『かなり』

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『明か刻のレイン』が超絶面白い 月刊少年ガンガン5月号掲載の読切

どうも、坂津です。

タイトルで言いたいことを全部言ってしまいました。

ときのレイン』がめっちゃ面白かったよって記事です。

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内容に触れるとネタバレになってしまうので、簡潔に感想を述べるとこんな感じです。

 

■良かった点

・ファンタジーど真ん中の世界観

国、一族、能力などなど、正統派ファンタジー好きにはたまらない設定。

全てを語り尽くさず『作中では語られていない詳細設定が盛りだくさんなんだろうな』と読者が妄想する余地を残した表現が散りばめられている。

・主人公が魅力的

タイトルになっている主人公のレインと、ヒロインのニコラがとにかくカッコイイ。

暗い過去の影響で竜蟠鳳逸りゅばんほういつよろしくのんびりと日々を過ごすレインと、自身の潜在能力を発揮したくともできないニコラの境遇が対照的。

・喜怒哀楽のバランスが良い

楽しいだけ、悲しいだけなど、読者の感情を一色に染めるタイプの作品ではなく、笑いも悲しみも感動も、色々な思いをキャラクターと一緒に感じることができる。

特にシリアスシーンとコメディシーンの塩梅あんばいが心地良い。

・みんな優しい

基本的に登場するキャラクターがみんな良い人。

人を気遣い、察し、優しく接することができるキャラクター達に心が洗われる。

それが敵役のキャラクターの悪徳さを際立たせる効果にもなっている。

 

■残念だった点

・もう少し説明(伏線)が欲しい

物語がトントン拍子に真っ直ぐ進みすぎる感がある。

ただこれはページ数の限られた読切なので仕方無い。

連載になれば確実に解消できることなので棚上げしておこう。

・感情移入する余裕が欲しい

ニコラがレインに固執する、村人がニコラを受け入れる、レインがニコラを認めるなどなどの展開に、もう少し『そうなることが必然』と思えるエピソードがあると読みやすい。

ただこれはページ数の限られた読切なので仕方無い。

連載になれば確実に解消できることなので棚上げしておこう。

・余韻に浸る隙が無い

ストーリーのテンポが速く次々とイベントが起こりフラグが立つので、読み進めるのに心が忙しい。

ただこれはページ数の限られた読切なので仕方無い。

連載になれば確実に解消できることなので棚上げしておこう。

 

■まとめ

読切作品はそれ単体として完成度が高いと『それだけで満足』してしまいます。

1話完結を集めるオムニバスならそれもアリですが、長いストーリーのある部分を切り取った作品であるならば『これより前はどうなんだろう』『この後はどうなるんだろう』と読者に思わせる必要があります。

その視点で言えばこの『明か刻のレイン』は『読切としても及第点だが連載になればもっと面白いハズ』という期待を煽る構成になっていると思います。

 

だから私はこの作品を連載で読みたい!

是非とも毎月の生きる糧になって欲しい!

なのでみんな協力してくれないかな?

今から本屋さんへ走ってガンガンを買ってアンケートハガキに『明か刻のレイン連載はやく』って書いて投函してくれないかな?