難な仕事を押し付けたのでした。

二人で困難に立ち向かうことで和解の助けになればと思ったのですが。

 

基本的には会社に一番乗りか二番乗りする私。

なので事務所の鍵が開いていると、今日は二番か~と思いながら事務所に入ります。

 

坂津「はよーッス」

加納「おはようございます」

坂津「ん?加納くん、まさか徹夜・・・?」

加納「はい。課長が出勤されるのを見るの初めてです」

坂津「だよね(笑)」

加納「提出は昨日中ということでしたが、今朝になってしまいました」

坂津「いや、それは構わないけど、本間さんは?」

加納「さすがにシャワーは浴びたいと言って、今帰ってます」

坂津「そっか。じゃあ早速内容を見させてもらうよ」

加納「お願いします」

 

よくもあんな短時間でここまで、という出来栄えでした。

提出先が大口のお客様なので中途半端なものでは許されません。

私が手直しすること前提で出した指示でしたが、ほぼこのまま使えそうです。

 

坂津「すごいじゃないか、良くできてる」

加納「本当ですか!?ありがとうございます!」

 

いつも冷静な加納くんの熱い一面を見た気がします。

私の悪い癖は、力量を計るときに少しずつ水を注ぐことです。

相手をコップに例えてね。

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思えば私に対する、社長や部長のやり方は、とりあえず溢れるまでドバッと注いでしまう方法です。

溢れた時点でそれが相手の器であり、溢れた分のフォローをする、というスタンス。

私の場合はちょっとずつちょっとずつ注いでいきます。

1回注ぐたびに「大丈夫?」「溢れてない?」と聞いてしまいます。

これ、気遣いしているようで実は、成長を阻害していたのかも知れません。

 

坂津「このレベルが作れるんなら、色々任せられる仕事が増えるな」

加納「徹夜はもう勘弁ですけどね」

坂津「ははは。そうだね。普通はもっと納期あるから大丈夫」

加納「それなら安心です」

坂津「さて、それはそうと加納くん」

加納「はい、何でしょうか?」

坂津「あと2分で始業だけど、本間さんは間に合うかな?」

加納「うわ!」

 

このあと加納くんが、電話もメールもLINEもしたけど返事はありませんでした。

絶対寝たな。

 

坂津「加納くん、今日は昼で上がって良いよ」

加納「え?僕そんなに眠そうですか?」

坂津「いや、それは大丈夫。振休が残ってたでしょ?」

加納「ああ、そう言えば。半日分ありましたね」

坂津「今日ヒマだし、消化してくれた方が逆に助かる」

加納「お気遣いありがとうございます。ではお言葉に甘えて」

坂津「その代わりと言っちゃ何なんだけどね」

加納「はい」

坂津「本間さんを起こして出勤させてくれないかな?」

加納「あー、かしこまりました」

 

本間さんの家はちょっと遠いので、朝シャワーを浴びに帰った先は十中八九、加納くん家のはずです。

で、ウチの部署はヒマな日ですが本間さんが所属する事務部隊はとても忙しそうでした。

どう見ても本間さんの手が必要です。

 

坂津「おは・・・おそよう、本間さん」

本間「うぅぅ。スミマセン・・・(-_-;)」

坂津「事務の課長には体調不良って言っといたから」

本間「ありがとうございますー(;▽;)」

 

さすがに無断欠勤はアカンので、社内的な勤怠届けは細工しておきました。

本間さんはソファに座って髪の毛拭きながら寝てたそうです。

加納くんが帰って起こすまで爆睡だったとか。

ちなみに二人が仲直りした感じなのはなんとなく伝わりました。

詳細は聞いていませんが、よほど二人で協力して頑張らないと完成しないレベルの資料が作成されていたのが証拠です。

良かった良かった。