『かなり』

『芸術』の捉え方はそれぞれ

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新社会人の皆さんへ

あけましておめでとうございます、坂津です。

新社会人の皆さんに是非とも聞いて頂きたいことがある。

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会社が、何のために君たちを採用したのか。

合同企業説明会に参加し、会社説明会を開催し、一次、二次の試験、面接を、なぜ行うのか。

企業が採用に掛ける費用は、一人当たり100万円を下らない。

しかも君たちが自分の食いぶち分の働きが出来るようになるまでに少なくとも1年はっかるだろう。

その期間も毎月給与は支払われている。

例えば給与が20万/月とすれば、会社の人件費としては40万/月となる。

それが1年続けば480万+採用の100万で、君たち一人一人に会社が掛けるお金は約600万円にもなる。

なぜ、それだけの経費を掛けるのか。

それは『投資』と考えているからだ。

君たちがいずれ、その600万円よりも大きな利益を、会社にもたらしてくれると期待しているからだ。

 

企業の第一目標は、存続である。

継続、継承、生き残りなど、様々な表現をされるが、とにかく企業として在り続けることが重要なのだ。

残念ながら、人は死ぬ。

客も従業員も等しく老い、やがて死ぬ。

企業もそれに合わせて老いたり、死んだりするわけにはいかないのだ。

新規顧客を開拓し、新しい従業員に代替わりせねばならない。

そのための君たちなのだ。

 

企業は常に新しい血を補充し、会社を老いさせない努力をする。

当然ながら拒絶反応は起こる。

しかしそれを乗り越えねば企業の存続など有り得ない。

 

例えば、ドラえもんの声優陣が総入れ替えされた。

2005年4月のことだ。

当時は批判的な意見がとても多かった。

元々日本人の性質として変化を嫌うというのもあるが、声が変わってしまったドラえもんへの違和感の大きさは簡単に払拭できなかった。

しかし、あれから12年。

当時小学生だった子供がもう22歳なのだ。

つまり、君たちだな。

君たちにとってのドラえもん水田わさびだろう。

何の違和感も無く受け入れていることと思う。

私のドラえもん大山のぶ代だ。

私より上の世代なら野沢雅子と言うかもしれない。

更に上なら富田耕生かもしれない。

 

声優の交代劇と言えば、ルパン三世も想起されるだろうか。

主人公であるルパン三世の声は、1995年に山田康雄から栗田貫一へと代わった。

また2011年には銭形幸一納谷悟朗から山寺宏一へ。

同年、石川五ェ門井上真樹夫から浪川大輔峰不二子増山江威子から沢城みゆきへと引き継がれている。

しかし、次元大介だけはずっと変わらずに小林清志なのだ。

御歳84歳!

アニメだけでなく洋画の吹き替えやテレビ番組のナレーションなどでも活躍する素晴らしい声優だ。

驚くことに彼は、英語が堪能であるという特技を活かし、洋画の翻訳と声優という二足わらじをやってのけた。

後に声優業に専念するようになると、その低くて重い渋声で人気となり、山田康雄クリント・イーストウッドを引き継ぐこともあった。

 

このとき、小林清志と同じくクリント・イーストウッド役を引き継いだのが野沢那智である。

私が言いたいのは、ブルース・ウィリスの吹き替えは野沢那智を置いて他にあるまいということだ。

特にダイ・ハードにおけるマクレーン刑事は、彼以外の声では考えられない。

驚くことにあのセリフはほとんどがアドリブなのだと言う。

それが可能なのは、彼自身がキャラクターを心底理解し、役に成りきることができたからこそだろう。

 

声優のみならず、役者であるならば是非ともこれを目指して欲しい。

もちろん台本に忠実に、与えられた台詞を大切に演じることが基本だ。

しかしそれではいつまで経ってもブレイクスルーは出来ない。

まずはしっかり基本をその身に叩き込み、そしていつの日か型破りな演技に挑戦する。

監督や演出、原作者と揉めることもあるかもしれない。

だが自分の役者としてのインスピレーションを信じて、やり通して欲しいと願う。