『かなり』

干支に入れてよ猫

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美食的なフィーバー 旅行記05

どうも、坂津です。

妻と二人で新潟県へ旅行してきました。

新潟旅行エントリ まとめ

↑ここに記事が溜まってってます。

『旅行記05』ですが6記事目です。

 

周囲が暗くなったらお楽しみのディナータイム。

r.gnavi.co.jp

カーブドッチのガーデンレストランで素敵な時間と空間とお食事を満喫するのです。

 

決して派手ではありませんがとてもキレイなイルミネーションのゲートをくぐります。

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テーブルに用意されていたのは、見ただけで気圧けおされてしまいそうな食器類。

 

私「そ、外側から使うんだっけ?」

妻「騒々しくしなきゃどうやって食べても良いんじゃない」

私「なんでそんなに堂々としていられるんだ」

妻「最低限のマナーさえ押さえておけば少々間違ったて構やしないよ」

私「メンタルつえぇ・・・」

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妻「このナプキンの折り方きれいだねぇ」

私「よし、分解して構造を調べよう」

妻「おちで折れるようになってね」

私「善処します」

妻「あ、コースの内容が書いてあるね」

私「本当だ」

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妻「文字で書かれてもさっぱり分かんないね(笑)」

私「出てくるのを待つしかない(笑)」

 

さて、料理の内容案内の他にもうひとつ用紙がありました。

それがコレ。

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コースの料理それぞれに合わせたワインを持ってきてくれるとのこと。

至れり尽くしまくりじゃあないか。

 

で、さっそく1品目に合わせる1杯目。

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私「あ・・・ピノ・ノワールだね・・・」

妻「ぐあ」

 

ピノ・ノワールというのは赤ワインを造るためのブドウの品種です。

実は妻、このピノがちょいと苦手でして。

 

私「まぁでもこういう機会だから、一口飲んでみたら?」

妻「うん。そうだね」

私「じゃあ、何かに乾杯」

妻「何かに(笑)・・・あ」

私「どう?」

妻「美味しい・・・」

私「良かったねぇ!」

妻「嬉しい!」

私「さぁ料理に合わせよう!」

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妻「これが秋魚?」

私「そだね。真ん中のが茄子とお米のペーストだって」

妻「赤いソースが酒盗で黒いのがバルサミコね」

私「うお・・・酒盗のソースやべぇ」

妻「ホントだ!お魚のパリパリの芳ばしさとめっちゃ合う!」

私「しかもワインとも合う!」

妻「魚には白ワインだと思ってたけど、コレは意外」

私「ホントにね」

 

と、一品目から大満足の私たちでしたが、そこに素敵な笑顔のギャルソンさんが何かを持ってきてくれました。

 

「これは、コースには含まれていないものですが、もしよろしければ」

 

ダメなわけありません。

是非とも頂きます。

 

「アルバリーニョという、そんなにメジャーではない品種の白ワインですが、当ドメーヌの今後を担う、期待のワインを是非ご賞味ください」

 

私「アルバニーリョ・・・聞いたこと無いね」

妻「テンプラリーニョなら聞いたことあるけどね」

私「それ赤ワインだしね」

妻「まぁ、飲んでみよう」

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妻「ッッッ!!!」

私「ぉおお・・・神よ・・・」

妻「こんなワイン飲んだこと無い!」

私「神咲くんが探してる神の雫ってコレなんじゃね?」

妻「アルバニーリョ、オボエタゾ」

 

コース料理で、こんなインパクトのある感動的な美味を、こんな初期段階に出しても大丈夫なの?

後から尻すぼみなんてゴメンだぜ?

なんて心配は杞憂の中の杞憂、キング・オブ・杞憂でした。

 

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妻「あ、メルローだ」

私「ここのワインだね」

妻「うん。やっぱ飲み慣れてるから安心の美味しさ(笑)」

私「落ち着くねぇ」

妻「んで、これと合わせるのが・・・」

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私「佐渡黒豚って結構貴重らしい」

妻「絹乙女はサトイモか。皇室に献上もしてるってよ!」

私「美味しくて涙が・・・」

妻「旦那よ、ワインと合わせてごらん?」

私「ふおおお・・・これがマリアージュというものか・・・」

妻「改めて、料理とワインを合わせることの重要性を認識したね」

私「これでまだ2品目だろ?メインが来たらどうなっちゃうんだ・・・」

妻「とりあえず一旦落ち着こう」

私「んむ。パンでも食うか」

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私「ふおおおおおお!」

妻「ど、どしたの?」

私「パ、パンもバターも美味えぇぇぇ!」

妻「美味ラッシュに死角無しか・・・やりおる」

私「ああ、幸せパンチで殴打され中にもう次の攻撃が来てしまった!」

妻「幸福に打ちのめされようぜ」

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私「あ、次の魚料理には白ワインなんだね」

妻「この白にもアルバリーニョが入ってるんだ」

私「うん。このスッキリした酸味と塩味、間違いない」

妻「で、このお魚と合わせると・・・」

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私「ダメだ『美味しい』以外の修辞が出て来ない」

妻「言葉は無力よ」

私「圧倒的な美味の前に我々はただ平伏ひれふすことしか出来ぬ」

妻「さて、ラスボスのお出ましだ」

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私「この赤ワインはすごくしっかりした味だね!」

妻「メインのお肉と合わせるから、そりゃ負けてらんないよね」

私「料理とワインは一対いっついの芸術。まるで金剛力士こんごうりきし阿形あぎょう吽形うんぎょう雛人形ひなにんぎょう女雛めびな男雛おびな、配管工のマリオとルイージ・・・」

妻「うるせぇ」

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私「和牛さん、お世話になります」

妻「赤ワインソースがベストマッチだね」

私「コース料理が進むたびにスカウターが壊れる」

妻「美味力が跳ねあがっただと?ち、また故障か」

私「力のあるコース料理は人を疲弊させます」

妻「美味しむのにも体力使うよね」

私「旦那のライフが赤ゲージです」

妻「デザートで回復すれば良いよ」

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私「こ、これがデザート(ごくり)」

妻「違う違う。これはフロマージュ

私「あ、チーズね」

妻「うっわ、コクがスゴイ!濃厚で、胡椒も合う!」

私「まだ美味攻撃は終わっていなかったということか」

妻「さぁ次がデザートだよ」

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私「んむ。合わせるのはスパークリングだね」

妻「この爽快感はライフゲージ回復するよ」

私「エリクサーはここに在ったのか」

妻「酔っ払って戦闘にならんがな(笑)」

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私「正直、イチジクってあんまり好きじゃなかったんだ」

妻「うん。私も」

私「なのに・・・ちくしょう、私のイチジク観をガラリと変えやがって」

妻「アイスも美味しい!」

私「もう舌と胃と脳がバラバラに幸せを叫んでて収集が付かないね」

妻「素晴らしいコースでした」

 

 

本当にどの料理もワインも異次元の美味しさでした。

でしたが、私が一番良いなと思ったのは、スタッフさんの立ち居振る舞いでした。

当然ながら私たちの他にもお客様はいらっしゃって、各テーブルではそれぞれのペースに合わせたコースの進行があります。

それをベストなタイミング、ジャストな所作で執り行うスキルの高さ。

 

皆様も何か特別な日に、是非利用してみてください。

カーブドッチのガーデンレストラン、最高です。